独立後は、自分を売っていかなければいけません。
その基準は自分で決めればいいものです。
※那覇の寿司屋にて Pixel 3
しつこく売らなきゃいけないのか
独立前からモノを売ったり、サービスを売ったりしていれば多少は慣れているのかもしれませんが、そうでなければ独立後はじめて「売る」ことになります。
私もそうでした。
(独立前も自分を売ると視点は大事ですが。)
その売り方を学んだり、他の人の売り方を見たりしているうちに、
「ガンガン売らなきゃいけないのかな」
「しつこく告知しなきゃいけないのかな」
「気の利いたコピー、きれいな告知ページをつくらなきゃいけないのかな」
と思うこともあるかもしれません。
・交流会では積極的に話しかける。
・名刺交換の際には自分のアピールをきちんとする(一方的にでも)
・一度会ったらチャンス!メルマガを送る、ニュースレターを送る
・自分の商品を繰り返し何度も何度も告知する
・早割をして購入を促進する
・特典をいっぱいつける(〇万円相当)
・キャッチコピーを工夫する
・あと3日です、あと2日です、あと1日です、あと8時間です、あと7時間です、あと6時間です……と告知する
・キャンセル待ちの演出をする
・好評のため期限を延長、増員する
などなど、いろんな売り方があります。
対面で、
「今はちょっと」→「じゃあ、いつですか?」「今やらないと」
「ちょっと高くて」→「じゃあ、いくらだったら」「今なら安くします」
「そういう気はなくて」→「仕事増やしたくないんですか」「お金に困らないようになりたくないんですか」
とパターンにはめた応酬話法なんかもあるでしょう。
どれも間違っているわけではなく否定するわけではありません。
自分を売る以上、自分が腑に落ちるかどうかというのが大事です。
私も独立当初悩みました。
自分もそうやって売らなきゃいけないのかなと。
でもなんか嫌だし、断られたりしたらやだなーという気持ちがありました
目の前でお金の話をするのも苦手ですし、ぜひうちに依頼してくださいというのも苦手です。
売らずにすまないのか
じゃあ、いっそのこと売らずにすまないのかということも考えていました。
なんとなく仕事の依頼を受けることができ、営業を一切しなくていいというのはありえます。
「営業は一切していません」「紹介だけで食べています」という言葉があり、私も昔はそれがいいなと思っていました。
ただ、売るということは自分を知っていただくということ。
紹介だけで自分をちゃんと知っていただかないと、お互いミスマッチもあります。
もちろんご紹介いただいたときに、細かい話を聞いてそこで条件を決めたり、受けるか受けないかということを決めたりすることもできますが、お互い手間もかかりますし、条件交渉というのもなかなか難しいものです。
そして、紹介して断るような人に紹介は来なくなるでしょう。
売らずにいて、紹介をメインにしていると、パチッとはまったときはいいかもしれませんが、そうではない場合は、自分の意図しない仕事が来ることになります。
売らないというのとは、自分の仕事をコントロールできない可能性も高いものです。
だからこそ私は紹介を受けないようにはしています。
ブログ、メルマガ、本、動画音声といったものの紹介は歓迎しておりますが、仕事自体は紹介だけで受けていないということです。
食べていくわけだけではなく、自分がお役に立てるか方と出会い、お役に立てる可能性を高めるためには、自分で売るということは欠かせません。
売る基準は自分で決める
売る基準は、自分で微調整しつつ決めていけばいいものです。
「もっとプッシュしなきゃダメだよ」とか「名刺交換のときにはこうやって」とか「こういわれたらこう切り返しましょう」といわれても自分が腑に落ちないのであれば、それをやらないという選択肢もあります。
基準を決める1つの方法は、自分が買う場合に許容できるかどうかです。
私はガンガン売られると買いたくなくなりますので、自分が売る場合もガンガンいかないようにしています。
ただし、売らなすぎるのもよくありません。
メニューにないものは頼みにくいですし、値段が書いてないものはやはり頼みにくいでしょう。
私はそれも踏まえて次のようなことをやっています。
・メニュー内容と金額は明確に書く
・自分の考えを本音で書いておく
・セミナーの告知は告知ページのみ
・早割はしない
・濁点はつけない
・商品メニューの説明解説となるような記事は書く
・知っていただく工夫はひたすら毎日やる
・商談はしない、値段交渉はしない・受けない
・告知はフラットに淡々と
・コピーの才能はないので、あきらめる
・「わかりやすい」「かんたん」「すぐできる」「確実」「お得」といった言葉を使わない
いろんな売り方を試してみて考えることが大事かと思います。
こうすれば効果がある、普通はこうする、成果が出るからといってやる必要はなく、自分の腑に落ちるかどうかです。
「あんなにしつこく売らなきゃいけないのか」と思う必要はありません。
回転ずしのこういう売り方は、私の腑に落ちるものです。
商品説明をフラットにして、内容と値段を書いてただ回っているだけですので。
気になって、頼みましたわ。
ブログもこんなイメージです。
これが、店員さんから強烈に繰り返しすすめられたら、食べません。
ましてや、別の店に行こうとしているときに「絶対おいしいですから!」と無理やりすすめられたら……。
世の中そんな売り方も多いものです。
自分が腑に落ちてるかどうかというのは成果にも関係すると考えています。
腑に落ちていないと、「この人はこういう売り方を本当はしたくないんだろうなぁ」というのが見えてくるものです。
自分が腑に落ちているどうかは関係ない、食べていくのが大事というのも1つの考え方でしょうけどね。
自分が腑に落ちるやり方を見つけるためには、小さくどんどん試していきましょう 。
■編集後記
新Excel本、締切前になんとか、チェックが終わりました。
完成間近です。
(たぶん)
RPA本は、7月末の締め切りまであと20日ちょっとあるので、余裕で間に合います。
油断しないようにしますが。
新RPA業務提案
■娘(2歳)日記
ベッドに乗っていると、こっちに来ようとして「お邪魔しますよ」と。
その言い方がかわいらしいです。
■著書
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