今まで影響を受けた本はたくさんあります。そのうちの1つが大前研一さんの『遊ぶ奴ほどよくデキる』です。
多忙なはずなのに・・・・
2009年にこの本を読んで衝撃をうけました。
ご存じ大前研一さんの本です。
大前さんは多忙であるにもかかわらず、オフロードバイク、釣り、スキューバダイビング、クラリネットなどの趣味でオフを楽しんでらっしゃいます。
その姿に感銘を受け、「何かやりたいな」と思ったのが、今の私のオフの原型でもあります。
実際、翌年にトライアスロンをはじめました。
冒頭で大前さんはこう語っています。
多くの友人と遊びの話をしていると「三無い」運動家かと思う。いわく、時間が無い、金が無い、(心の)余裕が無い
しかし、これらは工夫次第でいくらでも作り出せるものである。むしろ無い無いと思うことで、作り出すための工夫や努力をしない。したがって、いつまでたってもできない。
この工夫について、書かれている本です。
中でもオフを楽しむ時間とお金については、工夫が必要でしょう。
オフの時間を作る
オフが充実していることは、オン、つまり仕事をエネルギッシュにしていくためにもとても大切なことだ。
「オフビズ」──仕事をしていない時間──を充実させるためにはどうしたらいいか。最大のポイントは、計画的に楽しむことである
オフなのに計画を立て、その通りに実践するなんて息苦しい、オフぐらいはいい加減に過ごしたいという人がいるかもしれないが、間違いだと思う。無計画に週末のオフを迎えているからこそ、誘われるままに接待ゴルフに行く羽目になったり、妻の買い物に付き合わされたりしてしまう。そして、いざオフ当日になって何も予定がないと、ゴロ寝やパチンコで時間を潰し、気が付いたら日が暮れていた、という最悪の事態になってしまうのだ。 オフの計画を立てるということは、必然的に時間と金の再配分を行なうことにつながる
オフの時間を作るには、「計画する」ことが大事だと書かれています。
確かに、「時間があいたら〜」「ひまになったら〜しよう」と思っていたら、いつまでたってもオフを楽しません。
計画や人との約束がないと、「疲れたから休もう」となんとなくすごしてしまいがちです。
トライアスロン前の私もそうでした。
フリーで仕事をしていると、オフを計画しないと、オンになってしまいます。
最初から計画を立てていれば、あるいみ「オフを楽しまざるをえません」。
積極的にやるべきなのは、オンの「仕事」だけような気もしますが、オフも、積極的に計画しなければいけないのでしょう。
そして、計画してすぐに、ちょっとでもはじめてみるべきです。
トライアスロンをはじめた最終的なきっかけは、トライアスロンショップのイベントに参加したことでした。
テニスをやったときも、まずはテニスショップにでかけてラケットを見学しています。
PCをかいかえたいなら、PCショップに行ってみる、検索してみるというのも大事です。
本書にもこう書いています。
次に大事なのは、興味のあるスポーツと出会ったら、忙しさを理由に先延ばしせず、すぐに始めることである。「定年退職したら、新たにこの趣味に挑戦しよう」と計画をたてる人がいる。だが、実際にそれを実現するのは至難の業だ。定年になってからでは、おっくうになるのが関の山である
オフのお金を作る
「時間ができてもお金がない」というケースも多いです。
結局はお金のかからないTVを楽しんでしまいがちでしょう。
本書では、
・教育費
・マイカー
・飲み会
などを見直して、オフのお金を作ろうと書かれています。
特に飲み会は、1回ごとは数千円ですが、積み重なると大きいです。
本当に必要なのかどうかを改めて考えてみるべきでしょう。
大前さんは、昼食の見直しについても書いています。
同時にチェックしてほしいのが、ふだん、美味しいとも思わないで昼食時に通っている店がないか、ということだ。不味い店に500円払うぐらいなら、昼食は栄養補助食品で済ませて、浮いたお金を週末の外食代に当てた方がいい。感動のない店をリストラすることは外食を充実させるために不可欠である
都内では、普通にランチにいくとすぐ1,000円とんでいきます。
なんとなく惰性でいくことで、1日1000円とんでいくのは、怖いことです。
これらをうまく節約し、オフのお金をつくることはできるでしょう。
私も、ここぞというときには食事代を惜しみませんが、自分だけで食事するときは、お金がかからないようにしています。
工夫して、料理をしているのです。
マイカーも持っていません。
(トライアスロンをするのに車があった方が便利ではあるのですが・・・)
たばこも酒もばくちもやらず、そのお金を集中投下しています。
もちろん、たばこや酒、ばくちが悪いわけではなく、意図をもってお金を集中投下することが大事でしょう。
『遊ぶ奴ほどよくデキる』、何かをやりはじめたいと思う方の後押しになってくれる本です。
ぜひ読んでみていただければ。
私もこの本を口実にしています(^^;)
昨日早朝から、仲間3人とともに沖縄入りしています。
ウェットスーツを着ての試泳、沖縄料理、バイク組み立て、受付などで1日は終了。
今日はレース、無事4人とも完走しました(^_^)
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