「本に本音は書けない」の対処方法

「本に本音は書けない」。
本の性質を考えると当然のことです。
ただ……という気持ちもあります。
その対処方法を書いてみました。

※新刊『【インボイス対応版】ひとり社長の経理の基本』

本に本音を書けない理由

出版、本を出すときには、特有のプレッシャーがあります。
その1つは、本音を書けないというものです。

本として世に出る以上、変なことは書けません。
これは、本を書く方から聞くことはもちろん、出版社の方からも聞くことです。

気持ちはわかります。
私も最初に本を出すときは、大きなプレッシャーでした。
逃げ出したいくらい。

じゃあ、なぜ本音を書けないのか。
それを深掘りしてみると、
・多くの方の目に触れるから
・同業の方にどう思われるか怖いから
・本を書く責任は大きいから
といったものが考えられます。

だからといって、当たりさわりのない本を書けばいいのでしょうか。

当たりさわりのない本の価値

当たりさわりのない本を書けば、前述のような不安は解消できます。
しかしながら、その本が売れるかどうか。
売れる場合もあれば、そうでない場合もあるでしょう。

売れるとしても、自分はそれをよしとするかです。
そもそも本音を書けない理由は、正しいのかどうか。

「多くの方の目に触れるから」
本は確かにそうですが、だからこそ本音をできるかぎり書きたいものです。

「同業の方にどう思われるか怖いから」
どなたに向けて本を書いているかどうかです。
同業ではない方に向けて書いているなら、堂々と本音を書きましょう。
同業の方に「なんだこんなかんたんなこと」「こんな本、自分にも書ける」「初歩的すぎる」と思われても(ときに言われても怒られても)気にする必要はありません。

「本を書く責任は大きいから」
本、出版だから特別視するのはやめましょう。
他の仕事の責任も同じくらい大きいはずです。
どの仕事も本音をできるかぎり出していきましょう。

当たりさわりのない本は、誰にでも書ける本でもあり、誰にためにもならない可能性が高いです。
それなりの負荷がかかる出版という仕事。
どうせ出すなら、本音をできる限り出しておきたいものです。

そのために工夫していることをまとめてみました。

「本に本音を書けない」への対処

じゃあ、私が本に本音を書いているか。
1対1、セミナーの次に本音を書いています。
パーセンテージにすると、96%というところです。

「なんや100%じゃないんかい!」を思われるかもしれませんが、本に書けないことはあります。
出版社的にNGなこともありますし。
私のスタンスとしては、100%書き、それを調整または編集者さんと相談して96%にしています。
「やばかったら止めてください」というスタンスで。

新刊『【インボイス対応版】ひとり社長の経理の基本』もそのスタンスです。

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私としても特定の方への批判になる、誤解をうむ可能性がある、ややこしいことになるといったことはNGにしています。
そういったこと以外は書くというスタンスです。

そのスタンスで本音をできるかぎり書く工夫として、次のようなことをやっています。
・本音を日々出す
・読者の方だけを考える
・表現を工夫する

本音を出す鍛錬が欠かせません。
それを日々やっています。
このブログでもそうです。
いざ出版!となったときに本音を出せるのは、日々鍛えているからでもあります。

読者の方だけ見ています。
だからこそ専門用語と使わないこと、やわらかく書くこと、省略することなどに躊躇がありません。
これもまあ、日々練習していることです。

そして、表現の工夫もしようがあります。
やわらかく、それでいてズバッと書くというバランスがあるのです。
かたく、ズバッとだと強すぎますので。
本音もやわらかく方法があります。
それをこのブログでもやっているつもりです。
本にしろ、ブログにしろ、YouTubeにしろ、本音をできるかぎり出しておかないとミスマッチになります。
当たりさわりのないこと、無難なこと、きれいなことばかりだと。

まあ、まとめると、来るべき出版に向けて、本音の出し方を日々鍛えておきましょうということです。
(よほどの才能がない限り、いきなり本は書けませんぜ。本を書きたいなら日々の発信は必須かつ礼儀かと←本音)



■編集後記
昨日は、朝から娘と羽田へ。
宮崎へ2人旅です。
新刊の発売日だったのでそのプロモーション関係の仕事も。

宮崎へ到着後はレンタカーを借りて、まず、昨日から受け取り開始のモスバーガー&すみっココラボのグッズを取りに。
そして、実家に。
実家では、13時からZoomでの講演。
『夏からはじめる!税理士事務所が「繁忙期」をなくすための業務効率化ノウハウ』というテーマでした。
125名の方に参加いただき、質問もたくさんいただき、私も楽しめました。

その後、買い物に行き、夜はゆったりと。
宮崎産のうなぎ(東京で見かけたより安かったです)、鶏のたたき、しまあじの刺し身、はつの串焼きなどを楽しみました。
娘と母がつくってくれたコロッケも。

1日1新Kindle『1日1新』
モスバーガー 清武店
実家から講演(自主開催セミナーは体験済)

■娘(6歳)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
宮崎への2人旅、早朝の出発でしたが、無事起きてくれました。
機内では、愛用のタブレット(FIRE キッズモデル)を。
1時間制限なので(うちのルールで)、終わったらあっさり寝ていました。
到着後は、すみっコグッズの受け取り、実家へ。

パパはオンライン講演の仕事だったので、実家では、ばぁばと折り紙をしたり、ばぁばのAmazon Echo showでお気に入りの動画を見たり。
宮崎産の卵(烏骨鶏)とごはんも喜んでいました。