電話を使わないのは、「会う」を優先するため

電話は使っていません
コミュニケーションの中で「会う」を最優先しているからです。

L1020821※宮崎空港にて by Leica Q

コミュニケーションの種類

コミュニケーション、連絡をとる手段としては、電話、FAX、メール、チャットそして「会う」というものがあります。
SNS やブログ、メルマガというものも、1対多のコミュニケーションです。

それぞれよしあしがありますし、好き嫌いもあるでしょう。
すべてのコミュニケーションを完璧にこなすというのが理想でしょうが、時間に限りはありますし、自分にできること、できないことがあります。

少なからず優先順位をつけなければいけないでしょう。
優先順位があるということは、劣後順位もあるということ。
私は、電話、FAX を使っていませんし、チャットも積極的に使いません。
電話や FAXは、優先順位を下げて、ゼロにしています
電話、FAX のみしか連絡手段がなければ、もう連絡しません。
(税務署は電話しかしませんが)

最優先にしているのは「会う」ということです

 

「会う」ことを最優先

「会う」は時間がかかります。
電話やメールの方が気軽ですぐできるものですが、私は「会う」ことを最優先にしたいのです。
コミュニケーションの方法として双方に伝わる情報量、データ量としては、「会う」がダントツで一番でしょう。
顔を見ながら話すというのは、ネット全盛の時代でも大事ですし、IT大好きで効率化にこだわる私としても、「会う」の優位性は認めています。

1995年の大昔、就職活動をしたときに、ネットが少しずつ普及してきて、マルチメディアといわれていた時代がありました。
その当時からITに興味があったので 、IT 系の会社ばかり受けていて全滅した次第です。
NTT系の会社の面接の中で「ネットが普及すると人に会わなくなるのではないか。これからのコミュニケーションとは?」という質問はあり、そのときも「どんなに気軽にコミュニケーションを取れるようになったとしても会いたい人には会うのではないか」と答えました。
それから長い年月がたち、コミュニケーションの手段も多様化し、ITも進化してきた今もやはり同じ考え方です。

人間嫌いで引きこもりと思われがちですが、意外と?人に会っています。

冒頭の写真は宮崎空港にある電話。
娘がおじいちゃんおばあちゃんと話しているところです。
保安検査場から入った先で、ガラス越しに電話で話すことができます。
顔を見て話すことができるのですが、お別れのタイミングであるので物悲しいときもありますが。
こういった電話だったらいいのですが、顔を見ないでどんな表情してるのかはわからないというコミュニケーションは、やはり苦手です。
ZOOMやSkype といったビデオ通話は「会う」に近いものがありますので、メニューに入れています。
電話コンサルティングというメニューはありません。
メニューでは、やはり最優先にしている「会う」を最も厚くしており、その頻度により値付けをしています。

「会う」を最優先にしていますので、会っているときはその場、そのお客様に集中します。
メールの通知をオフにしていますので気づくことはありませんし、もちろん電話が鳴ることもありません。
電話はオフにしているというより使っていないので鳴ることがないのです。

打ち合わせ中に電話が来て「どうぞ出てください」といわれると、かえって気まずいですし、少なくともオフにしておくことは大事ではないかなと。
もし電話に出ないことで付き合いや仕事がなくなるのであればしかたありません 。

電話の方が早いという話はありますが、電話は、
・応答できないことがある
・応答してもらえないことがある
・相手の時間を中断してしまう
という大きなデメリットがあります。
(大昔は「高い」というデメリットがありましたが)

「メールで失礼します」という言葉がありますがまったく失礼ではありません。
「電話に出られなくてすいません」という言葉もなんだか変です。
出られなくて当然でしょうから。

電話でこまごまと時間を削られるのなら、まとまった時間を「会う」に使いたいので、その電話が、営業電話や電話でなくてもいい用件なら、なおさら使いたくないものです。

コミュニケーションと時間管理

どんなコミュニケーションをとるにしろ、それなりの時間はかかるものです。
コミュニケーションと時間のバランスはとらなければいけません。

先日 IT 仕事術セミナーをしたとき、「電話は使ってないんですよね」という話をしたら、懇親会の場で多くの方に反応していただきました。
「電話さえなければ」とか「電話なくせればいいんですが」とか「電話なくすなんて無理です」などと。

電話だけが悪いわけではなく、「会う」も時間がかかりすぎることがあります。
「日中は人に会ってて、時間が取れない」とか「平日は人に会うことで時間をとられるので、土日にたまった仕事をやるとか」となると時間とのバランスがとれなくなるでしょう。

コミュニケーションと時間のバランスをとるということは意識しており、「会う」を最優先にしつつも、厳選するようにしています。
気軽に会わないようにしていますし、「ご挨拶だけでも」とか「営業をかけられることで人に会うことはありません。
気が向かない、ほんとは嫌な「会う」もなくしてきました。

原則として1日に1つしか会う予定を入れませんし、平日には必ず1日は、家族(と保育園)以外の人と合わず黙々と仕事をする日にしています。
そういった日でもメールはしますが、私が日々何をやり取りするメールはそれほど多くなく、平均すると3件ほどです。
メールも一定の時間がかかりますので、増やさないようにしなければいけません。
(CCメールがないのが救いですが)

仕事に取り組む、考えるには時間が必要であり、自分をよいコンディションに保つにも時間が必要です。
時間というより、「コミュニケーションをしない時間」というものが必要ではないかなと。
人とのつながりは大事ではあるのですが、誰ともつながらない時間というものが、仕事の熟成には必要と考えています。
電話、メール、チャット、SMS そして「会う」と、様々なコミュニケーションを常にやっていたら疲弊してしまうでしょう。

コミュニケーションの優先順位をつけるとともに、コミュニケーションをとらない時間というのも工夫してやってみましょう。

 



■編集後記

歯がちょっと痛かったので、念のため歯科へ。
虫歯ではありませんでした。
かみ合わせの関係で負担があったようです。
親子3人、そこに通っていて、土曜日は娘、昨日は、私と妻でした。
いずれもチェックです。

 

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■娘(2歳)日記

昨日、サンタの人形をみて、「このおじさん、〇ちゃんのとこにも来るかなぁ」と。
おじさんて……。