過去を思い出す場所に行ってみる。過去を思い出すしくみをつくる。

自分のつらかった過去から学べることは多く、最高の教材となりえます。
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※昔住んでいた家 iPhone 7 Plusで撮影

税理士受験を戦った家

昨日、昔住んでいた家の前へ行ってみました。
東京都板橋区で、駅は東武東上線上板橋駅と、都営三田線志村三丁目駅の間。
それぞれ13分ほどかかり、それぞれ急激な坂があります。
当時は走ることなんてしなかったので、この坂の意味はありませんでしたが、今ならいいトレーニング場所です。
昨日も、トライアスロンバイクで登ってみました。
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住んでいたのは2000年9月から2005年9月。
27歳から32歳までです。
30歳前後の大事な時期、ここでひそんでいました。
2000年5月から2003年8月までは、税理士試験を受験勉強。
税理士試験は数年かけて5科目をとる(1年で5科目はほぼ不可能。)もので、5科目の合格と実務経験2年で税理士資格をとれます。
私は1科目受験(☓)→3科目受験(2科目○)→2科目受験(2科目○)→1科目受験(○)というパターンです。

3年3ヶ月勤めた公務員で、絶望を感じ、自分の限界も感じて、税理士試験へ逃げました。
自分の限界というのは、組織で働くこと。
この先を考えると、独立もできる資格が必要だと感じ(起業するという思考と行動力はありませんでした・・)、決断したのです。
もちろん、税理士という仕事に魅力も感じていましたが、そこにしか逃げ場はありませんでした。

最初の1年は、貯金を切り崩しつつ受験に専念。
退職時に住んでいたところは、勉強机を置くスペースもなく、壁がうすく夜中まで騒ぐ隣の住人もいたので、引っ越しを決意。

駅1分(西武新宿線鷺ノ宮駅)72,000円19平米

駅13分 65,000円 30平米

とコストダウンもできました。
受験専門学校(TAC)への通勤コストも下がり、引越し代、手数料を考えても2年ほどで元がとれ、何よりも勉強できる環境ができたのが大きいです。
節約にも磨きがかかり、自炊の腕も大きく上がったのもこの時期でした。

1年目の専念時代は、9時から勉強し、休憩しつつも21時まで勉強(当時早起きはしていませんでした)。
学校に週3日ほど通いつつ、日によりますが、1日8時間〜12時間ほど勉強していました。
土日祝、正月、盆、GWなどは当然ありません(年の切り替えの8月のみ休み)。

2年目からは、税理士業界(税理士事務所)に就職。
特殊な世界で、そのブラックさにも愕然としました。
ただ、絶対的に死守したのは時間。
残業がないところを探し、他の条件は多少悪くても我慢しました(ちょっとだけは)。
最初のところは、教えてもらえないし怒鳴られるし、喫煙だし・というところでしたが、時間だけは守れたのです。
(7ヶ月で辞めましたけど)
当時28歳で額面20万円でもしかたありません。

働きながらの勉強は、平日2コマ、土曜日2コマの授業があり、その他通勤時間、ランチの時間、帰宅してから19時から24時を勉強にあてていました。
仕事中も工夫すれば勉強できますし、仕事の事例を踏み込んで理解する、お客様と深く接することで、勉強にも役立てることができます。
当時、法人税法を勉強していたので相乗効果は高かったです。
また、簿記や決算書のしくみを仕事で経験したことで、勉強での理解が進んだこともあります。


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2つめの事務所も、嫌味は言われましたが工夫次第で帰れるところで、その2つめで無事税理士受験を終えられました。
(合格したときも嫌味を言われましたが・・)

そんな時期を過ごしたのがこの家です。
試験の合格は郵便で来るのでドキドキしながらポストを開けたり、5科目合格時だけネットで公表なのでその前夜は眠れなかったり、合格した日はお祝いに近くのスーパーでマグロづくし(2,000円ほど)を買ったりということもありました。

場所は過去を思い出させてくれる

過去住んでいた場所に行くことがよくあります。
生まれた場所にも以前行ってみましたし、実家に帰ることでも過去を思い出せます。

・最初に勤めた場所
・住んだことがある場所
・勤めたことがある会社の場所
・独立したときに借りたマンション

いい思い出もあれば、しょっぱい思い出もあり、辛い思い出もありますが、自分の過去からは何かしら得られるものが多いです。

昨日も数分の滞在でしたが、いろいろと考えると考えるところがあります。
どういう仕事をするか、どう生きていくかを日々考える上で、大きなヒントがあるものです。

・過去のモチベーション、ハングリーさから学ぶ
・過去と今の自分を比較して、今の自分を肯定する
・過去から今に続く過程から、今後を考える

逃げ落ちて、税理士受験を戦い、税理士業界の疑問と戦い、過ごした家は、私にとって人生を変えることができた場所でした。
「つらかった過去」といっても勉強自体は苦ではなく、つらかったのは受験のプレッシャーと当時の仕事のストレスでした。
試験日に結果を出せなければ、それまで1年の努力は無になります。
どんなに頑張っても無です。
そして、その科目をもう一度受験しなければいけません。
月日も流れますし、貯金も減りますし、受験が長引けばモチベーションも下がります。

そして仕事のストレスとも戦わなければいけません。
私の場合はそれを力に変えましたが。
独立をもう一度ゼロからやり直すことはできますが、税理士受験をゼロからやり直すことはできません。。。

過去を思い出させてくれる場所に行ってみることをオススメします。

過去を思い出すしくみ=記録

場所に限らず、過去を思い出すことではオススメです。

過去を思い出すしくみ、つまり記録をしておきましょう。

当時、日記でも書いていればよかったのですが、何もありません。
家計簿はつけていたので、やはり記録から思い出せるものは多いです。

過去の記録がないのはもうどうしようもありません。
今の記録を残しておきましょう。
今は、将来、「過去」になります。
今の心情、思考、行動を残しておけば、それは文字通り財産です。

私は独立時からこのブログ、記録を残しているので、今でもときどき見返します。
「あ〜甘いな」
「無理してたなぁ・・」
「こんなことあったなぁ」
と今、そして将来に活きることも多いです。
また、独立前、独立直後の方と接することも多いので、自分を常に引き締めておく必要があります。
美談だけではなくそういった過去のつらい話も交えないと、再現性のない話になってしまうからです。
今回の記事のように過去をネタにすることで、過去を思い出すこともできます。

ただ、記録といっても日記、備忘録だけでは、「自分」にしか役立ちません。
何かしらの価値があり、読んでいただいて行動に移していただくような情報に加工して書き、「他人」の今・将来に役立つことができます。
心情や思考、行動、つまり日記部分を情報に盛り込んでおけばいいだけです。

日記・備忘録は自分のみ、情報は他人にも自分にも役立つのなら、後者のほうが記録としての価値は上がりますし、記録のしがいがあります。


【編集後記】

昨日は、ドローンコンサルを受けました。
その会場まで、トライアスロンバイクで45km。
荒川沿いはノンストップで走れるので気持ちがいいです。
退屈ですが。。

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」

ドローンコンサルを受けた
トライアスロンバイクでたまTsuki

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【昨日の娘日記】
最近、よく笑うようになりました。
笑ったと思ったら泣いたり、切り替えも速いです。

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