YouTube & OBS Studioを使って、パワポでオンラインセミナーをする方法

オンラインセミナーをやる選択肢の1つとして、YouTubeのライブ配信を使う方法があります。
パワポを使いつつ、YouTubeで、オンラインセミナーをやる方法をまとめてみました。

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※オンラインセミナーの録画 by Leica M10

 

YouTubeでオンラインセミナーをやるには

 

YouTubeでオンラインセミナーをやる場合、YouTubeのライブ配信という機能を使います。
YouTube同様無料です。

シンプルにカメラの映像のみを流すのであれば、この記事の方法が使えます。

YouTube Studioでライブ配信する方法・アイテム・注意点 | EX-IT

 

スライドをつくり、iPadのパワポやKeynoteでうつしだすという方法も試しましたが、iPadの画面が反射して、それほど見やすいものでもありません。
(光の具合を調整すればいいといえばいいのですが)

そこで試したのが、OBS Studioという無料ソフトを使う方法。
Open Broadcaster Software | OBS
YouTube とOBS Studioを組み合わせると、パワポのスライドショーをバックにオンラインセミナーができます。

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YouTube&OBS Studioを使って、パワポでセミナーをする方法

 

必要な機材

今回の事例のようなセミナーをするのに最低限必要なのは、

・ノートパソコン(カメラ付き)
そして、
・背景(できれば緑色)
です。

緑色の背景があれば、自分の背景を透明にするクロマキーができます。
この背景の敷居が高いのですが……。
布も考えましたが、このようにスクリーンのように立てるタイプにしました。

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あったほうがいいものは、

・ディスプレイ
・照明
・カメラ
・マイク

です。

 

 

ディスプレイは、パワポのスライドショーを写して、その画面を取り込むために使います。
ノートパソコンの1つの画面でもできなくはありませんが、OBSの操作がやりにくいのです。

照明は、自分や背景を照らすもので、LED照明やこういったものを使っていて、写真撮影で使うレフ版も置いています。

カメラは、PanasonicのGH5(レンズはズミルックス12㎜F1.4)を使い、パソコンに取り込むため、HDMIケーブルやキャプチャーデバイスが必要です。

マイクは、音声認識入力でも使っているYeti。
カメラについているマイクよりも確実で、ノイズも拾いにくいです。

 

狭い中にこんなふうにセットしています。
(注)税理士事務所

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YouTube Studioの設定

 

次にYouTube Studioを設定しましょう。
YouTube Studioは、YouTubeから[ライブ配信を開始]を選びます。

 

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2回目以降は、このように前回以前の設定を使えますが、

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最初は、[エンコーダ配信]を選びましょう。
ここで、公開設定を選べます。
練習には、「非公開」、限定したいなら「限定公開」で、今、私がやっているのは限定公開のみです。

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スケジューリングをすることもできますが、これは視聴者のためであり、その前に始めることもできます。
むしろ、始まってしまうので注意です。
[エンコーダ配信作成]をクリックすると、

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このような画面になり、右上のアイコンから、配信先のYouTubeへのリンクをつくることができます。
これをお知らせすれば、オンラインセミナーに参加できるわけです。

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右上の[ライブ配信を開始]は、最終的に配信するときにしかクリックしてはいけません。

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クリックしてしまうと、配信自体が終わってしまい、同じリンク先での配信はできなくなるのです。
先にリンクをお知らせしていると、困ります。

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YouTube とOBS Studioをつなげる

次に、YouTubeでストリームキー(毎回変わります)をコピーして、

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OBS Studioの[設定]から、

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[配信]を開き、に貼り付けましょう。
これで、YouTubeとOBS Studioがつながります。
続けて、設定しましょう。

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OBS Studioの設定

 

[出力]では、映像ビットレート(どのくらいきれいにするか、ただし上げすぎると通信量が増える)やエンコーダ、音声ビットレートを設定しましょう。

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OBS Studioは録画もでき、その保存先も確認できます。

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[音声]では、マイクがつながっているかを確認します。
デスクトップ音声は、必要なければ「無効」にしておいたほうがいいでしょう。
余計な音が入るのを防ぐためです。

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[映像]では、出力する解像度などを調整します。
私の設定は次のとおりです。

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OBS Studioで、配信画面の設定

次に、OBS Studioで、配信画面をつくっていきましょう。

まずは、パワポの画面。

OBS Studio下部の[ソース]から[画面キャプチャ]を選び、

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ノートパソコンとディスプレイのどちらかを選びます。
(ディスプレイ使用時)

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画面2(ディスプレイ)側を配信するなら、パワポの[スライドショー]で、スライドショーを映し出すモニターを選んでおきましょう。

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このようにスライドを表示できればOKです。
実際の配信画面をイメージしながら、このようにつくっていきます。

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次に[映像キャプチャデバイス]を選び、

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カメラを使うときは、カメラを選びます。

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取り込んだ画面を小さくして配置し、

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右クリックで[フィルタ]を選び、Screenshot_15

