食べられるようになってからも危機。独立時を振り返る機会を持とう。

先日、独立セミナーに参加してきました。
独立してから数ヶ月を語るというセミナーです。
私が独立して8年たっても、こういった機会を持つのは、それなりの理由があります。
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※セミナー会場にて撮った写真 DSC-RX100M3

独立・起業の危機は、「食べられるようになるまで」と「食べられるようになってから」

独立・起業には2種類の危機があります。

1つは、スタートしてから食べられるようになるまで。
会社員のときと違い、自分で収入を得て、食べていかなければいけません。
そこまでは、相当の苦労があります。

もう1つは、食べられるようになってから。
「食べられるようになったら、大丈夫では?」と思われるかもしれませんが、私の実感では、そうではありません。
食べられるようになってからの危機の方が怖いです。

慢心、飽き、油断。
これらが思わぬトラブルを起こします。

「食べられるようになってからだと、ずっと危機が続くのではないか?」
その通りだと思います。
ある意味、安息の日々はないそうですし、ゴールもありません。
むしろ、そういうものだと思っていた方が気が楽です。
この覚悟がなければ独立・起業はおすすめしません。

食べられるようになるまでの過去を美化しない

「食べられるようになってから」は、「食べられるようになるまで」の過去を美化してしまいがちです。
今の自分が普通になってしまい、独立時に感じていた不安や危機感を忘れてしまいます。

人間はつらいことを忘れがちなので、しかたのないことです。
(だからこそ、独立・起業の話は、美化されすぎている傾向にあります)

そして、この過去を美化することが、「食べられるようになってから」の危機を呼んでしまいます。

過去を悔いることはしてはいけませんが、過去を己の糧にし続けるのは大事です。
そんなことをしなくても大丈夫な方も多いかと思いますが、私はそうではなく、すぐ調子にのってしまいます。

そうならないように、過去を美化しないようにするには、独立時を振り返る機会を持つのがオススメです。

独立時を振り返る機会を持つ

独立時を振り返るには、次のような機会があります。

セミナーや書籍、ブログで触れる

・独立に関するセミナー、独立時を語るセミナーに参加する
・独立、起業に関する書籍を読む
・独立、起業直後(又は直前)の方が書いているブログを読む
ことで、自分の独立時も思い起こされます。

特に書籍やブログは、気軽に読めるのでおすすめです。
(ただ、前述したとおり美化されることも多いので注意です)

今回のセミナーを開催した方のブログ。
独立直後のリアルを日々書いてらっしゃるのでおすすめです。

『大きく考え、小さくはじめる』
http://biz-it-base.com/

願わくば、ずっと続けていて欲しいと思っています。
食べられるようになってから、ブログをやめる人も多いので。
そういうものでもありません。
(とプレッシャーをかけてみます)

自分の独立時を書き続ける

自分の独立時を思い起こして、ブログで書いてみるのも効果があります。
ときどき私はそれをやっています。

ありがたいことに書籍にもそれを書く機会がありました。

過去を美化せずに、かっこつけずにアウトプットした方が、読む方のためにもなりますし、自分のためにもなります。

独立をサポートする

独立を目指している方のサポートをするのもおすすめです。
自分と同じ道を歩もうとしている人のサポートをすれば、必然的に自分の独立時を振り返らざるを得ません。
ここでもありのままを伝えることが、そういった方のためにもなり、自分のためにもなります。

「ライバルが増えるから嫌だ」と思われるかもしれませんが、10人、20人、たとえ1,000人のサポートをして、自分と同じ道を歩む人を育てて自分の地位がゆらぐようではダメだと思うのです。
(強がりもありますが・・)
ひとりでできる仕事は限られていますし、独立をサポートして自分の業界を盛り上げた方がおもしろくいですし、世の中のためにもなります。

 

 





【編集後記】
佐渡2日目。
翌日のレースの準備をやっていました。
今日6:00スタート、制限時間は21:30、目標は20:00、14時間でのゴールです。

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」
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