Excelのショートカットキーをさらにショートカット | クイックアクセスツールバーの活用

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Excelには便利なショートカットキーが多いのですが、そのショートカットキーがないもの、ショートカットキーが長い(キーが多い)ものもあります。
そんなときに、クイックアクセスツールバーが便利です。
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※スクリーンショット

ちょっと長いExcelのショートカットキー(アクセスキー)

Excelのショートカットキーには、2種類あります。

1つは、

Ctrl+T(テーブルを作成)→CtrlキーとTを同時に押す

というように、2つまたは3つのキーを同時に押すもの。

もう1つは、

Alt→E→L→Enter(シートの削除)

とAltキー、E、L、Enterを1つずつ順番に押すもの。

どちらも便利なものです。

厳密には後者のAlt→E→L→Enter(シートの削除)のようなものをアクセスキーと呼びます。

このアクセスキーは、3つ、4つのボタンを押していくので、同時に押す純然たるショートカットキーよりも時間はかかってしまうものです。

それでもマウスに手を伸ばして操作するよりは速いわけですが、もっと短縮する方法があります。
それがクイックアクセスツールバーの活用です。

クイックアクセスツールバーにボタンを追加してショートカットキーを作る

クイックアクセスツールバーとは

クイックアクセスツールバーとは、Excelの上部にある、この部分です。
標準設定だと、左から、[上書き保存]、[元に戻す]、[やり直し]という機能が割り振られています。
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クリックすれば、それぞれの機能でExcelを操作できるものです。
さらに、このクイックアクセスツールバーの機能をショートカットキー(キーのみで操作)できます。

Altキーを押すと、クイックアクセスツールバーに番号が表示され、その番号を押せば操作できるのです。

この場合だと、Alt→1(Altを押して1。同時に押すとうまくいかないことがあるので、Alt、1と1つずつ押した方が確実です)で、[上書き保存]が実行できます。
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ただ、[上書き保存]は、Ctrl+Sという立派なショートカットキーがあるので、クイックアクセスツールバーをわざわざ使う必要はありません。

クイックアクセスツールバーには、別の機能を割り振りましょう。

クイックアクセスツールバーのカスタマイズ

クイックアクセスツールバー右のボタンをクリックすると、クイックアクセスツールバーに追加できる機能が表示されます。
クリックすれば、機能が追加できるのですが、ここに表示されている機能は、ショートカットキーがあるものや、あまり使わないものばかりです。

それ以外の機能を割り振るには、[その他のコマンド]をクリックします。
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クリックして表示されるのは、Excelのオプション(Alt→T→O)の[クイックアクセスツールバー]です。
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左側から機能を選んで[追加]をクリックすれば、クイックアクセスツールバーへ追加でき、

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右側のボックスから機能を選んで[削除]をクリックすれば、クイックアクセスツールバーから削除できます。
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※Mac版Excelにも、クイックアクセスツールバーはありますが、残念ながらAltキー(Optionキー)押しての操作はできません。

クイックアクセスツールバーにおすすめな5つの機能

クイックアクセスツールバーに追加したい機能として、次のようなものが考えられます。
・ショートカットキー(アクセスキー)でキー操作が多いもの
・よく使うもの
・ショートカットキーがないもの

おすすめは次の5つです。
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ピボットテーブル Alt→N→V→Enter

キーが多く、よく使うのでよく使っています。

Alt→N→Vまで押すと、次のボックスが表示されますが、通常はOK(Enter)を押すことになります。
最後のEnterまで一連の操作で考えましょう。
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Alt→N→V→Enterが、クイックアクセスツールバーなら、Alt→数字になります。

シート名の変更 Alt→H→O→R

シート名を変更するショートカットキー(アクセスキー)は長いです。
データを作っているときにショートカットキーでシート名を変更できると便利は便利なのですが、長すぎます。

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Alt→H→O→Rが、クイックアクセスツールバーなら、Alt→数字になります。

PDFの作成 F12→Tab→P→Enter

ExcelファイルをPDFファイルにする場合は、
・F12で、[名前をつけて保存]ボックスを表示させる
・Tabキーで、[ファイルの種類]にカーソルを移動する
・pを押し、[ファイルの種類]を[PDF]にする
・Enterを押す
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といった操作です。
(ファイルの保存場所を選ぶ際にはマウスの操作も加わります。)

F12→Tab→P→Enterが、クイックアクセスツールバーなら、Alt→数字になります。

データバー

データバーとは、[条件付き書式]という機能の1つで、セル内で数値をバーで表示できる優れものです。
ショートカットキー(アクセスキー)があるにはあるのですが、Alt→H→L2→Dと長くなります。
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これが、クイックアクセスツールバーなら、Alt→数字(その後にバーを方向キーで選ぶ)です。

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シートの削除 Alt→E→L→Enter

シートの削除もよく使うものです。
Alt→E→Lで、こういった警告が表示されるので、そのまま削除するなら、最後のEnterまで一連の操作と考えましょう。
(誤って削除すると元に戻せないので注意です)
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Alt→E→L→Enterが、クイックアクセスツールバーなら、Alt→数字になります。

他にも気になるものをクイックアクセスツールバーへ登録してみましょう。
なお、10個以上になると、クイックアクセスツールバーの数字が、09、08・・となるので、一手間増えます。(09の場合、Alt→0→9)
厳選して9個までにしておいたほうが効率がいいでしょう。

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【編集後記】

昨日は、午後からExcel入門セミナー、Excelマクロ入門セミナーを開催しました。
今日の記事はセミナー中に思いついたものです。

次回は9/29にExcel入門セミナーを開催します。

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」

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目黒 F.PARADE
名古屋 Bre’-Vantのパン

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