デジカメの選び方。種類・センサーサイズ・レンズ

  • URLをコピーしました!

「スマホでも十分だけどカメラも使ってみたい」という方むけに、デジカメの選び方して、私の考えをまとめてみました。

L1020968

※α6400・Leica m10 by Leica Q

コンデジ?一眼レフ?ミラーレス?

スマホのカメラではなく、いわゆるデジカメには、主に次の3つの種類があります。
・コンデジ=コンパクトデジタルカメラ
・デジタル一眼レフカメラ
・ミラーレス一眼カメラ

コンデジと一眼レフ、ミラーレスの大きな違いは。
・レンズを交換できるかどうか
・一眼レフ、ミラーレスだと、大きく重く高くなるが、きれいに取れる可能性が高い。
というものです。

スマホとの違いを出したいのであれば、レンズ交換できるかどうかが大事ですので、デジタル一眼レフかミラーレスから選ぶことになり、より小さくて軽いミラーレスがおすすめです。

デジタル一眼レフはミラーが入っているので、大きく重くなってしまい、ミラーがない文字通りミラーレスは、小さくて軽いというメリットがあります。
持ち歩くことを使うことを考えると小さくて軽い方がよく、技術の進歩とともに、きれいであり、小さくて軽いカメラが増えてきました。

小さくて軽いのであればコンデジ、レンズが交換できないものも候補に入るかもしれません。
ただ私がコンデジを使っていたときに思ったのは、「いくらコンデジでもポケットに入るぐらい小さくはない」ということです。
スマホは、ポケットに入りますが、コンデジはなかなか厳しく(無理やり入らないことはありませんが。リコーのGRⅢは入りました)、ネックストラップやハンドストラップを使うのであれば、コンデジを使っていても、持ち運び時に負担がかかるのは同じです。
それならばちょっと大きめのミラーレスを選んでもいいのではないかと思い、新たにカメラを変えました。
結果的にその後に選んだのは、大きめで性能がよいコンデジ、ライカ Qです。
(その後ミラーレスも買っています)

持ち運びに関しては、ネックストラップだと、私の場合、大きなデメリットがあります。
ネックストラップだと、どうしてもカメラの本体が揺れ動き、娘(2歳9か月)を抱っこしようとしゃがんだときや手をつないで歩いているときに、カメラが頭にぶつかりそうになったり、実際にぶつかったこともありました。
これはダメだと思い、別の持ち運び方を考えました。
(カメラと娘は両立させたいですし)

バックに入れておけばいいのですが、バックに入れていると、すぐに写真を撮れません。

私が使っているのは、Leicaだったらこのホルスターというものです。
体に密着させて持ち運ぶことができますし、すぐ取り出せます。IMG_1345

(ハンドグリップとフィンガーループも使っています)

Leica以外のカメラであれば、ピークデザインのクラッチとキャプチャー(V3)がおすすめです。
クラッチはカメラの三脚穴につけて、しっかりと持てるようにできるもの。
そのまま三脚を使うこともできますし、取り外しも楽です。IMG_1340 (1)
持ち運ぶときはリュックにつけた、このキャプチャーにとりつけます。
落ちないからどうか不安でしたが、構造上大丈夫です。
重々気を付けなければいけませんが。
望遠レンズもこのように持ち運べます。

IMG_1185

それでもカメラは小さく軽いほうが好ましいのは事実ですが、ミラーレスの持ち運びの問題は、これらで解決しました。
(LeicaM10はホルスターにします。いろいろ問題があり。クラッチをつけると傷がつくので要注意です)

 

フルサイズ?APS-C?

ミラーレスを買うとして、次に待ち構える問題が、センサーサイズ。
カメラはセンサーで光を捉えるしくみです。
大きく分けると、フルサイズ、APS-C、マイクロフォーサーズというものがあります。

フルサイズとは最も大きなセンサーのものであり、光を多く取り込むことができ、一般的にはきれいに撮れるといわれています。
その反面、カメラが大きく重くなってしまうのが難点です。
カメラ本体だけではなくレンズも大きくなってしまいますし、何よりも値段も高くなるのです。

APS-C はフルサイズよりも小さなセンサーであり、軽く小さくはなりますが、フルサイズよりは画質が劣る可能性がありますが、安くはなります。

 

値段の違い

どちらを選ぶか、たとえばソニーで考えてみると、
・フルサイズならα7Ⅲが本体のみで20万円弱。
・APS-Cなら、α6600が15万円ほど。
5万円の差です。

私が持っているα6400は10万円ほど。
α6600との違いは、本体に手ぶれ補正があるかどうか、バッテリーが大きいかどうかです。
(α6500は動画向き)
手ぶれ補正はあったほうがいいのですが、本体にある場合とレンズにある場合があり、私はレンズにあればいいかなと思い、α6400を選びました。
両方にあるのがベターでしょうが。
本体に手ぶれ補正があると、手ぶれ補正がないレンズも選ぶことができます。
(ソニーの場合、OSSとつくレンズは、手ぶれ補正ありです)

