準備には限界があり、楽にはならない。決断が大事

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「準備」をしておくと楽になることもあるのですが、そうでないこともあります。
「準備」「準備」とあまりこだわらない方がいいケースもあるでしょう。
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準備すると楽?

昨日読んだ本に『グーグル、アップル、フェイスブックなどが実践する── 世界でいちばん自由な働き方があります。

AppleやGoogleをうんだシリコンバレーで活躍する日本人のインタビューをもとに、新しい働き方について書かれた本です。
その中に、

“準備すると言う人には、どこかに「あとで楽がしたい」という思いがあるのでしょう”

という1文がありました。

この場合の「準備」は、起業や転職といった人生の転機の準備を意味します。
たしかに、「準備」をしておけばあとが楽になるかもしれません。
しかし、しっかり準備ができてから起業や転職をしている人はほとんどいないでしょう。
どっちみち、起業後や転職後にも考え、行動し続けなければいけません。
準備には限界があるのです。

私も、独立前にしっかり準備していたとはいえません。
むしろ、独立後は新しいことだらけでしたし、準備しようがありませんでした。

 

 

楽になる準備・そうでない準備

「準備」には、やっとくと楽になる準備とそうでないものがあるのではないでしょうか。

たとえば、モノを準備するといった場合は、あとで楽になります。
前日までにしっかり準備しておくと、出発が楽です。

一方で、心の準備という場合は、楽になるとも限りません。
何事もトラブルは起きがちだからです。

トライアスロンで、ゴーグル、シューズなどを準備するのは、意味があります。
出発時に慌てなくていいですし、レースでも必須のものです。
しかし、いったん泳ぎだしてからのトラブルは、準備しようがありません。
泳いでいる選手がぶつかってきたり、潮の流れが変わったり、雨が降ってきたり。
練習による一定の準備はできますが、あくまでその場の対応力が求められます。

セミナーで話す場合も、一定の準備はできますが、あくまでその場で何を話すかが重要です。
きっちりシナリオを準備し、カンペを見ながら話していては、とっさの状況に対応できません。

打ち合わせの準備をいくらやっていても、その場での質問にこたえられないと意味はないでしょう。
準備に頼っていると、想定外の質問がくるとあわててしまいがちです。

ましてや、人生の一歩を踏み出す転機に対する準備には限界があるでしょう。
準備にこだわっていては、タイミングを逃します。

 

 

「楽はできない」と思っていた方が楽

冒頭に挙げた

“準備すると言う人には、どこかに「あとで楽がしたい」という思いがあるのでしょう”

という言葉を借りるなら、

起業や転職前に、いくら準備したって、楽にはならないといえます。
むしろ、過去の準備で楽ができた時代は終わっています。
時代の変化が激しくなっているからです。

最初から「楽はできない」と思っていた方が楽でしょう。
なにかとトラブルは起きるし、新しいことは勉強しなきゃいけないし、不安もあるし、悠々自適な人生とは縁遠いのですが、そうわりきっているからある意味楽です。

物事に準備は欠かせませんが、頼りすぎてもいけません。
特に今後の人生の準備には限界があるのです。
ときには、飛び込んでみる勇気も必要でしょう。

もちろん、できる準備はやっておくべきです。
起業や転職にそなえてできる準備とは、
・インプットやアウトプットなどの日々の習慣を大事にする
・目の前の仕事をこなすだけでなく、工夫し考える
・新しいことにトライすることに慣れる
ではないでしょうか。

こういた準備をしつつ、決断のタイミングを逃さないことがこれからの働き方には欠かせません。





【編集後記】

昨日のランチは、丸香のうどん。
ちょっと前にTVに出たようで、行列がさらに増えた気がします。
昨日は11時過ぎでしたが、すでに2,3人待ち。

暑い中並ぶのはつらいのですが、おいしいので、おすすめです。
丸香

【1日1新】
※詳細は→「1日1新」

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