「お時間あるときに」を使わない理由

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「お時間あるときに」「時間があるときでいいので」という言葉を使わないようにしています。
その理由と時間の考え方についてまとめてみました。

※大事な時間 by Sony α7SⅢ+70-200mmF2.8

「時間があるとき」というのはないから

「お時間あるときに」という表現があります。
「お時間あるときに教えてください」
「お時間あるときに読んでください」
「お時間あるときに来てください」
など。

「お時間あるときに」という言葉は、
「時間があるときでいいので」
「急がないので」
「できれば」
などといった、日本語特有の気遣い、やわらかさがあるものなのかもしれません。

ただ、私は、使わないようにしています。

「時間がある」とはどういうことか。
そんなことってないんじゃないかなと思っています。
なにかしらやることが日々あるものですし、時間をつくるものです。
時間をつくるのは、なかなか難しいもの。
そうそうかんたんなことではありません。

「お時間あるときに」という言葉を相手に使うということは、その時間をつくることをお願いするということ。
かなり重いことではないかなと。
「そんなことに使う時間はないよ!」と思われてしまうかもしれません。

だからこそ、私は「お時間あるときに」を使わないのです。
時間がなかろうと、時間を割きたいことに時間を使いたいもの。
そこに割り込まないようにしています。

形だけの言葉、一見気遣っているけどそうでもないような言葉はなくしていきましょう。

時間にこだわっているから

私自身、時間にこだわっています。
分単位のタスク管理をし、残された時間9,488日(75歳までの日数。75は、父が亡くなった歳)をどう使うか。
自分が時間にこだわっているからこそ、相手の時間も大事にしたいのです。

だからこそ「お時間あるときに」という言葉は使いません。

大事な時間を使うかどうかで、判断していただければいいと思っています。
このブログも、「お時間あるときに読んでください」とは言いません。
時間があるときに読もうという程度なら、そこまででしょうし。

「お時間あるときに」は、大事な時間に配慮しているようで、そうでもないかなと。
むしろ逆な気がします。
言葉の感じ方は、それぞれです。
「えーー、そっちかー逆だなぁ」ということもよくありますので。

自分が感じるように言葉を使うだけです。
前提として、言葉に敏感になることは欠かません。

私は、自分に使われたときに違和感、イラッと、悲しくなる言葉を使わないようにしています。
時間にこだわっているから、「お時間あるときに」を使われたくないですし、使いません。

独立しているから

「お時間あるときに」を使わない最後の理由は、私が独立しているから。
たとえば、「お時間あるときに教えてください」というのは、時間があるかどうかの問題ではないのです。

プロとして時間を提供して食べているわけですから。
時間があろうとなかろうと、お役に立てるよう、その時間をつくっています。

もちろん友人なら問題ありません(お互いどう思っているかにもよりますが)。
先日も友人からiPadの質問がありましたが、問題ありませんし、むしろうれしいことです。

独立してから、時間=お金であることを、より強く意識するようになりました。
(歳を重ねたこともありますが)

相手が独立しているかどうかに限らず、時間を使っていただく以上、「お時間あるときに」というスタンスで聞かないようにしています。
その方との関係性、その方のメニューにもよるでしょう。
「なんでも聞いてください!」「いつでもメールください」なら問題ありません。
(逆に言えば、「お時間あるときに」で気軽に聞かれて困っているなら、メニューの出し方、バリアが足りないかもしれません)

また、話している中で、さらりと聞くのは、また別です。
すでに「話す」ということで、時間を使っているわけですから、「お時間あるときに」というものではありません。

「お時間あるときに」を使わない理由は以上のようなものです。
使う言葉について考えるときに参考にしていただければ。

 

 


■編集後記
昨日は、午後に単発相談。
確定申告のサポートでした。
10年来のお付き合いで、Zoomでのサポートは2年目です。
2020年のこの時期にサポートでしたので、ギリギリ対面でできました。
それでも気をつけつつでしたが。

雑談もできて、よかったです。
オンラインでも雑談はできるものです。

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■娘(4歳10ヶ月)日記→Kindle『娘日記』
ハイアールのショールームのくまさんがお気に入りです。
ディスプレイにくまの映像が表示され、中の人が話しかけくれます。
その場では、声が小さいのですが、その後は大喜び。
パパが撮った写真をみながら、くまの絵を書いたりも。
また行きたいそうです。

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