会社にいながら起業後をイメージするには

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今、会社員の方で起業を目指している方も多いかと思います。
起業後をイメージするには、仕事を頼まれるようになることが重要です。
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最初の職場で描いていた起業後のイメージ

私が最初に勤めたのは、総務省統計局です。
当初与えられた任務は、労働力調査(完全失業率、労働力人口などに関する調査)の調査対象選定(すべてを調査する国勢調査に対し一定数を調査)と、誤差分析(その調査結果がどのくらいの信頼性かどうか)などでした。

毎月公表があるため、その調査結果を決められたプログラムを作動して、表を出力する仕事もあります。
他にもプログラムを作る部署、帳票を出力する部署もあり、いろいろ複雑でした。

ルーティン作業も多く、「毎月この時間をとられていたら大変。。。帰れない」と、プログラムやExcelを必死に勉強し、自分で調査データから、表を効率よく作るプログラムを書いたり、元データをExcelに落として、ピボットテーブルやグラフを作っていたのです。
(当時のExcelは65,535データしか扱えず、調査データは約10万。ある程度プログラムで加工してからExcelに落としたり、Accessを使ったりしていました)

そんなことをしているうちに、他部署から仕事を頼まれるようになります。
・調査データを詳細に分析(従来はプログラム担当の部署に、【書面で】依頼しなければいけませんでした)
・新しい調査を企画する上での検討データの作成
・報道発表用データ作成の効率化
・グラフを活用した資料の作成
・都道府県ごと(誤差が大きいため当時は地域ごとの集計しかしてませんでした)

このときに、なんとなく、「独立、起業したら、こんなふうに仕事がくるんだろうなぁ」とイメージしたことがあったのです。

ずっと勤めているかどうかわからず(終身雇用の職場だったのですが、周りには3年たったら考えると宣言してました。。)、税理士に向けての具体的な行動もなかったので、本当にイメージだけです。

 

 

仕事を頼まれるためには

今にして思えば、当時のスタンスと起業後の今のスタンスはほぼ同じと言えます。
仕事がないと、食べていけません。
いかにして仕事を頼んでもらえるかが重要です。

仕事を頼まれるためには、次の3つが必要と考えています。
1 自分にしかできない仕事を増やす
2 その仕事ができる、その仕事ができそうなことを知ってもらう
3 その仕事をやるだけの時間、余力を確保する

起業を目指しつつ、会社員をやっている方は、上記の3つをやりつづけていくと、将来につながる、起業が早まるのではないでしょうか。
もちろん、会社の仕事をこなしつつです。
起業を目指して個のレベルをあげることは、会社全体の仕事のレベルを上げることになり得ます。

 

 

何を頼まれ、何を聞かれているかを意識する

社内又は社内から頼まれた仕事を記録することおすすめします。
頼まれた仕事に自分の強みのヒントがあるからです。

これは今でもやっています。
仕事にまでならなくても、会話の中にヒントもあるので、意識しておきましょう。

「何、それ?」
「○○ってどういうもの?」
「○○について、教えて」
といわれることは、自分の強みであり、頼まれる仕事になりえるものです。

もし、雑用ばかり頼まれる、何も相談されないようならば、上記2の「知ってもらう」ことが足りないということでしょう。
(会社や上司が合っていない可能性もあります)

これは今でも私はやっています。
・聞かれたこと
・ブログの検索キーワード
・質問
・相談
・雑談
などから、「あ、これは仕事になるかも」と思うもののメニューを作り、仕事にしているものも多いです。
Excelセミナー、Evernoteセミナー、ブログコンサルティング、ひとり社長コンサルティング、書籍など、こういう視点を意識していたからこそ実現したものがあります。

会社の中でも自分にしかできない仕事を増やしていきましょう。
自分にしかできない仕事を増やし、それを楽しめれば、別に起業しなくてもいいと思うのです。
(あ、税理士は別です。税理士は独立してこそその真価が発揮されます。いい働き場所も少ないですし)





【編集後記】
昨日、午前中にトライアスロンを終え、午後からフェリーで約1時間の直島へ。
レンタサイクルで、地中美術館やモニュメントを楽しみました。
今朝の便で東京に戻っているところです。

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」

サンポート高松トライアスロン
直島
地中美術館
甥っ子と初メール

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