独立後のしょうもない罪悪感を極小にする工夫

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独立当初苦しんだこと(そして今も)の1つは罪悪感です。
この罪悪感を極小、できるだけ小さくする工夫はかかせません。

※横浜アリーナにて iPhone XS

独立後の罪悪感

独立後は罪悪感を持つことがありました。
・スーツ着なくてもいいのだろうか
・通勤しなくていいのだろうか
・楽しく仕事をしてもいいのだろうか
そして、
・お金を受け取ってもいいのだろうか
と。

独立すると、自分ができること、責任を持つことが広がります。
時間やお金について罪悪感を持つことも多いでしょう。
しかしながら、その罪悪感にとらわれすぎて、押しつぶされていては、いい仕事もできません。

無料で提供したり、安くすれば罪悪感はなくなるかもしれませんが、長時間働き、値段を安くし、苦しんでいては、独立した意味がなくなります。

罪悪感を小さくする何かしらの工夫は必要です。

1歳8ヶ月の娘を預けて夫婦でコンサートへ行った話

罪悪感は、仕事だけはなく人生にもあります。
仕事と人生、罪悪感との戦いのわけですが、ただ、その罪悪感が本当に必要かどうか、そのせいでもっと多くのものを失っていないかを考えるべきです。

昨日もそんな出来事がありました。
宇多田ヒカルのコンサートに当選し、夫婦で行けることになりました。
完全抽選で、応募期間は、2018年の夏頃。
CDを買うと先行で応募できたので、早速買って応募したのでした。

デビューの『Automatic』から好きで、今でも聴いてます。
唯一といっていいくらい少ない、新曲が出たらネットで買うくらいです。
2002年の『SAKURAドロップス・Letters』は、当時受けていた税理士試験のお供。
試験前に好きな音楽を聴き、集中、その年の試験(法人税法、財務諸表論)は両方合格でした。
『光』は、私の中でベスト5に入るゲーム、キングダムハーツシリーズのテーマソング。
このシリーズ、2002年にスタートし、7作ほど。
すべてプレイしつつ、リメイクもされれば(PS2→PS3や、PSP→PS3、3DS→PS4など)それもプレイ。
そのたびに絶妙にアレンジされた『光』を聴いてきました。
このシリーズ、今も続いていて2019年1月25日に、キングダムハーツⅢが発売されます。
長期休暇とろうかと。
(ディズニーキャラとのコラボが注目されるこのシリーズ、それだけではなく、ストーリー、バトルシステム、オリジナルキャラなど魅力は多いです。いわゆるキャラものとは一線を画します。)

という思いで応募したのです。
しかしながら、大きな問題が。
最愛の娘(今、1歳8ヶ月)を連れて行けません。
ま、当たってから考えるかと応募だけしたところ、幸運にも当選したのです。

両親に来てもらう、妹に預けるなど考えた末、選んだのは、キッズライン。
(コンサート会場に託児所がありましたが、そちらの抽選は外れました)
キッズラインとは、ネットで申し込み1時間単位で頼めるベビーシッターサービス。
娘が生まれる前から注目していました。

罪悪感という話でいうと、「こどもを預けて夫婦でコンサート」ということには、罪悪感はありません。
そこで罪悪感を持って「こどもがいるから遊びに行けない」となるのも変な話です。
日本では、否定される傾向にありますが。

ただ、そうはいっても、全く知らない人が家に来ることを娘がどう感じるか、ずっと泣いてしまわないかという心配はありました。
昨日は、15時半ごろ保育園へ私が迎えに行き、「あれ、早くない?」とキョトンとしているような娘を連れて、自宅へ。
途中、なぜか泣き出したので、何か感じてるのかなと、スーパーで好きな食べ物を買って帰宅。
ベビーシッターさんに会うと、やはりしがみついてきて、顔を見ようとしません。
家に入っても、シクシク泣き出します。
1歳8ヶ月、人見知りもはじまっていて、知らない人への抵抗も強くなっている時期です。

そして、最近よくやる目をつぶってワンワン泣き出しました。
このとき、罪悪感が出てきたのです。
「やっぱこんなことやらなきゃよかった」
「やっぱ、コンサートやめようかな」(職場から直行する妻だけ行ってもらう)
とも考えました。

今考えると、しょうもない、本当にしょうもない罪悪感です。
そんなことしても何の解決にもなりませんし、娘がもし将来「コンサートをやめた」ことを知ったら悲しむし、怒るでしょう。

なんとか泣きやませようと、好きなジェルやバナナ、ジュース、アンパンマンのDVDなどを見せると、DVDに反応。
落ち着いてきました。
そのときに、ベビーシッターさんと話をしているうちに娘も落ち着き、それどころかパパも落ち着いてきたわけです。

「小さくても話を聞いているので、こうやってベビーシッターと親が話すのが大事」
「親が楽しむ、遊びに行くことを隠さず誤魔かさずに話したほうがいい」
「ベビーシッターに預けるときに、「すいません」と言ってはいけない。思いっきり楽しんできてほしい。そして帰ってきたらこどもにちゃんとそれを伝えるべき」
「やってほしくないことは、ちゃんと伝えるべき」
「自分のこどもは世界一と思っていいし、それを伝えていい。日本ではなかなかそれができないので積極的にやったほうがいい」
などなど。

