・『迷いの晴れる時間術』

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時間の使い方は、テクニック云々よりも、メンタル・考え方次第だと思っています。
その時間の考え方について、面白い本がありました。
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【今日のテーマ】
・迷いの晴れる時間術
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時間志向

読んだ本は、『迷いの晴れる時間術』という本です。

迷いの晴れる時間術/フィリップ ジンバルド
¥1,680
Amazon.co.jp

著者は、心理学を専門とするスタンフォード大学の教授。
時間のとらえ方、「時間志向」(「思考」ではなく「志向」)を6つのタイプに分類しています。
過去、現在、未来について、肯定的に考えるか、否定的に考えるかという分類です。
過去肯定型
過去に対して肯定的な姿勢を持っており、困難な状況に直面しても、最善を尽くそうという気になる
過去否定型
過去のいやな出来事が行動指針になっている
現在快楽型
今を重要視し、刹那的な満足を追い求める
現在宿命論型
なるようにしかならないのだから、なにをしたところで、たいして変わらないと考える
未来型
さしあたりの満足と未来の結果を秤にかけ、慎重に損益を考える
将来の大きな見返りのためなら、現在の満足を先延ばしにできる
超越未来型
「死は新たな始まりにすぎない」と、衝動を上手に抑えることができ、攻撃的な態度もとらない

時間志向のバランス

このうち、超越未来型は別枠として、過去肯定、過去否定、現在快楽、現在宿命論、未来の要素のバランスが重要とのことでした。
より最適なバランスとは、次のようなものらしいです。
過去肯定が強い
未来が適度に強い
現在快楽が適度に強い
過去否定が弱い
現在宿命論が弱い
過去にとらわれすぎてもいけないが、ポジティブな過去は原動力になり、未来を考えつつ、今も楽しむというバランスが最適というところでしょうか。
時間志向テスト
本書には、時間志向のバランスを判断するテストもついています。
56の質問に答え、集計するものです。
お恥ずかしながら、私の結果です。
5に近いほど、その志向が強いそうです。
かなり当たっていると思います(^_^;)
EX-IT|
本書によると、「過去否定、現在宿命論からは、よい結果はなにひとつ生じない」そうです。
「過剰な未来志向もよくない」と(^_^;)
もし興味があれば是非、やってみてください。
ただ、このテスト、非常にめんどくさいのです・・・。
1から56までの質問に答えた後、設問のいくつかの数字を入れ替える必要があります。(1を5に・・・など)
さらに過去否定型の数字を出すには、
「4、5,16,22,27,33,34,36,50,54の回答の数字を足し、合計を10でわる」
必要があります。
より正確性を出すためにこういった仕組みにしているのかもしれません。
私がテストをやったときに作ったExcelファイルがあるので、ウェブに置いておきます。
黄色い部分に回答を入れていけば、自動的に集計できます。(Excel2003だとグラフが表示されません。)
Excelはこういう使い方もできます(^_^)
EX-IT|

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【編集後記】
昨日は、打ち合わせ2件後、クライアント先で、若手社員向けの簿記・会計勉強会でした。
実際に会社の数字を解説しながら、簿記検定の攻略法もお伝えしました。
ありがたい声もいただき、私自身も楽しかったです。
定期的に開催していきたいと思っています。

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