判断の拙速は巧速をうみ、巧遅は巧速につながらず拙遅にもなりうる

  • URLをコピーしました!

「巧遅は拙速にしかず」という言葉がありますが、実際の仕事の上では、「巧速」(うまくて速い」を目指したいものです。
EX IT
※Keynoteで作成

巧遅は拙速にしかず?

巧遅(できはいいが、遅い)
拙速(できはよくないが、速い)

『巧遅は拙速にしかず』(孫子)という言葉では、できがよくても遅いより、できがよくなくても速いほうがいいとされています。

ただ、実際はいくら速くても、できがよくなかったり、成果が出なかったりしたら意味がありません。
だからこそ拙速よりも巧遅がいいのでは?と考えていた時期もありました。

判断スピード、決断力で考えてみても、やはりじっくり考えてでもいい結果を出したほうがいいはずと思っていたのです。

拙速のクセをつける

判断とその結果で考えると、
・素早く判断して取りかかる=速い
・じっくり考えてから判断する=遅い
その結果として、
・判断が間違ってなかった=うまい(功)
・判断が間違っていた=まずい(拙)
があります。

その組み合わせがこの図です。
EX IT

すばやく判断して、間違いない選択をするのが、巧速。
これがもっともいいのは確かです。

すばやく判断して選択を間違える、後悔するのが、拙速。
じっくり考えて間違いない選択をするのが巧遅。
「巧遅は拙速にしかず」という言葉通りなら、じっくり考えて間違えない方がいいということになります。

ただ、じっくり考えて間違えると、拙遅。
まずくて遅いことになります。
こうなってしまうと最悪の結果です。

物事を判断するときに、さっと決めてもじっくり決めてもそうそう結果は変わらないと思っています。
それなりに生きてくれば、直感はそうそう外れません。

もちろん拙速(さっと決めて選択を間違える)で後悔することもありますが、その拙速は、巧速につながるものなので、よしとしています。

巧遅は、巧速になかなかつながらないのではないでしょうか。
拙速、つまり速い判断のクセがついているほうが、巧速につながります。

じっくり考えてからやるクセがあると失敗も少ないかもしれませんが、大きなポイントも得られません。

ポイントをつけると、巧速が10点、拙遅が0で、巧遅は5、拙速は8かなと考えています。
拙速は、巧速につながるという意味で高めに点をつけました。

8点を繰り返し、10点も増やしていけば、5点(ときには0点)を積み重ねるより、ポイントは稼げるはずです。
速いと、10点か8点、遅い5点か0点。
判断を速くする、行動を速くするにこしたことはありません。
EX IT 1

私の場合、特に独立してからは、拙速の可能性もあるけれど巧速にもつながる「速」を意識し、より素早く判断するようにようになりました。
それが結果につながっていることも多いです。
(もちろん、最初から巧速ができればいいのですが・・・)

考える時間があったら動いたほうが速いときも多いのではないでしょうか。

ひとりビジネスでは、判断スピードを上げることができるのが大きなメリットです。
最大限に活かしましょう。

「速」を実現するには

速、つまり判断スピードを上げるために、次のようなことをやっています。

・失敗を記録し、やらないことリストに入れる

判断ミスをEvernoteにメモし、やらないことリストに入れています。
自分なりの判断データベースを作っているイメージです。
過去の失敗を活かせば、同じような判断ミスはなくなりますし、判断は速くなります。

・すぐ判断するトレーニングをする

メニューの選択、買い物など、すぐ判断するようにしています。
昔は迷いがちだったのですが、速く判断するクセをつけるには大いに役立ちました。

・時間とお金を管理する

判断するときに、問題となるのは時間とお金です。
・どのくらいの時間がかかるか、その時間はあるか
・どのくらいのお金がかかるか、そのお金はあるか
ということを常に意識しておかないと、判断が鈍ります。

 





【編集後記】

昨日は、IT系のセミナーに参加。
今後の動向、自分がやるべきことがわかり、参考になりました。
いろいろとおもしろくなりそうです。

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」

浮間舟渡駅
お客様のセミナー参加

  • URLをコピーしました!