・源泉徴収票と確定申告書の関係【所得税確定申告解説 その3】

これまで、源泉徴収票、確定申告書の解読を通じて、所得税の確定申告を解説してきました。

今回は、源泉徴収票と確定申告書の関係を解説します。
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【今日のテーマ】

・源泉徴収票と確定申告書の関係【所得税確定申告解説 その3】
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所得税を計算・納税する手続き

所得税の計算、納税を行う場合には、原則として、次のような区分で手続きが異なってきます。
・給料収入のみの場合(一定の場合を除く)→会社で年末調整→源泉徴収票

・給料収入以外の収入がある場合      →自分で確定申告→確定申告書
年末調整をすると、もう確定申告をする必要がありません。
税金の計算、納税は終わっているからです。
これを実際に確認してみましょう。


本当に税金の計算は年末調整で完了しているか?
試しに源泉徴収票の金額を確定申告書に転記してみましょう。
転記は次のように行います。

源泉徴収票 確定申告書
支払金額 収入金額等(給与)
給与所得控除後の金額 所得金額(給与)
所得控除の額の合計額   所得から差し引かれる金額(合計)
源泉徴収税額 源泉徴収税額

青の「源泉徴収税額」は、すでに支払った税金の金額です。
毎月の給料から天引きされた金額に年末調整による調整を加えています。
EX-IT|
次に確定申告書で実際に税金を計算してみましょう。
まず、所得金額から所得税額控除の合計(「所得から差し引かれる金額の合計欄」)を差し引きます。
4,260,000ー1,860,000=2,400,000となり、確定申告書右上に数字が入ります。
EX-IT|
次に2,400,000円に対する税額を計算します。
この場合、2,400,000×10%-97,500=142,500円となります。

EX-IT|
結果、142,500円の税金を支払うこととなります。
しかし、前日したように、すでに支払っている税金「源泉徴収税額」があります。
税金の実際の支払額は、計算により求めた金額からすでに支払っている税金(源泉徴収税額等)を差し引いて計算します。
この場合は、142,500円(計算の結果求めた金額)ー142,500円(源泉徴収税額)=0となります。
EX-IT|

税金が0ということは、税金の計算、納税が完了していることを意味します。
そのため、年末調整をすれば、確定申告をしなくていいのです。
ご自身の源泉徴収票があれば、確定申告書に転記してみてください。
この仕組みを理解しておくと、いざ確定申告をしなければならないときに応用がききます。
確定申告書は、国税庁のHPからダウンロードできます。
申告書B【平成22年分以降用】(PDFファイル/802KB)

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【編集後記】
昨日参加したセミナーは、講師の方が28歳の方、参加者にも20歳前後の方が多く、非常に刺激を受けました。
実は昨年から「年下の友達を作る」という密かな目標もたて、実行に移しています。
「俺が若いときは~」「近頃の若い奴らは~」と思わず、年齢に限らず真摯に学んでいきたいと思っていますからです。
来週には、20代の方を集めてクローズドで勉強会をやります。
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