・【オススメ本】『新書がベスト』

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書籍の中でも新書は,1つのテーマに絞って書いてあることが多いこともあり,比較的読みやすいのが特徴です。
書店で新書コーナーに行き,数冊買うこともあります。
『新書がベスト』は,新書の読み方,レーベル(出版社)別の分析,オススメ本について書かれた本です。
著者は404 Blog Not Found でおなじみの小飼 弾さん。

新書がベスト (ベスト新書)/小飼 弾
¥780
Amazon.co.jp

本を読まなければならない理由
序章では,”なぜ本を読まなければならないか?”について触れられています。
世の中で生き残るためには,
“機械にできない仕事をするしかありません。それは仕組み自体を改良したり,新しい仕組みをつくったりすることです。”

“誰もが何らかの知的なアウトプットを求められるようになってきました。”

“自分から積極的に情報を取りに行く姿勢,「情報はプルしてくるもの」(引っ張ってくるもの)という意識が必要です。”

“この点において,本に勝るメディアはないのです。”
その本の中でも新書がオススメであると書かれています。
なぜ新書がオススメか?
前提として,”本を読むことが強みになるかどうかの境目は1,000冊”だと著者は言っています。
1,000冊というのは,通常の人が1冊本を書けるようになるための冊数です。
この前提を元に新書をオススメする理由が挙げられています。
・コンパクト(ハードカバーの3分の1程度)
・読みやすい(本がしなる。)→生き残るための読書で,重要なのは「さまざまな本」を読み飛ばすこと
・1,000円以上出す価値のある本はそんなにない
・読書を習慣化しやすい(コンパクト・持ち歩きやすい)
・ダメ本でもアタックしやすい(金銭的なダメージが少ない)
・中身で勝負している(カバーが出版社ごとに統一→装丁でごまかせない)
・装丁が同じ本から多様な知識,考え方に出会うことができる
新書の選び方
新書の選び方として,なるほどと思ったのは タイトルについて。
“短いほどにハズレ率は低くなる”と書かれています。
最近読んだ新書でよかったものを考えてみると,タイトルが短いものが多いです。
また,子供向けの新書にハズレがほとんどないらしいとのこと。
是非買ってみたいところです。
終章の「新書の電子ブックの未来」は10ページ弱という分量ですが,非常に印象的なパートでした。
“1万冊読んできた人が1冊を読むのと,10冊しか読んでいない人が1冊読むのとでは,同じ本を読んでも得られるものはまったく異なってきます。”
“書かねば人にあらず”
このパートだけでも読む価値があると思います。
オススメ新書の中で読んでみたいものも数多くありました。
生涯の読書量の少なさが身にしみます・・・。
本の読み方については,いろいろな意見がありますが,私としては,かなり腑に落ちた内容でした。
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【編集後記】
今日は,友人と南浦和のバイバイブルーへ。
お気に入りのお店です。自宅から1時間弱かかりますが,その価値はあります。
EX-IT|
シチリア産のワインを中心にそろえ,バーニャカウダをはじめ,料理もおいしいお店です。

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