できる仕事の量には限りがある。仕事を断る基準を磨き続けよう

「来た仕事は全部やる!」というスタンスとともに、「仕事を断る基準」も磨き続けるべきです。
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仕事が増え続けると・・・

独立・起業すると、仕事が増えてきます。
仕事が増え続けると時間がなくなり、仕事の質も落ちがちです。
人を雇って、任せるしくみを作れればいいのでしょうが、「ひとり」でやることを決めたフリーランス、ひとり社長は、仕事を選ばざるを得ないときがきます。

 

 

やむをえずお断りした事例

やむをえずお断りした事例にはこんなものがありました。
・最初の面談で、お役に立てないと思った
・自分でなくてもできる仕事で、より安いところもあった
・以前出した本と似たような内容でオファーが来た
・とあるサービスを紹介する本のオファーだったが、そのサービスは100%いいとはいえないものだった
・コメントという名目で、私だけのコンテンツの提供を求められた
・座談会という形だったが、内容、メンバーともに、私はふさわしくないと判断した
・全国3カ所を講演するという話だったが、内容や料金面、オファーしてくれた方が合わなかった
・ちょうど書いている本と同じ内容の本だった
・出版が決まったが、印税率をディスカウントすることが条件だった

今年でも、お断りした事例はありますし、断るべきだったのに断り切れなかったものもあります。
自分の状況や、環境によっても、断るべき基準は変わってきますし、ずっと磨き続けるものです。

一方で、絶対断るものも決めています。
・自費出版(印税率が著しく低いもの、買取が多い場合も含む)
・共同出版(お金を出して、他人が書いた本に著者として名前をのせる)
・税理士紹介(税理士が紹介料を払って顧客を紹介してもらう)
これらは、業界のためにも、これから独立する税理士のためにもやってはいけないと考えているものです。

 

 

私が仕事を断る基準

「仕事を選ぶ」のは非常に難しいです。
やってみないと、うけてみないとわからないことも多く、判断に迷います。
だまって受けていれば、お金が入ってくるという誘惑もあるでしょう。

ただし、フリーランス、ひとり社長は、できる仕事の量には限りがあるため、選ばざるを得ません。
そこで、「選ぶ」というよりも、「断る」基準を決めておくと楽です。

その基準は、次のような方法で決めておきます。
・過去の事例から決める
・直感で決める
・条件で決める

過去に嫌な思いをした、失敗したという事例は、記録しておきましょう。人は忘れがちだからです。私もついつい、「あ、またおんなじことをやっちゃった・・・」ということがありました。そこで今は、記録しておき、「やらないことリスト」として追加しています。

直感は、ほぼ合っています。「ん?」と思った案件は、何か問題があることが多く、それほど外しません。仕事は、どんな内容か、誰から依頼されるかの2つの要素で決まります。その内容又は人で、「ん?」と思ったものは断っています。

条件面、つまり報酬や納期、仕事内容で決めることも多いです。その判断をするには、条件を提示しておかなければいけません。私がメニューごとに料金を提示しているのは、このためです。最初から料金や自分の考えを発信しておけば、それに合わない仕事は来なくなります。断らずにすむのがお互いのためです。
やりたい仕事であれば、ただでもやりますし、むしろただでもやりたい仕事かどうかというのを判断基準の1つにしています。





【編集後記】
昨日は、近くの屋外プールへ。
ちゃんと泳げるレーンもあります。
気持ちいいのですが、反面、水は当然きれいではありません。。。
屋外かつキャップ着用が義務ではないことも影響しているんでしょうね。

 

 

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」

自宅近くのバルセロナ料理屋
新しい区民プール