・起業にかかるコストー会社を設立する場合・しない場合ー

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「起業」するには、いくらお金がかかるのでしょうか?
設備、家賃、運転資金などを除いた起業にかかるコストについて、まとめてみました。
まず前提として、「起業」には、会社を設立する場合と設立しない場合があります。
会社を設立する場合の費用
株式会社の設立費用は、約30万円です。
その他印鑑作成の費用がかかります。
さらに株式会社には、維持するための費用を支払わなければいけません。
いったん会社を設立すると、毎年最低でも7万円の税金を支払う必要があります。

※初年度は月割りです。


会社を設立しない場合の費用

そもそも会社を設立せずに起業できるのでしょうか?
答えは「できます」
会社を設立せずに起業する場合は、個人事業主となります。
この場合のコストは0円です。
極端な話、今日から「起業」することは可能なのです。
税金上、後日、税務署への届出書は必要となります。

個人事業主では、屋号を名乗ることもできます。
屋号とは、例えば、「イノウエ コンサルティング」や「井ノ上商店」というものです。
会社概要等に「株式会社」、「合同会社」等の表記がなければ、個人事業主で事業を行っているということになります。
なお、当事務所「井ノ上陽一税理士事務所」も個人事業主です。
税理士が会社組織で業務を行うには税理士法人となり、税理士法人は2人以上の税理士が必要とされます。
さらに、会社を設立しない場合は、毎月の7万円はかかりません。
業績がマイナスであれば、税金はゼロです。
取引先の要望により、会社設立の必要性がある場合がありますが、それ以外であれば、事業として成立するまで、コストをかけずに個人事業として起業することが多いです。
その後、個人を会社組織にすることもできます。

 

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【編集後記】
5年前の昨日、2005年9月20日。
前の税理士事務所に入ったばかりで住んでいるところも違いました。
まさか5年後に独立しているとは思いもしませんでしたが。
「(ふりかえってみると)あっという間だったよね~」とよく言いますが、結構長い5年のような気がします。
というわけで入籍して6年目に入ります(^_^;)

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