・1日遅れると即罰金ー不納付加算税ー

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延滞税は期限を過ぎてから税金を支払った場合に,支払が遅れた期間に応じて増えていきます。
その他,税金を支払わなかった場合の罰金にはいくつか種類があります。
そのうちの1つが1日でも支払が遅れたら罰金を取られるというもの。
不納付加算税といいます。
読んで字のごとく,「納付しなかった場合に加算される税金」です。
その金額は,納付すべき金額の10%。
10万円の税金なら不納付加算税は1万円となります。
グラフにするとこんなイメージです。
青い線の延滞税は,日数に伴って増えていきます。
それに対して赤い線の不納付加算税は,支払が1日でも遅れると発生し,ずっと一定です。
EX-IT|
この不納付加算税を支払う必要があるのが,源泉所得税です。
源泉所得税は従業員や個人事業主から預かっているお金。
だからこそ厳しい規定があります。
源泉所得税の納付が遅れると,不納付加算税に加えて,当然延滞税もかかってきます。


救済措置

不納付加算税には次のような救済措置があります。
・自主的に納付した場合(税務署に指摘される前に納付した場合)
 →不納付加算税の金額が納付すべき金額の10%ではなく5%になります。

・期限から1ヶ月以内に納付した場合
→過去1年間に納付が遅れたことがなければ不納付加算税はかかりません。
1年に1回だけなら許してくれるということです。
これって管理も大変だと思います。システムで行っているのでしょうけど。
同じく1ヶ月以内の納付で,その会社(個人事業主)が,はじめて源泉所得税を納付するケースも同様に救済措置があります。
税金は金銭的なものだけでなく心理的にも負担があります。
さらに延滞税や不納付加算税を支払うことは避けたいものです。
救済措置はありますが,支払うべきものは確実に支払っておき,うっかり忘れないようにした方がいいでしょうね。

 

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【編集後記】
ワールドカップ,いよいよ今日はスペインが登場。
スペインのサッカーを毎週欠かさず観ていますので,やはりスペインには愛着があります。
ペドロという選手が出てきたら注目してください。
バルセロナの選手で突破力,得点力がある一押しの選手です。

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