集めたいのか、伝えたいのか。伝わるように手数を打つ

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集客という言葉を禁句にしています。
違和感がありますし、集めたいとは思っていないからです。
EX IT
※名古屋でのセミナー風景 GoPro HERO5 BLACKで撮影

「集客」を使わない理由

「集客」
よく使われる言葉です。

『集客がうまくいかない」
「独立したいけど、集客が心配」
「集客しなきゃ」

・誰でもいいから来てほしい
・売上だけを増やしたい
・仕事の件数だけを増やしたい
といったイメージが、「集客」にはあるので、使わないようにしています。

もちろん、そうでない場合もあるのですが、多くの場合の「集客」、特に「集客コンサルタント」といった方が使うものには、違和感があるのです。

「売上に困っているでしょ?贅沢言わずにまず集客しなきゃ」
という言葉に踊らされては手痛いダメージを受けます。

確かに、売上、お金は大事です。
集めるだけ集めて、そこから絞る方法、安く多くに売る方法はあるのでしょうが、ひとりで仕事をするなら、そもそも数をこなせません。

集めたいのか?というとそうではないでしょう。
集めたいというよりも、少なくても自分を必要としてくれる人に伝えたいという気持ちのほうが大きいのではないでしょうか。

もしそうならば、どう伝えるかを考えていきましょう。

無理に伝えない

どう伝えるかを考えるときに、
・わかってもらいたい
・絶対いいのに
・オススメです!
と強く伝えると、逆効果であり、集客になります。

お菓子があり、それを無理やり口に持っていくようなものです。
もちろん、そうまでしてわかってもらいたいこともあるかもしれませんが、歴史が語っているとおり、無理矢理のものには限界があります。
そのお菓子をそもそも嫌いである可能性も高いです。
どんなにおいしくても、私はレーズンが入っていると食べれません。
すすめられても困るわけです。

伝えたいなら、自然に伝わるようにしましょう。
お菓子を、その場にそっとおいて、よかったら食べてねというスタンスにしています。

このブログを読んでください!
サービスを買ってください!
セミナーに来てください!
本を買ってください!
などとは言いません。

これは、独立時に決めたことです。
「なにかあったらお願いします」
「いい人がいたら紹介してください」
「ぜひ来てください!」
と言ったことはありません。

伝わらない人を集まっても意味がありませんし、伝わらない人に買っていただいても意味がないからです。
私が提供しているサービスも、まったく必要がない人には意味がなく、価値はゼロでしょうし、私もそういった方を集めないようにしています。

伝わらない人でもひとまず集めてその気にさせて買ってもらったほうが売上は上がるのでしょうが。。

 

伝わるように手数を打つ

伝えたいと思っていても、伝わらないと意味がありません。
無理に伝えないとしても、手数は打つ必要はあります。

こっそりと誰かが見てくれて、こっそりと広がって・・というドラマティックなことは現実には起きないからです。

お菓子がどんなものか、どんな味か、どんなふうに作ったか、どういうこだわりがあるかを伝えなければいけません。
ここで大事なのは、「おいしい」と言わないこと。
おいしいかどうかはそれぞれの判断や相性があるからです。

お菓子=つまり自分を伝える手数は打っていきましょう。
・実際に会う(そういう場に行く)
・ネットで検索される(ブログ、HP)
・本を出す
・セミナーを開いてみる
・名刺を工夫する
・パンフレット、冊子を作る
・違いをつくる

自分の軸にあった手数をできるかぎり多く打っていきましょう。
「集めたい」ではなく、「伝えたい」と考えれば、ポータルサイトへの登録や取材、紹介に頼らず、自分主体で伝えることが欠かせません。

「セミナーをやるにも集めなきゃ」と思うかもしれませんが、伝えたいなら少人数でもいいはずです。
・○名集めたい
・○人来ないとペイできない
・○人は来ないとかっこ悪い
なんてことはありません。
もちろん、その下地としてセミナーに来ていただく前にとことん自分を伝える必要があります。
伝えないうちに、お金を払ってセミナーに参加してもらうなんて考えないようにしましょう。
(集客のためのセミナーという手法もありますが)

「本を出すまでは大変」と思うかもしれませんし、たしかに大変です。
「伝えたい」からこそ本を出しています。
ネットでそれなりに活動していてもやはり本からの出会いはあるからです。
そうはいってもある程度の売上が見込めないと本を出してもらえませんが、ひとりに伝われば本が出る可能性は高まります。
そのひとりとは編集者さん。
編集者さんに伝わらずして本は出ません。
私が書くようなマニアックな本が世に出たのも編集者さんに伝わったのがきっかけです。
「集める」(本を多く売る)よりも「伝える」を重視すれば道は開けます。

集めたいか、伝えたいか。

自分を必要とする人へ伝えたいものがあるなら、どうやったら伝わるかを徹底して考えて手数を打ちましょう。

 

 


【編集後記】

産後4/2まで、九州から妻のお母さんが来てくれていたので、助かりました。
4/2夜からは私の番。正念場です。
料理はともかく苦手の洗濯・掃除もがんばります。

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」

新生児用だっこひも
娘と2人で留守番

【昨日の娘日記】
昨日の午後に妻が1時間半ほど外出する予定が(診察)。
3人一緒にでかける、娘と2人で留守番するの選択肢で選んだのは後者。
新兵器だっこひもで、なんとかなりました。
最初は緊張からか、かちこちでじっとこっちを見ていましたが。。
おむつを2回替えた以外は寝てくれてました。

縦に抱っこされるのが好きみたいで、そのままバランスボールで縦に揺れるのも好きみたいです。

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