出版を目指すなら企画書から考えよう。企画書に書くべき内容と具体例。

出版には、企画書が必要です。
出版を目指すなら企画書から考えてみましょう。
企画書にはどんなことを書くのか、どういうことを考えておけばいいのかについて、まとめてみました。
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※自宅にて Sony α7

企画書とは出版を決定する大事な書類

出版には、
・商業出版(出版社が費用を負担してくれる)
・自費出版(自分が費用の一部又は全部を負担する)
があります。

Kindleでの出版も自費出版に含まれるものです。

商業出版は、自分だけの意志ではできません。
出版社がOKを出さないといけないわけです。
その出版社でも、
・担当してくださる編集者さんのOK
・出版社(営業)としてのOK
があります。

そのOKの検討をしてもらうのに必要なのが企画書です。
企画書には、自分で書く場合と、編集者さんが書いてくださる場合があります。
私のこれまでの出版は、すべて後者でした。
(企画書の元となる原稿や情報は出しています)

ただ、どちらにせよ、企画書にどういったものを書くべきかを知っておくことは大事です。
「企画書を書いてください」といわれることもあります。

これまでの経験を元に私なりにまとめてみました。
(出版社、編集者によって求められることは変わってきます)

企画書に書くべきものと具体例

企画書に書くべきものは、次のようなものです。
具体例とともに書いてみます。

タイトル

本のタイトルをつけます。
このタイトルは仮である場合が多く、最終的には、発売前に決まるものです。

『フリーランス・ひとり社長のトライアスロン仕事術(仮)』


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ま、こんな感じで・・。

サブタイトル・帯

タイトルを補足するサブタイトル、キャッチコピーを作ります。
帯に書かれるようなものです。

『ひとりで効率よくたくましく仕事をしていくためのトライアスロン!』
『体の限界を超えることが心を鍛える』
『トライアスロンデビューのための9ステップ』
『トライアスロン完走に必要な時間・お金の管理スキルを全公開!』
『仕事はメンタルで決まる!」

著者情報

本を書く著者の情報、プロフィールです。
なぜ、その本を書くのか、書くに値するのかなどをまとめます。
本によってプロフィールを変えることも多いです。

『井ノ上陽一 株式会社タイムコンサルティング 代表取締役
トライアスロンで鍛えた精神力と体力で、フリーランス・ひとり社長として活動。
税理士、ブログ、セミナー、コンサル、出版などの柱を持つ。
トライアスロン歴は、2010年から2015年で、アイアンマンジャパン(スイム3.8km、バイク180.2km、ラン42.2km)、佐渡スイム3.8km、バイク180.2km、ラン42.2km)などを含む37戦。』

出版実績があれば、実績と部数を載せておくといいでしょう。
『ひとり社長の経理の基本』 (ダイヤモンド社)15,000部
『社長!「経理」がわからないと、あなたの会社潰れますよ』(ダイヤモンド社) 24,000部
『フリーランスのための一生仕事に困らない本』(ダイヤモンド社)
『ひとり税理士の仕事術』(大蔵財務協会)

企画意図

その企画をたてた意図を書きます。
出版するに値するか、出版して売れるかが重要なのです。
出版社は当然ビジネスとして「出版」を考えています。
著者のためだけではありません。

・この本を出すと、世の中の役に立つ
・この本を出すと、出版社としてのメリットもある
といった意図が必要です。

『ひとりで仕事をするのは、孤独であり悩み事や不安も多く、それでいて誰かに相談できるわけではない。
また、代わりのきかない仕事をする中で、健康、時間やお金の管理も欠かせない。

著者がひとりで仕事をする上で、トライアスロンは、メンタル、体力を強化し、仕事のパフォーマンスを上げることに直結している。
さらには、トライアスロンのトレーニング、大会のための時間管理、アイテムの購入、レッスン参加、大会参加のためのお金管理のスキルも要求される。