[エフェクトフィルタ]で、[クロマキー]を選び、

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[緑]にしましょう。
「類似性」を430くらいにすると、ちょうどいい感じです。

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このように緑の背景が消えました。

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もし、映像が出てこないときは、画像を右クリックして[順序]で調整しましょう。
(カメラ画像が上、パワポが下です)

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OBS Studio→YouTube Studioの順で配信

いよいよ配信開始。
まずは、OBS Studioで[配信開始]、

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YouTubeで、プレビュー画面が表示されたら、YouTubeで[ライブ配信を開始]をクリックします。
表示されないときは、ストリームキーやネット回線状況を調べましょう。

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オンラインセミナー終了時

セミナーが終わったら、YouTubeで[ライブ配信を終了]、

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OBS Studioで、[配信終了]を押します。
なお、OBS Studioで、[録画開始]を押しておくと録画もできるので便利です。
録画のみでも使え、私は動画教材作成にOBS Studioをつかっています。

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YouTubeオンラインセミナーの注意点

YouTubeでのオンラインセミナーには、いろいろと注意点があります。
私が失敗した事例もまじえてまとめてみました。

「YouTubeが受信している動画が少ない」

 

こういったエラーが出るときは、OBS Studioの配信の設定を見直したいところです。

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ただ、今朝、メルマガ読者限定の無料セミナーをやったときは、何をやってもダメで、結局、Zoomに切り替えることに。
(昼過ぎには普通につながりました。YouTubeの不具合かもしれませんが……。同様の事例もあったので)
いざというときのために、参加者の方への連絡方法を準備してはいましたが、お詫びとして、再度動画を収録して、明日動画をお送りする予定です。

 

画面キャプチャで、画面が表示されない

 

画面キャプチャをしたときにパソコンによっては、表示されないことがあります。
より高性能なグラフィックス機能がある場合は、表示されません。
SurfaceBook 2がそうでした。

このときは、OBS Studioをエクスプローラーから右クリックし、[統合型グラフィックス]を選びます。
また、[既定のグラフィックスプロセッサを変更する]で、

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既定のプロセッサを変更しておくといいでしょう。

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映像キャプチャの画面が出ない

OBS Studioを起動してからカメラをつなぐと、映像キャプチャの画面が出ない場合があるので、そのときは、[デバイス]で、一度別のカメラに切り替えてまた切り替えると、つながります。

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雑音を拾う

OBS Studioの標準設定では、マイクの感度がよすぎるような気がします。
[音声ミキサー]で下げておきましょう。

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背景が消えない

前回やったときに背景がうまく消えないこともありました。
緑の背景の明るさが足りない、背景がまくれているなどといったところをチェックしましょう。

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また、映像キャプチャの枠から自分がはみ出ると、頭や手が消えますので、気を付けましょう。

配信URLが変わるリスクに備えて

こちらのミスで配信URLが変わることもありますし、配信トラブルで、URLが変わることもあります。
[公開](誰でも見れる)なら、問題ないのですが、そうでない場合、何らかの連絡方法は準備しておいたほうがいいでしょう。
前回は、事前登録制(メールアドレス)にしていましたが、今回は「いざというときはこのページを見て」というページをブログ内に準備していて、この配信予定画面のタイトルを変えてお伝えしました。
苦肉の策でしたが。

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機材トラブル

その他、
・HDMIケーブルのトラブル
・パソコンの電源がつながっていない
・マイクの調子がおかしい
など、ライブ配信ならではのトラブルもそれなりの多いものです。

YouTube&OBS Studioでオンラインセミナーをやるメリットもありますが、配信トラブルのリスクもあります。
オンラインセミナーをやるならZoomもありますし、こちらは別途記事にする予定です。
Zoomでは、こういった形で、配信できます。

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ただ、ZoomはZoomでトラブルや注意すべき点はありますので、詳しくは後日の記事で。

まあ、これは、通常のセミナーでも同じですし、慣れていくしかありません。
YouTube&OBS Studioを使ってみたい方は、参考にしてみていただければ。

 

 



■編集後記
昨日の朝は、おとといのブログ記事で告知したZoomセミナーを開催。
誰もいらっしゃらなかったらどうしよう……とも思っていましたが、無事開催できました。

 

■昨日の1日1新
※詳細は→「1日1新」

娘のキッズバイク
ブログでZoomセミナー

 

■昨日の娘日記

娘の誕生日プレゼント(誕生日はちょっと先)に、ままごと用の冷蔵庫と、キッズバイクを。

冷蔵庫は、保育園にあってずっと欲しがっていて、いいのが見つかったので。
キッズバイクは、ディズニープリンセスのを買おうと思っていましたが、娘曰く「かわいすぎる」と。
ヘルメットはキティちゃん、キッズバイクは、ピンクのシンプルなものにして、自分でプリンセスのシールを貼っていました。
早速、公園でキッズバイク。
上手に乗りこなしていました。