極めてなくても自分の体験を伝えることー湘南国際マラソン、デビュー組6名を含むチーム12名で完走ー

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昨日、湘南国際マラソンに参加しました。
初フルマラソンデビューを飾った6名を含むランチームのみんなも無事完走!
一緒に練習して情報共有してきたこの数ヶ月間は本当にすばらしいものでした。
※写真はチームメイトの1人と。チームの仲間の中で最速(かつ最強)でした。
湘南国際マラソン

 

 

初フルマラソン組6名含めて全員無事完走!

私自身はフルマラソン5回目(トライアスロンの一部としてのフルマラソンを含めると6回目)、2月のおきなわマラソン以来でした。
そんなことよりも、今回の大会は大きな意味があったのです。

ひょんなことから私が巻き込んだランチーム(トライアスロンチームとはまた別です)。その仲間11名と走った記念すべき大会でした。
ゼロからはじめて昨日のフルマラソンがデビュー戦だったメンバーが6名います。
そのデビュー組含めて全員、無事完走できました。

折り返しですれ違うとき、ゴールした後、思わずうるっと来る場面も(^_^)
完走できて本当によかったです。

この数ヶ月、年齢も違えば仕事も違う大人が集まって、同じ目標に向かって努力するというのは、本当にかけがえのない体験でした。
本格的な練習が増えてきた9月以降、このメンバーを何度会って走り、飯を食い、風呂に入ったことか(笑)
そんなメンバーを紹介します。

・ランチーム発足時からのメンバーで、飲み会でたまたま私と同じ席だったために巻き込まれたKさん。
仕事、お子さんとの時間、勉強会開催などの活動の中、一人20kmランをするなど練習にも励んでいました。
一緒に靴を買いにいったこともあります。

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私のことを「まず、何をするにもその道のプロに教えて頂くのが一番の近道です。」と書いていただいてますが、プロではないです(^_^;)
でもいつも取り上げてくれてほんとありがたいです。
自分でもフルマラソンは完走できるんだ。 | 【3knot  DAYS】

 

 

 

 

 

・同じく最初から巻き込まれたメンバーで、やはり仕事、家庭、起業にむけた活動の中、練習され、けがもありながらの参戦だった渋屋さん。ランのマンツーマンレッスンを受けており、けがが治ればぐんと速くなりそうです。

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初マラソン、何とか完走したけど・・・ #639 | 大きく考え、小さくはじめる

 

 

 

 

 

・写真にもうつっている大柄かつ重い体格(極真空手やってます)で、見事4時間21分の好タイムを出したAさん。彼に抜かれたらキャプテンを躊躇なく交代させていただきます(笑)
最初の方から、「サブフォー(4時間ぎり)を目指すにはどうすればいいですか?」と質問してきたり、サブフォー目指す人用のシューズを買ったり、夕方ごろに「今日走りませんか?」とメールが来たり、焼き肉屋でドカ食いしたり、その目標設定と目標への突進力はすばらしいです。
だからこそ、今回の好タイムが出たのでしょう。

ラオウを目指す羅王のブログ 学歴と学習歴

・ランチームでのデビュー戦、去年8月の皇居10kmランで、熱中症寸前になったTさん。「ランが嫌いになっちゃうかも・・・」と心配していましたが、見事継続。1人で30kmトレーニングするガッツもあります。トレーニング距離もチーム1位だったかと。

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[744]初のフルマラソン 結果は?|新しい人生のブログ

 

 

 

 

 

・2010年からの友人で、2011年2月には一緒に10kmレースに参加したHさん。その後は走ってなかったようですが、ひょんなことからフルマラソン挑戦に巻き込まれ、初ハーフ(21km)、初フルまで一気に無事完走できました。一番若いのでまだまだポテンシャルはあります。

・当初、紅一点だったMさん。巻き込まれて、よくこの男(おっさん)だらけの集団に入ってくれました(笑)(今は女性が数名います)この数ヶ月に退社、起業というターニングポイントもありつつ、ロングラン練習にも参加し、かろやかに今回も完走しました。
30km地点で、「何やってんだろ?」と私をうらんだそうです(^_^;)(ゴール後は感謝してくれてるかと・・)

以上が初フルマラソンの6名です。

 

・初期メンバーかつ今回の起爆剤になったNさん。実はラン歴なしの彼がいきなり今年4月のフルマラソンに申し込んでいたことが、湘南国際マラソン挑戦の理由でした。「Nさんがやるならおれらも」と初期メンバーが決意したのです。そもそもそのいきなりの行動の理由が、私のブログからリンクした同じトライアスロンチームの小野さん(トライアスロンだけではなく、南極、北極、砂漠ランナーでもあります)だったんですけどね。
その後84kmマラソンを経て、今回2回目のフルマラソンを完走。
彼もこの数ヶ月の間に会社を辞めるターニングポイントがありました。

「痛みを受け入れる覚悟と準備」 | 僕の前に道はない 僕の後ろに道が出来る

 

 

 

 

 

・初期メンバーで当時は小学校の先生だったNさん。4月に独立して塾を経営されています。フルマラソンは3回目。起業という大きなターニングポイントがあり、仕事柄平日夜の練習会には参加できない中、きっちり完走しました。
事前の準備の甘さ|教育改革 changeマーボーのブログ

 

 

 

 

 

・「走る時間あるの?」ってくらい大きな仕事をされているKさん。9月の30kmランで故障し、その治療しつつ、練習はほぼできない状態での参戦でした。
ブログを見ると、そのハンデをメンタルで克服していたようで、ほんとすごいです。
186: フルマラソン完走後の余韻 | 大人の秘密基地