私はサブカメラの位置づけでα6400を選びましたので、安いほうがいいという理由もありました。

 

重さの違い

α7Ⅲの重さは、本体のみで566g、α6400の重さは本体のみで359g。
結構違います。
APS-C のα6400は、レンズも軽くなりますので、レンズ込みの重さは、かなり違ってきます。

大きさの違い

店頭でお願いして写真を撮らせてもらいました。
左がフルサイズのα7Ⅲ、右がAPS-Cのα6400。
大きさも結構違います。
店頭で持ってみるといいかと。

IMG_1318

 

画素数の違い

さらには画素数という違いがあります。
フルサイズのα7Ⅲは、2420万画素、α6400も2420万です。
α7Ⅲの上位版の、α7RⅢは4240万画素 で27万円程。
α7RⅣは、6100万画素で、35万円ほどします。

画素数が多いほうが、きれいな写真にはなるのですが、A3以上とかでプリントアウトをしないのであれば、1000万画素もあれば十分じゃないかなと。
2420万画素あったら、十分です。

多くのカメラが2500万画素くらいなのは、十分だという理由もあるでしょう。
(メインのLeicaM10もフルサイズ、2400万画素です)

メーカーの違い

マイクロフォーサーズは APS-C より、さらに小さなセンサーサイズであり、より軽くより小さいです。
で、より安くなるかと思いきやそうでもありません。
それなりの高いです。
マイクロフォーサーズは、オリンパスとパナソニックのみです。
ただ、レンズ、特に望遠レンズは小さくなります。

メーカーに関しては、キャノンとニコンが昔から二大巨頭ではあるのですが、後発のソニーが台頭してきました。
特にミラーレスに関しては強みがあります。
どのメーカーを選ぶかは、値段やデザインも見つつ、店頭で見てみるとよいでしょう。

その他、選ぶポイントとしては、私はファインダーはあったほうが楽しいので、ファインダー付きのものを選んでいます 。

 

ズーム?単焦点?望遠?広角?

レンズを交換できるのがミラーレス(デジタル一眼レフもですが)のよさです。
そのレンズからカメラを選んでみるのもよいでしょう。

基本的にメーカーが変われば、レンズは使えません。
アダプターを使う手はありますが。
また APS-C 用のレンズは、フルサイズでは使うことができません。
APS-Cでフルサイズ用のレンズを使うことができますが、大きく重く高くなります。
基本的にはメーカーと、フルサイズ・APS-C・マイクロフォーサーズという種類で、レンズを選ぶことになるわけです。

レンズを買いそろえて、カメラをやっぱり変えたいなと思ったときは、そのままレンズを使うことが難しいことも多く、レンズごと買い換えるということになります。
私は、過去にキャノンの APS-C を使っており、ソニーのフルサイズに買い替えるときに、すべて売って買い換えました。
今年、ソニーのフルサイズをすべて売って、Leicaや ソニーのAPS-Cに買い換えいます。
まあ、いろいろとお金がかかるものです。

レンズの種類

そのレンズにはズーム・単焦点という違いがまずあります。
レンズには焦点距離というものがあり、16mm、24 mm、50 mm といったように、ピントが合う距離が変わってきますので、それによって写真が変わります。

24mm

35mm

50mm

105mm

といった感じです。

ただ気をつけなければいけないのは、焦点距離の考え方が、フルサイズと APS-C で異なるということです。
レンズの表記が、フルサイズの場合は50 mm だったら50 mm でいいのですが、APS-Cだとセンサーサイズが小さいので、これを1.5倍したものが、フルサイズで考えたときの焦点距離になります。
16mmだと24mm、50mmだと75mmです。
暗算苦手な私は、半分を足しています。
16mmなら8mmを足して24mmと。
(マイクロフォーサーズの場合は2倍になります。)

焦点距離が小さいほど、写る角度は広く、写るものは小さくなり、これを広角といいます。
焦点距離が大きくなれば、写る角度は狭く、大きく写り、望遠といいます。
この換算を「フルサイズでは」とか「35 mm 換算では」という言い方をするのです。
35 mm というのは、元々フイルムの大きさであり、フルサイズのセンサーサイズがそのフィルムの大きさということからきています。。

スマホのレンズたとえば iPhone 11の標準レンズは、フルサイズ、35 mm 換算で26 mm ですので、スマホとの違いを出すのであれば、この26mmから離れたほうがいいでしょう。
スマホのセンサーサイズは小さいのですが、画像処理も優れているの、特にネット上で見たときにはそれほど違いはわかりません。
もし違いを出すのであれば、センサーサイズよりも素よりもレンズかなと。
もちろんそれ以外の要素もありますが。

iPhone 11では超広角13 mm でも取れるようになりましたので、広角のほうもなかなか違いが出しにくくなりつつあります。
iPhone 11 Proでは、望遠は52mmですので、デジカメのレンズのほうが200 mm、300 mmというものがあり、違いは出せるでしょう。
私が愛用しているのは、350mmまでの望遠レンズ(35㎜換算525mm) 。

