VS大企業。フリーランスは「やらない仕事のライン」を決めておこう。

大企業からみるとフリーランスはちっぽけかもしれませんが、フリーランスだからできること・提供できることもあります。
自信を持って価格を提示しましょう。
IMG 4757
※丸の内付近のビル(イメージ写真です) iPhone 6s

「フリーランスだからこれくらいでいいだろう」

フリーで仕事をしていると、「これくらい払えばいいだろう」「これくらいで仕事やってくれるだろう」と思われることも多いです。

規模の大きい会社、大企業こそ、そういったオファーがあります。

フリーランスは仕事が欲しい

お金に困っている

だからこれくらいでいいんじゃ

と思われているのです。

もちろん、多くの方はよくしてくれますし、今のお客様にそういった方がいません。
独立当初で軸がぶれていた時期にはよくそういった話がありました。
問い合わせの時点、打ち合わせの時点で断らざるをえないことも多いです。

こういったアプローチに対応していると、「仕事は増えるけどお金は増えず時間もなくなる」といった状況に陥ってしまいます。

フリーランスならではの価値提供

そもそも、フリーランスだからといって、提供する価値が小さいわけではありません。
前線で戦っているフリーランスは、大企業にできないことを知っていてやっています。

たとえばセミナー講師。
経理系のセミナー講師の依頼があったときに、「それほど出せなくて・・」といわれたことがあります。
その会社の規模の大きい会計ソフト会社。
会計ソフト会社は、そもそも現場を知りません。
だからこそお客様のニーズも把握できず中途半端で使いにくいソフトが蔓延しています。

実際に使う社長や経理担当者の声ではなく、大規模な税理士事務所(法人)の声を聞いているだけです。
これが問題で、その大規模な税理士事務所のボスは、会計ソフトはもう使っていません。
そんな声は意味がないのです。


■スポンサードリンク


現場の声を聞いていて現場で戦っているフリーランスの方が情報を持っています。

開発の仕事でもこういうことがありました。
完成して利益が出たら、その分払いますので、それまではご意見ちょうだいしたいと。
大企業ならそういった余力もあるかもしれませんが、フリーランスには、ただ働きを長期間続け、実現するかしないかわからない果実を期待することはできません。

「このソフトを使ってみて感想をください」という話もすべて断っています。
使っている時間、感想自体が価値です。
仕事としてなら受けますが、そうでない以上、価値提供はできません。

「リンクを貼るので宣伝になりますよ」と、無料または低価格で記事執筆を依頼されることもありますが、サイトのアクセス数は、こちらの方が上と言うこともあります。
たとえアクセス数が少なくても、個人がリスクを負って全力で書いているメディアが、大企業のあたりさわりのない記事に負けるわけがありません。

もちろん、他と変わらないものを提供したら、買いたたかれもしかたがありませんが、フリーで生きている以上決してそうではないはずです。
自信を持って毅然と対応しましょう。

やらない仕事のラインを決めておこう

この仕事をやるかどうか」は迷うものです。
やらない仕事のラインを決めておきましょう。

こういったラインを決めています。

入り口

まずは入り口です。
私は電話問い合わせを受けていません。
その理由の1つは、電話以外の問い合わせ・仕事の依頼なら、文章を見ることができるからです。
文章は、人柄が出ますので、「どのくらいの熱意で声をかけていただいているか」もわかります。

コピペメールだと、受けていません。
コピペメールとは、「井ノ上様」とあちこちに入っていても、他の文章があたりさわりなく、名前を入れ替えれば他の人にも送れるようなものです。
だいたい、そういうメールに限って条件が書いてなかったり、条件が低かったりします。

取材記事、寄稿もこの時点で判断できるので、問い合わせフォームはやはり便利です。

会ったときに第一印象も大事にしていますが、問い合わせ時にいい印象だったらそれほどぶれません。

自分にしかできないか

どれだけいい人からの仕事でも、その内容が大事です。
自分でなくてもできるような仕事は、受けないようにしています。

コピペメールの仕事を受けていないのは、自分でなくてもできる仕事だからです。

自分にしかできない仕事でも、楽しいかどうかも大事にしています。
たとえば、Excelで効率化する仕事でも、その仕事自体に意味があるかどうかが重要です。「そんなのやめればいいのに」という仕事を効率化しても意味がありません。

価格

人、仕事と同様に、価格も大事です。

価格を提示しておけば、ラインをひくことができます。
価格を提示しないからラインがひけないのです。

ただ、先方に価格をゆだねた方が楽な場合もあります。
自分の想定よりももらえる場合もあるからです。
規模の大きい大企業が考えている価格が、フリーランスの予想をこえることはめずらしくありません。

しかし、それを期待していては、ラインを引けません。

価格の提示は、
・自分の仕事のスタンスを示す
とともに、
・「もうちょっともらえるかも・・」という気持ちを消す
目的もあります。

私が提示している価格が、高いのか安いのかは人次第です。
ドキドキして提示しても、「あ、そんなもんですか」といわれることもありますし、「そんなに出せない」といわれることもあります。

価格に答えはなく、自分の覚悟を価格に載せるしかありません。

・自分でラインをひくなんて・・・
・仕事をいただけるだけ感謝
という気持ちもあるかと思います。

しかし、何の後ろ盾も保証もなく腕一本で生きていくフリーランスは、もっと自信を持っていいはずです。





【編集後記】

先週の日曜日のフルマラソン以来のラン。
寒いとモチベーションが上がらないので、冬用装備を何か新調しようかと思っているところです。

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」

Sphero BB-8
夜に六本木ヒルズまでラン

■スポンサードリンク

【1日1節】
時間術の本を1日1節書く。12月22日完了予定。
82/84(+1)