セミナー、YouTubeで話すなら、暗記しなければいけないのか

  • URLをコピーしました!

セミナーや YouTube で話していると、「話す内容を暗記しているのですか」と聞かれることが多いです。
暗記はしていません。

※私のYouTubeチャンネルの画面 by Leica M10

暗記したものを話しているのか?

話すことを暗記すべきかどうか。
もちろん暗記をしていたほうがスムーズに話すことができるかもしれません。
しかしながら暗記できるものではないでしょう。
60分話すとすると、文字数にして2万から3万字ほど。
暗記できる量ではありません。

話す時間が増えれば、なおさらでしょう。

暗記しなきゃいけないかどうかではなく、暗記できないのです。

スピーチでいえば、1分、3分という制限があると、難易度が上がり、練習、暗記が必要です。
以前、話し方教室のコンテストに選ばれたときは、それなりに大変でした。
暗記が。

制限時間が短いほど難易度は上がります。
10分、30分、2時間、4時間となるほど、アドリブがきくものです。

逆にいえば、3分以上話すなら暗記はいらない=できないかなと。

ただ、必要最低限、キーワードだけは、カンニングペーパー(カンペ)を準備しています。

話すときに準備しているカンペ

暗記がしなくても話の流れを確認しながら話すようにしています。
セミナーであればこういったスライド。
次回、7/3にやる出版入門セミナーのスライドです。

スライドには、キーワードが入っていますので、それを見て、「ここからはこういう話をする」と自分に気付かせています。
キーワード以外の部分は、いわばアドリブです。

他のセミナーをやってらっしゃる方がどのようにしているかわかりませんが、私の場合は、複数回同じセミナーをやったとしても同じものはできません。
アドリブなので。

YouTube の場合、シナリオを大まかにつくっています。
アドリブとはいえ、幹の部分はつくっておいたほうが話しやすいですし、話がブレないからです。
固有名詞もキーワードとして入れています。

このシナリオをディスプレイの上の方に配置し、カメラから目線がずれないようにしてはいます。

この辺は試行錯誤で、プロンプターとやら(大統領演説に使うようなもの)を買おうかとも考えているところです。
YouTube はリアルタイムではなく収録なので、中断して確認したり、後で編集したりということもできますけど。

ブログもシナリオのような形で見出しを立ててから、その間を埋めるようにしています。
どう書くかは、アドリブです。
今回の記事は、このように見出しを立てました。
音声認識入力でやっているので、「書く」でもあり、「話す」でもあります。

私が考える音声認識入力のメリットの1つは、「書く」と「話す」の融合です。
それぞれのよさをミックスできるのがいいところだなと。

この必要最低限なシナリオカンペのつくり方は、はじめてセミナーをやった2007年からやってきました。
カンペに頼らないほうが読むのではなく、話すことができます 。

「読む」ではなく「話す」

セミナーやYouTube は、「読む」ではなく、「話す」だと思っています。
カンペを細かくつくってしまうと、それを選んでしまうでしょう。

スライドに文字を極力入れないというのも読まないためです。
これは自分が読まないだけではなく、参加者の方が読まないためでもあります。

読むと聞くを同時にするのはなかなか難しく、スライドの文字を読んでしまうと話が頭に入ってこないかなと思うからです。
少なくとも私が参加者側のときは集中力が途切れてしまいます。

だからこそスライドに文字を入れていませんし、私はスライドが少ないほうです。
出版セミナーの場合、2時間半のセミナーで44枚ですので。
むしろ、スライド自体いらないかなとも。
その話を聞いて、何をやるかが大事ですので。

そして、下を向いて原稿を読むということはやりたくないなと思っているのです。
セミナー、YouTubeに限らず、スピーチでもそうしています。
スピーチでも紙を持ちません。
完璧に読むよりも、多少詰まっても、話したほうが伝わると思いますので。

YouTubeでも、気にしていたらきりがないので気にしていません。

そして、話すためにも、日々書いています。
私が話すこと、話せることは、日々書いていることや最低でも一度はブログに書いたことがあることです。
暗記している、つまり頭の中に入っているというよりも、体に染み込んでいるという感覚でいます。
体に染み込んでいるということは、口にも染み込んでいるので自然と動くという感じです。

人前で話したいのであれば、事前に書いておくのをおすすめします。
そして、どっちみち書くのであれば公開しておいたほうが一石二鳥以上というのが私の考えです。
書く仕事も話す仕事もできることになりますので。

もちろん、書いたものを読みながら話すのではありません。

キーワードだけで話すトレーニングはおすすめです。

YouTubeは、平日毎日更新しています。
ひとり税理士井ノ上陽一の自宅仕事術 – YouTube

 

 



■編集後記
『新版 ひとり社長の経理の基本』が重版となりました。
お買い上げいただいた皆様、ありがとうございます!
先週から見直しをし、昨日提出しました。
法律が変わっている部分もありましたので。
(重版時にはある程度修正ができます)

「1日1新」
ぐりとぐら、ミッフィー 切手シール
YouTube編集で新しいスキル
コロナ後の選挙事前投票

■娘(3歳3ヶ月)日記
昨日、切手シールを買ってみせてみると、気に入ったようで、84円×10を全部貼りたいと。
これはお金だからねといっても、なかなか納得行かないようで。
「数字が入ってるでしょ?」も通じず……。
しまじろうか、なんかで切手を教えて欲しいです^^;

以前、スーパーに行ったときに、「おみせのものはさわらなーい」って歌い出し、なんだろと思っていたら、しまじろうに出てくる歌でした。

■昨日のYouTube(平日更新予定)
無料でPDFを結合する方法(Windows) – YouTube

  • URLをコピーしました!