 

 

 

 

 

・実はお客様であるAさん。昨年以来2回目のフルマラソン、けがもあり、練習時間もとれない中、きっちり完走されました。湘南対策の30kmラン練習会から参加され、やや猪突猛進な他のメンバーともなじんでいただき、感謝しております。

・最年少(たぶん)のTさん。練習もそれほどできてなく、打ち上げ前に帰らざるを得ないほど体調が悪かったのですが、無事完走しました。

そして、他のランチームのメンバーもFacebookグループで応援してくれたり、練習に一緒に参加したりしてくれました。フルマラソンデビューを控えているメンバーも多いので今後が楽しみです。特に応援にかけつけてくれたMさん。40km地点(ゴールまであと2.195km。一番きつい地点です)という絶妙なポイントで応援してくれて本当に助かりました。

 

 

体験を伝えること

フルマラソンは、己の体だけで走るスポーツです。
ごまかしはきかないですし、それなりのトレーニングも必要となります。
今回の完走も、それぞれがきっちりトレーニングしてきたからこそといえます。

私ができたのは、体験を伝えることだけです。

トライアスロンも含めてマラソンを体験して、うまくいったこと、失敗したことを、日々話し、Facebookのグループ(メンバーだけが見れて書き込みができる)に投稿してきました。

伝えてきたのは、
・道具の選び方
・レース中にうまくいったこと、失敗したこと
・レース前の調整
・補給食
・トレーニング方法
などです。

 

 

極める力と伝える力

私のフルマラソンのベストタイムは3時間51分7秒。決して一流のランナーではありません。
それでも、伝えることはできますし、今回伝えてよかったと断言できます。

あらゆる分野で、「極める力」と「伝える力」は別物だと思うのです。
もちろん両方ができる人もいますが、通常はどちらかに力を振り分けなければいけません。

プロスポーツならともかく、一般に仕事をし、生きていく中で「極める力」はそうそう必要がない気もします。
めちゃくちゃ詳しくても、めちゃくちゃすごくても、それを伝えられるかどうかは別なのです。
私には「極める力」はありません。だからこそ、「伝える力」を得意な分野で伸ばそうとしています。

とはいえ、私がフルマラソンで5時間がベストだったり、フルマラソンを走ったことがなかったりしたら、説得力はないでしょう。
「極める力」もある程度は必要なのが難しいところです。

「伝える力」に必要なのは次の3つがあります。

とことん体験する

体験したことを伝えるならば、とことん深く体験しておくべきでです。

極めなくてもいいといっても浅い体験だと語れませんからね。

マラソンに関しては、レッスン、道具、書籍などかなり研究しています。
より深く自分なりに体験したことだから、伝えられることもあるのです。

才能がない分野の方がより伝えやすいかもしれません。
私はマラソンの才能があるわけでもなく、体格的には不利な方でもあります。
きちんと練習しないと完走もおぼつきません。
簡単にできることだと、体験の深さ、伝えるもの、苦労なども少なくなります。

そう考えると、今私が伝えているExcel,IT、税金、会計などもすべてあてはまります。
それぞれ最初は、結構苦労していますからね(^_^;)
嫌いでなく、かつ苦労して体験した、というのが共通しています。

 

体験を詳細に記録する

自分の体験したことはなんとなく覚えていても、すぐに忘れてしまいがちです。
体験を詳細に記録しておくと、いつか誰かの役に立つことができます。
このブログもその記録の一環です。
体験を言語化することが欠かせません。

 

包み隠さず伝える

聞かれたことだけではなく、「これは知っておいたほうがいいかな」「これは伝えておきたいな」ということをこちらから伝えるのが大事でしょう。
マラソンで言えば、
・汗冷えするので、アンダーシャツを着る
・けがの種類、ケア、おすすめ治療
・応援の方に「ありがとうございます」と言ったり、ハイタッチを積極的にしたりすると力をもらえる
・スタート直後はまわりの選手は飛ばすけど、つられないようにペースをおさえる
・これまでのフルマラソンで失敗したこと
・トレーニングとして、30kmランを一度はやっておくべき
などといったことです。

もうちょっとうまく伝えられれば、もっとみんなが楽にゴールできたかも・・・と思うこともあります。

 

ーーーまとめーーー

6名のフルマラソンを走るという体験を多少なりともお手伝いできたことは、大きな財産です。
墓に持っていけます(^_^;)

フルマラソンのタイムを縮めたい、他のレースに出てみたい、距離を伸ばしてウルトラマラソンに出たい、トライアスロンに出たいなど、さらなる体験につながるかと思います。
もちろん、「体験してみてフルマラソンはもういいや」と思ってやめたとしても、それはそれでいいと思うのです。体験してやめるのと体験しないでやめるのとでは雲泥の差があります。

自分の体験を伝えると、さらに他者の体験をサポートできるのです。
よく「自分なんかが・・・」「まだまだそんな(伝える)レベルでは・・・」という声を聞きますが、物事を極めるのを待っていてはいけません。
どんどん伝えていきましょう。

・・・という私も今回のマラソンは恐る恐る伝えてましたけどね(^_^;)
でも、いくらかお手伝いができたようで、伝えてきてよかったです。

 





【編集後記】

自分の成績は・・・というと4時間14分で、ベストの23分落ち。

調整不足、メンタル不足、トライアスロンが続いた、などいろいろ理由はありますが、サブフォーを安定させたいものです。
来月、実家宮崎の青島太平洋マラソンでは記録を狙います!

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