前金・しくみ・メンタル。売上を取りっぱぐれないような工夫

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せっかくの売上でも、その代金が入ってこないと意味がありません。
取りっぱぐれないように、回収しそこなわないように工夫が必要です。
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※自宅にて iPhone 7 Plus

入るまでが売上

帰るまでが遠足。入るまでが売上です。

依頼を受けて仕事をして、売上10万円となっても、その10万円を受け取らなければ意味がありません。
「ひとりしごと」では、人もお金も限られているので、手痛いことになります。

そうならないように何かしら工夫しなければいけません。

与信管理という言葉

一般的には、与信管理という言葉があります。

かんたんにいえば、売上の相手先(取引先)が、本当にお金を払ってくれるかをチェックすることです。

われわれがモノやサービスを買うときには、与信管理されていることがあります。

商品やサービスと代金を引き替えでなければ、
・代金前払い
・カード払い
・書類を提出して審査
ということがされているはずです。

そのカード払いの前提として、カード会社から与信管理されています。

この逆で、こちらがモノやサービスを売る場合にも、与信管理はしなければいけません。
ただ、書類を提出してもらって審査するのは現実的には難しいこともあります。
(やったほうが確実ですが)

与信管理のための情報サービスで調べることもできますが、もっとかんたんに与信管理するなら、前もって代金を受け取りましょう。

前金・しくみ・メンタル。売上を取りっぱぐれないようにする工夫

前もって代金を受け取る、前金、前受金。

そんなこといえないよ・・と思われるかもしれません。
たしかに、出版社や大手の会社など、主導権があちらにある場合は、前金をお願いできないことがあります。

私の場合も、出版社(書籍の印税、執筆料など)は、前金にできていません。
仕事の後に入ってきます。
(最初の出版のときはドキドキしましたが・・)

ただ、それ以外の売上は、前金です。
前もって代金をいただいています。

これは信用している・信用していないにかかわらず、しくみです。
しくみにしていれば、個々に与信管理せずに済みます。
お金のことはトラブルになりがちで、もし取りっぱぐれたときに法的な手段をとるのは大変で、こちらも疲弊しますので、しくみで未然に防ぐわけです。

前金はメンタルの壁もあります。
仕事をしてからお金をいただいたほうが楽で、前金はなにか申し訳ない気持ちがあるものです。
そのメンタルの壁も、しくみで解決しています。

・前金であることを事前に話す、説明する
・申込ページに書いておく
・サイトに書いておく
・申込から入金までの流れを書いておく
そして、
前金がなかったら、絶対に仕事をしない
ということが大事です。

私は、「前金がなかったら、絶対に仕事をしない」を独立当初守れませんでした。
大丈夫だろう・・と思って、とりっぱぐれかけたこともあります。

何度か連絡しても、コンサルティングの日までに入金がなく、当日になってもなく、「入金が確認できませんので、今日はやめましょう」と連絡したら、「今振り込むので!」となったことも。

期日に入金がなければ、いったんキャンセル扱いにするルールとメンタルが重要です。

セミナー代金も前もって入金していただくようにしています。
現金払いだと、当日のやりとりも増えますし、回収リスクもあるからです。

「前金だと仕事を依頼しない」
「当日現金払いじゃないと嫌だ」
「振込がめんどくさい」
というのなら、その仕事はこちらからあきらめるしかありません。
そのあきらめをうむための、しくみでもあります。

「後払いでも契約書に書いておけば大丈夫では?」と思われるかもしれませんが、現実世界、契約書はそれほど意味がありません。契約があっても払わない人は払いません。
だからこそ、もめごとが絶えないわけです。
契約も大事ですが、それよりも、しくみ(前金)で未然に解決したほうが、お互いの負担やもめごとは減ります。

自分の身を守るため、お互いが嫌な思いをしないために、しくみとして前金を導入しましょう。
正確にいえば、前金を導入できる仕事を増やすべきです。

 

自分がコントロールできる売上・入金がないと、資金繰りが苦しくなります。
相手にコントロールされていると、入金が1ヶ月後、2ヶ月後となることもありますし、入金がないこともあるでしょう。
入金がないと手間も増えますし経理も一手間かかりますし、気持ちもめげますしいいことはありません。

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【編集後記】

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