Excelのスライサー。テーブル・ピボットテーブルのデータをタッチで瞬時にフィルタリング

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Excelのスライサーという機能を使うと、データを瞬時に取り出せるので便利です。

※カフェにて iPhoneX

Excelのテーブルでスライサーを使う

Excelのスライサーは、データをフィルタリング、絞り込むことができる機能です。

スライス(薄く切る)という名のごとく、データをいろんな角度から切ることができます。

導入しているお客様にも好評です。

スライサーの使い方

左がテーブルで、売上データが並んでいます。
右がスライサー。

売上データのうち、商品、店舗、商品種別といった項目が並んでいます。

EX-IT_No-04

たとえば、「商品」のスライサー(左)で「iPhone11」(架空)をクリックすると、左側のテーブルでは「iPhone11」のデータのみが表示されるわけです。

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さらには、「店舗」のスライサー(中央)で、「大阪」をクリックすると、左側のテーブルでは、「iPhone11」かつ「大阪」のデータを絞り込めます。

EX-IT_No-06

それぞれのスライサーは、複数選択することも可能です。

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スライサーのつくり方

スライサーは次のようにしてつくります。

テーブルのいずれかの場所を選択するとリボン(上部のメニュー)に表示される[テーブルツール]の[デザイン]から[スライサーの挿入]をクリックしましょう。

その後、ボックスが出てくるので、

InkedEX-IT_No-09_LI

スライサーにしたい項目にチェックを入れ、Enterキー(OKをクリック)で、

EX-IT_No-10

チェックした項目のスライサーができあがります。

スライサーは、このように並んでいてこれはこれで使いやすいのですが、

EX-IT_No-11

整列させてもかまいません。

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さらに、通常のオートフィルターも使うことができます。
ただ、スライサーを使うと、オートフィルターのショートカットキー(Ctrl+Shift+L)は使えなくなるので、注意しましょう。
フィルター解除でもこのショートカットキーを使うので、私はちょっと不便に感じます。

(スライサーとフィルター、何かしら関連性があるのでしょう)

autofilter

スライサーは、フィルターのクリア(Alt+C)で、選択をクリアでき、

フィルター

複数選択(Alt+S)をクリックすれば、クリックするたびに選択が増えていきます。
Ctrlキーを押しながらクリックでも同様の効果です。
Shiftキーを押しながらクリックすれば、連続した範囲の項目をクリックできます。

alts

スライサーを選択し[スライサーツール]の[デザイン]で、好きな色に変えることもできるので、変えてみましょう。

InkedEX-IT_No-14_LI

Excelのピボットテーブルでスライサーを使う

そして、このスライサーは、ピボットテーブルでも使えます。
むしろこちらのほうが本命です。
データを抽出して、そのデータの合計がわかりますので。

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たとえば、2017年の東京店でのPCの売上がこのようにわかるわけです。

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2017年1月、

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2017年1月と2月

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2017年の1月と2月と3月といって見方もできます。

過去の3か月、夏、秋なんて集計も面白いでしょう。

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Excelのピボットテーブルでスライサーをつくる

ピボットテーブルでスライサーをつくる方法を、データ→ピボットテーブルの流れも含めてまとめておきました。

データのいずれかのセルで、Ctrl+T→Enter(CtrlとTを同時押し、その後Enter)でテーブルができます。

途中こういったボックスが出ますが、Enterを押しているうちに消えてなくなりますので、気にしなくて大丈夫です。
(ただし、データの途中に空白行がないきれいないデータであることが前提です)

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テーブルにしたら、Alt→N→V→Enterで。

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ピボットテーブルができます。
ピボットテーブルのショートカットキーはキーが多いので、このクリックアクセスツールバーを設定するのがおすすめです。

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ピボットテーブルの右側の項目で、[商品]、[売上高]、[商品種別]をチェックし、並べ替えると、このような表になります。

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ピボットテーブルを選択し、[ピボットテーブルツール]→[分析]の[スライサーの挿入]で、

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スライサーができます。

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ピボットテーブルは、ぜひとも身につけていただきたいスキルです。 便利で、触っているだけ楽しめます。
先日こういった記事を書いていただき、感激しました。
データを表にすることを楽しめるツールがピボットテーブルです。

 

タッチ操作が楽しいスライサー

このスライサーは、WindowsのExcel2010からの機能です。
2013、2016とバージョンがあります。
(常に最新版となるOffice365もあります)

MacのExcel2016でも使えます。

Windowsでタッチ操作ができるPCなら、タッチ操作でスライサーを使うと楽しめるのでおすすめです。

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Macだと残念ながらタッチ操作はできません。

iPadで開いてみるとタッチできるかどうか。

これも残念ながらできません。

表示はできるのですが、1つの図形として表示されタッチ操作はできないのです。

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スライサー、まずは触ってみることからはじめていただければ。

サンプルはこちらです。

EX-ITサンプル スライサー.xlsx


【編集後記】
金曜日名古屋、土曜日に大阪へ行きます。
セミナーの懇親会を昨日予約。
大阪、名古屋の土地勘はまずまずなのですが、東京ほどではなく。

こういうときにネットの地図で表示して検索できるのは便利です。

電話しなくていいし。

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」
大崎ファミマ セルフレジ
Woocommerce+AmazonPay

【昨日の娘日記】
昨日は保育園の送り迎えともにベビーカーに乗りたがらずだっこ。 いっそ抱っこひもで行こうかと思うくらいです。 眠そうでしたけど、ご飯を食べてたら復活して元気に。 21時過ぎまではしゃいでました。

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