こういった写真も撮れます。

娘を遠くから激写も。

F値を考える

レンズを選ぶときに、F値(エフチ)というものを考えなければいけません。
F 値とは レンズの明るさを示すもので、 F 値が小さいほど明るいレンズで高くなります。

カメラの明るさは、 F値、ISO感度(イソ)、シャッタースピードでコントロールでき、
F値→小さければ明るく、背景がぼける
ISO感度→上げれば明るくなるが、画像が粗くなる
シャッタースピード→遅くすれば明るくなるが、ぶれやすくなる。
という関係性があり、これらのバランスを調整します。

多くの場合、オートモードであれば、これらのバランスを自動調整してくれているのです。
このうち、F 値だけが明るくする場合のデメリットがカメラ的にはありません。
できる限り F 値が小さい、つまり F 値で明るくできるレンズを選んでおいたほうが、写真の表現範囲も上がるわけです。
ただ、一般的に、F値が小さいほどレンズは高くなります。

同じシャッタースピード、ISO感度で、F2.8だとこんな感じで、

F4だとこんな感じで暗くなります。

 

 

ズームか単焦点か

焦点距離を変えられるのがズームレンズ、変えられないものが単焦点レンズです。
ズームのほうが便利ではあるのですが、先ほどの F 値が絡んできます。
F 値が小さく=明るく、ズームできるものというのは高くなり、大きく重くなりがちです。
単焦点だと F 値が小さくても安くできますし、レンズも小さく軽くなるのです。
一方でズーム、つまり焦点距離を変えることができないので、自分が近づいたり離れたりしなければいけません。

私は単焦点のほうが好みです。
今持っているレンズはほぼ単焦点で買っています。
(コンデジのLeicaQも単焦点のみのものです)

IMG_1339

私が持っているのは、左から
・Sonyの F 4.5から6.3の70mmから350mm(換算で105mmから525mm)
→こういった表記の場合、70mmだとF 4.5、350mmだとF 6.5になるということです。
・SonyのF4で、16mmから70 mmのズーム( 換算で24mmから105mm)。
・SONY で使える carl zeiss の F 2.8の12mm( 換算で18mm)

Leicaでは 、F1.4の50mm というのを使っています。
(上のレンズを全部買えるくらいしましたが)
コンデジのLeicaQ は、F1.4の28 mm です。
(LeicaQはクロップという切り抜き機能で、35mm、50mmも撮れます)

デジカメを買うときにレンズとセットのお得なものもありますが、レンズの質は明らかに落ちます。
たとえばα6400でいえば
16-50mmで、F3.5-5.6

55-210mmで、 F4.5-6.3
と、
F 値は大きくなります。
F値だけで判断するわけでもないのですが、ボディだけ買うのも1つの手です。

 

 

手ぶれ補正があるか

そして、さきほど触れたように、レンズに手ぶれ補正があるかどうか。
ソニーのα6400は、本体に手ぶれ補正がないので、レンズに手ぶれ補正があったほうがいいでしょう。
ぶれなければいいのですが。
焦点距離が短いとブレにくく、焦点距離が長い(望遠)と、やはりぶれやすくはなります。
望遠だと、特にあったほうがいいでしょうね。

焦点距離、F 値ズームかどうか手ぶれ補正というところを加味してレンズを選びましょう。
メーカー純正のものだけではなく、シグマのようにいろんなメーカーに合うようなレンズを出しているところもあります。

本体を買って1つは明るい単焦点を買うのがおすすめかなと。
スマホと違いを出すのであれば、24 mm 以外で、より35 mm や50 mm というのを選んでみるとよいのではないでしょうか。

 

どこで買うか

最後に、カメラをどこで買うか。
ヨドバシ、ビックなどもいいのですが、Sonyストアもおすすめです。
登録すると10%オフのクーポンがあり、量販店と同じくらいになり、3年保証もつきます。
ただ、本体だけにしておきましょう。レンズは他のほうが安いので。
その他、マップカメラというところは安く、中古も豊富です。
中古を買うか悩みどころですが、新品と中古の価格差が大きいときはいたしかたありません。
私は、α6400本体はSonyストア、レンズの1つは中古でマップカメラ、他は新品でヨドバシ。

Leicaはマップカメラで中古です。

ただ、中古で状態が「美品」というもののほうがいいでしょうね。
(その他、「良品」「並品」があります)

 

カメラ選びの参考にしていただければ 。

 

 



■編集後記

昨日は、午後にExcelマクロプログラミング入門セミナーを開催。
その後、セミナーに参加しました。

 

「1日1新」

ユナイテッドシネマ台場で高城剛さんセミナー
ライカ プロフェッショナルストア東京

 

■娘(2歳)日記

薄着で、上着を着たがらないのですが、昨日の朝は寒く、着たがりました。
「ベロベロたべたい」と言うのでなんだろと思っていたら、土曜日に行くと約束しているアンパンマンミュージアムへ前に行ったときもらったペロペロキャンディーでした。
今回もビーズのブレスレットをつくりたいそうです。

  • URLをコピーしました!