データは同期・コミュニケーションは非同期

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効率化を考えるうえで、「同期」「非同期」をうまく使いたいものです。

※ホテルの電話 by Leica M10

「同期」というテクノロジー

仕事で便利なものに、「同期」があります。
「同期」とは、
・同じものになる
・同じ状況を保つ
といったような意味です。

「同期」は、ネット環境、クラウドの導入により、生活の中に自然と組み込まれているテクノロジーであり、うまく使うと、仕事がはかどります。

その最たるものは、データの「同期」です。

データは「同期」

データの「同期」とは、たとえば、自分のパソコンとスマホで同じデータを扱えるようにすることです(パソコンとパソコンという形もあります)。
直接つながっているわけではなく、クラウドを介して、つながっています。

クラウドとは何か?というと、そのサービスを運営する会社(Google、Dropboxなど)がデータを保管している場所で、特定の人・端末からのみつなげ、データを同じ状態にするしくみです。

パソコンでもスマホでもメールを見ることができ、送信することができます。
昔なら、携帯に来たメールは携帯でしかみることができず、携帯で送ったメールも同様で、パソコンで見ることはできませんでした。

データを同期していれば、パソコンで保存したデータをスマホで見ることもできますし、その逆もできます。

クラウドで使っているのは、ファイルを同期するサービスとして、よく使っているのはDropboxです。

Google、Microsoft、Apple、Dropbox、Evernote。クラウドサービスの選び方

データの同期を使えば、さらに、自分以外、お客様ともデータを共有ができます。

これが、「非同期」だとどうなるか。
データをメールで送って、一方で受け取り、また送り返すということをしなければいけません。
サイズが大きいファイルだと送ることが難しいという状況もありえますが、「同期」だとその心配もしなくてすみます。
(そのサイズ分の契約が双方に必要ですが)

データではなく紙だと「同期」はできません。
物理的なものなので、不可能なのです。

郵送や手渡しをして、自分と自分以外のどちらかに存在することになります。
コピーをしたとしても、どちらかが編集したものは、もう一方には当然反映されません。
FAXしても同様です。

データに関しては、「非同期」ではなく、「同期」が便利で、速く、間違いがありません。

一方で、「非同期」のほうがいいものもあると思っています。

コミュニケーションは「非同期」

「非同期」がいいのは、コミュニケーション。

もちろん、コミュニケーションには、「同期」、常につながっているというものもあります。
・会話(たまに非同期なこともあるでしょうが)
・電話
・チャット
・ビデオ通話
といったものは「同期」です。

「同期」のコミュニケーションの効果は高いのですが、常に「同期」だと仕事にならないのも事実でしょう。
「同期」を強いられる、強制的に接続を求められる電話はなおさらです。
独立前、独立して人を雇っていれば、会話もありえます。
私の場合は、ひとりなので、会話は皆無です。
(家族のみ)

「非同期」で済むことなら、こちらから「同期」を求めることも、極力しないようにしています。

「同期」のコミュニケーションはここぞというときのためのものです。
(提供しているメニューのほとんどは「同期」のコミュニケーションです)

仕事は集中して取り組むことで効率が上がるものですので、「同期」を限定することが欠かせません。
誰ともつながらず、自分とだけつながっている感覚です。

「電話が鳴らなくて仕事がはかどる」
「誰もいなくて仕事がはかどる」
といったことがあるのは、「非同期」だからでしょう。

「非同期」のコミュニケーションとして代表的なものには、メールがあります。
メールを送って適度なタイミングで返していただければいいですし、こちらもメールを受け取って適度なタイミングで返すので、負担がそれほどありません。
もし、「同期」のコミュニケーションが必要なら、その必要に応じてやればいいだけです。
常に「同期」ではなく、常に「非同期」たまに「同期」のほうが集中できます。

「非同期」のコミュニケーションとしては、
・ブログ
・メルマガ
・SNS
・YouTube
などもあり、ブログとメルマガは毎日やっているものです。

「同期」のコミュニケーションを常にやらない代わりに、こういった「非同期」のコミュニケーションを日々やり、バランスをとっています。
いわゆる「さびしさ」「人恋しさ」がないのは、こういったことをやっているからかもしれません。
(性格にもよるでしょうが)

ただ、より「同期」に近くなるSNSはあまりやらない主義です。

「同期」して伝えたいこと、聞いてほしいこと、知ってほしいことなどをひたすら発信しておくと、「非同期」にも慣れます。

とはいえ、このブログも含めて、読んでいただく「誰か」とコミュニケーションしながら書いているのである意味「同期」と言えるかもしれません。

2019年に3か月入院したときに、外界と遮断されました。
そのときにもなんとか乗り越えられたのは、日々発信し、コミュニケーションをとっていたからです。

「非同期」のコミュニケーションならではのつながりもあります。
メールも同様で、メールならではのよさを活かしたいものです。

「非同期」のコミュニケーションは練習も必要です。
通常は、目の前に人がいて「同期」していることのほうが多いわけですから。
巷で、テレワークがうまくいかないというのも当然で、練習する必要はあります。
私でも、独立後は、人がいないことに慣れませんでした。

「同期」ということを考えると、
・データが非同期(紙)、コミュニケーションは同期
ではなく、
・データが同期、コミュニケーションは非同期
のほうが、効率を上げるにはいいんじゃないかなと。

仕事は個の力も大事ですので、その個が集中する環境は欠かせません。



■編集後記
昨日、ソニーストア(オンライン)のPS5抽選を申し込み。
ここは数も多いでしょうから、期待したいところですが。

「1日1新」
とある体験
ソニーストア PS5抽選申し込み

■娘(3歳7ヶ月)日記
運動会の恐竜ダンスが気に入ったようで、まだ踊ってくれます。
「踊って」というと、ダメなのですが。

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