「しょうもない罪悪感を持っていたら、お互いいいことはない」とわかっていたつもりですが、娘のことになると、全然できてませんでした。
2018年3月、保育園に預け出したときも、罪悪感があり、「預けないで自分でみようかな」と思ったことも。
ほんとしょうもないです。
子育てをすでに経験されている方にとっては、なおさら「しょうもないなぁ・・」と思うかと。
そういえば、預けた後、不安そうに見ていたからか、保育園の先生に、「不安そうにみていると、その不安が伝わりますよ」(ほら、さっさと行きなさい)と怒られたことがあります。

結果、娘も落ち着きベビーシッターさんと会話しだし、私もコンサートに行くことを伝え、予定よりも早く出かけました。
泣き出しましたが、もう大丈夫という確信はあり、心配はしていません。
しょうもうない罪悪感は捨て、横浜アリーナに行き、宇多田ヒカルのコンサートを楽しんできました。
感動してTシャツを3種類全部買って。
帰りまでの間、「寝たかな」とちょっと思いましたが、連絡をあえてとりませんでした。
(逐一連絡くれるようにも頼めるそうですが)

結果、20時半には抱っこ紐で寝て、22時過ぎに帰宅するとスヤスヤ寝ていました。

罪悪感を極小にする工夫

この話を書いたのは、私のしょうもない罪悪感のことを伝えたかったからです。
「しょうもない罪悪感を持っていたら、お互いいいことはない」ので、もし罪悪感をもつことがあれば、できるだけ小さくする、ときにはなくす工夫をしていきましょう。

次のようなことをやってきています。

逆から考える

逆側、相手・お客様側で考えれば、そんな罪悪感を持ってほしくないのではないでしょうか。
私が何かを依頼する方が、「高くてすいません」と言ったり、罪悪感のあまり安くしすぎたり、無料にして「なんでも聞いてくださいね」としたりしたら、頼みにくいですし、嫌です。

もし罪悪感を持ったら、逆から考えてみましょう。

一歩踏み出す

時間やお金で罪悪感があっても、一歩、ほんの小さな一歩を踏み出してみましょう。
たとえば、平日の時間を自由に使ってみる、休みにしてみるというのに罪悪感があったら、1時間だけそれをやってみるという感じです。
すぐ返信しなきゃ罪悪感をもつなら、1回だけスルーしてみるとか。
お金、値段に罪悪感があったら、無料を3000円にしてみる、3000円を5000円にしてみるというように、ちょっとずつちょっとずつ壁を破っていきましょう。
一応、私もちょっとずつ踏み出し、罪悪感と戦ってきました。

昨日の1件も大きな壁です。
これを破ったので、今後も夫婦で予定を入れようと思っています。
(夫婦でマラソンもできますな)

仕事を選ぶ

罪悪感がなくなるような仕事をするのも大事です。
自分が得意で、お役に立てそうな仕事をとる、選ぶことも欠かせません。
慣れていない、不安があるというのも罪悪感につながります。
私は、できることしか仕事にしていませんし、そうなるように日々工夫しているつもりです。
そして、どういった方から仕事を依頼してもらいたいかをとことん考え、そういう方からの依頼をいただけるような工夫を仕事の入り口でやっています。

仕事を選ぶこと自体に罪悪感を持つかもしれませんが、それこそ、しょうもない罪悪感で、お互いのためになりません。
断ることもしょうもない罪悪感を持ちがちですが、断らないことのほうが罪ですし、断りきれなかった自分に罪悪感を持つという負の連鎖が続いてしまいます。

値付けの話でいうと、無料で価値を提供することでも罪悪感を小さくするのもおすすめです。
それを無料相談にする手もあるでしょうし、社会活動にする方法もあるでしょう。
私が選んでいるのは、メルマガ、セルフマガジン、そしてこのブログです。

時間やお金に罪悪感を持っている方は、ぜひ工夫してみていただければ。
罪悪感はゼロになりませんが、それでいいと思っていますし、私はあらゆる仕事である程度の罪悪感を持っています。
ある程度の罪悪感は、自分へのプレッシャーになり、それが仕事につながるものです。

むしろ罪悪感がゼロになると道を踏み外す気がします。
そのほうが稼げるんでしょうけど。



■編集後記
「発売日に手に入るなら買おうかな」と思っていたiPadPro。
昨日の早朝時点では、14日出荷でしたが、目論見通り店舗予約分があり、無事入手。
買ってよかったです。
今日の記事は、iPad Proで書いています。

iPad Proを銀座へ取りに行き、セットアップして、一旦帰宅して、記事のように保育園→宇多田ヒカルコンサートという1日でした。

■昨日の1日1新

※詳細は→11新」

宇多田ヒカルコンサート
横浜アリーナ
キッズライン
iPadPro12.9(2018)
ApplePencil(第2世代)
SMART KEYBOARD FOLIO

■昨日の娘日記

最近、低い声で「うん」とか「う」くらいの返事をすることが。
誰の真似だか……。

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