Excelで[形式を選択して貼り付け]の最速の操作は?

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Excelで書式のみ貼り付ける、値のみ貼り付けるといった[形式を選択して貼り付け]には、バージョンごとの違いやショートカットキーといったテクニックが多いです。

[形式を選択して貼り付け]の基本

たとえば、こういった表を作っていて、[当期]にも同じように罫線を引くとします。

この場合、[前期]をコピーして、そのまま貼り付けると(Ctrl+C→Ctrl+V)

[前期]の数字や文字まで貼り付けられてしまいます。

こういったときに、[書式]のみ貼り付けるようにすれば、罫線という[書式]のみを貼り付けることができます。

[書式]や[値]などのみを貼り付けることを[形式を選択して貼り付け]といいます。

通常はコピーをして、マウスを右クリックして表示されるメニューを使います。

 

Excel2003・2007での最速操作

Excelのバージョンごとにこの操作は変わり、便利な方法も変わってきます。
Excelの最近のバージョンは2003、2007、2010、2013(未発売)です。

追記:2016が最新バージョンです。

EXCEL2003・2007では、次のような操作方法があります。

1[形式を選択して貼り付け]を利用

コピーの後、右クリックメニューから[形式を選択して貼り付け]をクリック→[書式]をクリックします。

この一連の操作は、

Ctrl+C(コピー)

方向キーで位置を指定

Ctrl+Alt+V(形式を選択して貼り付け)

T(書式)

Enter

とキーボードだけで操作できます。
ただ、Ctrl+Alt+Vが押しにくいという問題があります。

 

2 [貼り付けのオプション]を使う

[貼り付けのオプション]を使う方法もあります。
私はこっちの方が好みです。

コピーをして、そのまま貼り付け位置に貼り付けます(Ctrl+V)。

一見、文字や数値も[前期]のまま貼り付けられるので、びっくりしますが、問題ありません。
次の画像の赤い部分のアイコンをクリックしてください。
これが[貼り付けのオプション]です

クリックすると、次のようなメニューが出てきますので、[書式のみ]をクリックします。

これで、書式のみを貼り付けた状態に変更できます。
「これ、貼り付けて」→「あ、書式のみでお願いね」と後付けで詳細を指示するイメージです。

ショートカットキーのみでできないことはありませんが、ちょっと複雑です。
Ctrl+C

方向キーで位置を指定

Ctrl+V

Alt+Shift+F10

F

 

 

Excel2010・2013・2016での最速操作

2010、2013、2016でも同じように2種類の方法があります。

1[形式を選択して貼り付け]を利用

2010からは[形式を選択して貼り付け]が便利になりました。
Ctrl+Alt+Vでも、これまでのメニューが出てきますが、

マウスで右クリックすると、形式を直接選択できるようになります。

アイコンを選択すると、「貼り付け後がどうなるか」をプレビューしてくれるのが便利です。

 

 

2 [貼り付けのオプション]を使う

2010、2013、2016は[貼り付けのオプション]が使いやすくなっています。
マウスでクリックするとこんな表示がされます

[貼り付けのオプション]に「(Ctrl)」と表示されているのに注目してください。
Ctrlを押せば、このオプションが表示されます。
[書式設定]には「(R)」と表示されていますので、
Ctrl+C

方向キーで位置を指定

Ctrl+V

Ctrl

R(方向キーで指定することもできます)

で操作できます。

慣れないうちは大変ですが、覚えてしまうとこっちの方が速いです。

ぜひいろんな方法を試してみて、自分にあったものを選び、使い続けてみてください。
その積み重ねが仕事のスピードを決めます。

Excelに限らないことですが、複数準備されている操作方法のうち「最速の方法はなにか?」を考えるのは楽しいものです。

 

 

 





【編集後記】

昨日の夜、処分する本をいつものように整理し、今回はスキャンに出す本も選んでみました。
お気に入りのものから50冊選び、宅急便で送ってデータにしてももらいます。
意外と(?)やったことがなかったので(自分でスキャンしたことはありますが)、楽しみです。

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