本書は、トライアスロンを通じて、個の力を身につき、フリーランスという荒波を乗り越えるノウハウを提供するものである。』

想定読者

その本を買ってくれる人を想定します。
読者の範囲は広い方がいいのですが、その一方でターゲットが曖昧になると売れません。

『フリーランス、ひとり社長、起業を考えている会社員』
『30代から40代』

本の体裁

本の体裁、大きさ、ページ数、価格をある程度決めます。
(編集者さんが決めることが多いです)
なかなかイメージがつかないものですが、「この本みたいに」くらいにイメージしておけばいいです。

『四六版 2色 約256ページ 本体価格 1500円』

発売日

本の発売日をある程度想定します。
季節ものでなければ、著者のスケジュール、出版社の発売タイミングなどにより、決まることが多いです。

類書、競合書

似ている本、競合する本を挙げます。
類書、競合書で売れている本があり、かつ、その本と違った視点で書けるというのが理想です。
まったく新しい分野の本は、リスクもあります。

たとえば、私が書いた『ひとり社長の経理の基本』で考えると、
・経理の本という市場はある
・しかし、社長が自分でやるというスタンスの本はない
・社長向けの経理本は実績がある
といった考え方をしました。

今回の事例で類書を挙げると、
『仕事ができる人はなぜトライアスロンに挑むのか!?』
でしょうね。

健康本が売れている、メンタル本が売れている中、フリーランスに特化したもの、著者が実践しているものはないです。

出版社だと、出版部数の情報(一部)を持っていますのでより具体的に類書を探すことができます。

構成案

構成案、目次を作ります。

第1章 トライアスロンのメリット
第2章 トライアスロンの基本
第3章 トライアスロンデビューへの道
第4章 トライアスロンをやるための健康管理
第5章 トライアスロンをやるための時間管理
第6章 トライアスロンをやるためのお金管理

実際にはもうちょっと細かくかきます。第2章を例にするとこんな感じです。

第2章 トライアスロンの基本
・トライアスロンのルール
・レースの種類
・必要なアイテム
・かかるお金
・おすすめレース
・トライアスロン トラブル事例
・チームに入る
・死闘16時間超!アイアンマンレポート

サンプル原稿

はじめての出版社、はじめての著書の場合、サンプルで原稿を提出する場合があります。

「はじめに」や「第1章の1項目」を書き、どんな文章を書くかを見てもらうためです。
ブログを書いていれば、だいたいわかってもらえます。

出版に向けてやっておくべきこと

企画書を書くためのセオリーはありますが、それよりも大事なのは、著者です。
文章は編集してもらうことができますが、自分自身、つまり著者を編集してもらうことはできません。
「どんな著者か」は自分で形作りものです。

出版にむけて、次の3つをやっておきましょう。

1 違いを作る

「おもしろい」
「変」
「目立つ」
など、他との違いがなければ、本を書けません。
書けたとしてもありきたりなものになってしまいます。

日頃から、違ったことをやって、違ったものを見て、違った考え方をしておきましょう。

2 見つけてもらう工夫をする

自分で企画書を持ち込むのも1つの方法ですが敷居は高いです。
持ち込みを受け付けていない大手出版社もあります。

今なら、ネットで見つけてもらうのが1つの方法です。
HP、ブログなどを作って、見つけてもらう工夫をしてましょう。

まじめにこつこつやっているからといって見つけてはもらえません。
アピールが必要なのです。

3 類書を徹底して研究する

企画書の企画意図、類書・競合書を考えるには、日頃から類書を徹底して研究しておくことが欠かせません。

「書きたい!」と思う分野の本は、ひたすら読みましょう。
・「この本は面白いなぁ」「ずるいなぁ」「やられた」といった、いい例

・「この本、自分ならこう書く」「視点はいいけど面白くないな」「難しく書きすぎてるな」という悪い例
もどちらに転んでも勉強になります。

理想は、出版社(編集者)よりも、その分野の類書について詳しいことです。

「こういった本は市場にない」「こういった本はあるけど、この視点の本はまだない」ということも学べます。

本を出したいという方は、「どんな企画書を作るか」から考えてみましょう。





【編集後記】

先日発売された、iOS版のFinalFantasyⅨをちょっとずつすすめています。
iPad Proで。
2000年に発売されたゲーム、懐かしみながらやっています。

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」

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