嫌な自分の変え方。私がこの25年で変えてきたこと。

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もし、自分に嫌な部分があるならどう変えるか。
その変え方についてまとめてみました。

※自分が嫌だったころ、座っていたベンチ by Nikon Z7Ⅱ

文句しか言えない自分が嫌だった

自分の中で嫌な部分もあるでしょう。
自分が嫌いになる「自己嫌悪」は、それに悩む時間がかかり、非効率ですし、独立後は、デメリットになりえます。
独立後は、自分を売るわけですから。
その売る商品が嫌いで、売れるわけがありません。

自分の嫌いな部分を減らしていきたいものです。
もちろん、完全になくすことはできないでしょうが、少なくとも「減らす」ことは欠かせません。
嫌な部分を減らしていくと、また別の部分が気になってくるものですから、完全になくなることはないでしょう。
一方で、自分の嫌いなところが一切ない、自分大好き!完璧!神!というのも好ましくないものです。

冒頭の写真は、私がよく座っていたベンチなんです。
先日ひさしぶりに行ってみました。
近くまで行ったので。

当時の私を私は嫌いでした。

このベンチは、私が勤めていたところ(総務省統計局)の真ん前の公園にあります。
ランチ時にはここに来て、同僚と文句を言っていました。
食べ物はその前のスーパーで適当に買って。

・研修では、スリッパで外に出ないようにって言ってて、みんな出てるよね
・なんで定時に帰っちゃいけないんだろ
・今日どうしても帰りたいけど、帰るとまずいよな。
・飲み会、一次会で帰ったらダメなのかな
・あんな仕事ができない人がなんで部長
・帰ろうとすると、「おこづかい稼いでいきなさい!給料少ないんだから」って言われた
・仕事中に話しかけてきてめんどくさい、でも無視すると……。
・あんなに何もしなくて、50万もらってるらしいよ
・退職おめでとうって、ただいただけじゃん
・みんなでやろうよ!と帰ろうとすると言われる
・「なんで昨日帰ったの!」と翌朝言われた
・書類みないでハンコ押すんだよ
・パソコン使うと、手でやれって言われる
・あの人は、○○さんと仲が悪いから、ずっと係長らしいよ、そういうのあるのめんどくさい
などなど。

職場近くで食べると誰かがいて、こういう話はできません。
食堂もありましたが、同様にそういう話はできませんし、まずいし。

雨の日は、このベンチ周りに来ることができないので、憂鬱でした。

ただ、ふとある日、その文句を言うのが嫌になったのです。
その当時、私達の口癖は、「〜っておかしいよね、でも○○するわけにはいかないよなー」でした。
おかしいと思うのに文句を言うだけ。
そういう自分が嫌だったのです。

その職場に入ったのは1997年。
それから、25年。
当時24歳、今49歳。
この25年でその嫌な部分をなんとか変えてきました。

嫌な自分を変えてきた歴史

文句を言うだけの自分を変えたい。
とはいえ、軍を起こすわけにはいきません。
つかまりますし。

自分ができることをするしかありません。
ちょっとずつ行動しつつ、残業しないようにする、飲み会に残らないようにする、そして、そのランチの場に行かなくなりました。
いやしの場であったのは事実ですが、傷の舐めあいともいえます。
集まって文句を言ってもしかたがないですし、同僚とも温度差が次第に出てきましたので。
「そんなこと言ってもしかたないよね」と。

当時、牙が抜ける前に辞めようとは思っていました。
場につかりすぎると、牙が抜ける、丸くなるものですので。

黙っていれば、一生勤められる職場でしたが、「3年たつまでに考えよう」とも。

その後、その嫌な自分を変えるためにやったのは、「ひとりで戦う」ということでした。
・仕事を爆速で終わらせるよう鍛錬する(Excel、プログラミング)
・一方で、キーパーソンとは仲良くなり、いろいろ許してもらう→実は効率化に大事
・自分の考え・行動を表に出し、影響力を高める、仲間を増やす
など。
(今考えると、引き続きやっているよねということです)

結果、勝利のような敗北のような結末となります。

多勢に無勢。
変えることをあきらめ、撤退=退職をしたのです。
まずいなと思ったのは、2年目。
同僚も丸くなっていき(しかたないじゃんと)、1年下の後輩が入ってきて、組織色に染まっていった、または組織色に染まった人が入ってきたからです。
まあ、組織に染まりやすい人を採用するでしょうから。

この撤退によって、ランチ時に集まって文句を言うだけだった自分を変えることができました。
その後もそういったことはしなくなっています。
独立後も油断すれば、「文句だけを言う場」あるもの。
リアルでもネットでも。
そういう場に行かないようにしています。

この出来事以降、自分を変える癖がつきました。
今も自分の嫌な部分は多少あり、それを変えるべく行動しています。
それを変えたら、また、嫌な部分が出てくるでしょうし、人生はその繰り返しです。

私が考える嫌な自分の変え方を3つ挙げてみました。

嫌な自分の変え方

ひとりで戦う

自分を変える。
自分のことなので、過度に相談せずに、周りを気にせずに、ひとりで戦うのがおすすめです。
嫌な自分は、周りから見るとそうでもなく、「何いってんの」「いいじゃん」と思われます。
周りがいくらいいと思っても自分が嫌だと思ったら変えたほうがいいでしょう。

ひとりでささっと動く。少なくとも早めに一歩踏み出すのが大事です。

みんなで変わろうと思っていたら、いつまでたっても変われません。
「赤信号、ひとりで渡れば青信号」です。

人間関係を変える

嫌な自分はその人間関係に影響を受けている場合もあります。
人間関係だけのせいにしてはいけませんが、人間関係のせいもあるのです。

嫌な自分を変えたいなら、人間関係を変えてみましょう。

人間関係を断つことも必要な場合もあります。
人間関係を変えることはできますが、人を変えることはできませんから。

自分を変えることで変わる人間関係もあれば、人間関係を変えることで変わる自分もあります。
人間関係を変えることに躊躇していたら、嫌な自分をかけられません。

私は、「人間関係に躊躇してもやもやする自分」も嫌いでしたので。

自分が変わっても続く人間関係こそ本物でしょう。

お金を使う・捨てる

嫌な自分を変えるのに、お金が必要なこともあります。
人間関係を変えると、お金が減る場合もあるからです。
・仕事を断る
・つきあいをやめて紹介がなくなる
・継続の仕事をやめる
などといったことで、お金は減ります。

「お金だけが理由で行動できない」というのも、嫌な自分でした。

ときには、お金を使って自分を変えることもできます。
本やセミナー、コンサルティングにお金を投資して、変わってきました。
ただ、これは注意が必要で、あくまで行動しなければいけないということです。
「本やセミナーのお金を使ってばかりで、行動しない」というのも嫌な自分でした。

その他、
・なんでもYESと言ってしまう
・過ぎたことをくよくよ悩む
・みんなに好かれようとする
・時間に追われて慌てる
・その仕事の前に憂鬱になる
・人前で話すと緊張してしまう
・頼まれると断れない
・誘われると断れない
・営業ができない
・自分が思うような値付けができない
・飽きっぽくて続かない
などといったことも嫌な自分でした。

何よりも、「嫌な自分を変えるべく行動しない」というのも嫌でしたので、それを解決できたのは、この25年の大きな財産です。

私があのベンチから距離をとったように、自分の嫌なところがあれば、変えていきましょう。

あれから25年、今は、「嫌な自分を変える」お手伝いもしています。
2/11 独立後押しセミナー



■編集後記
昨日は、タスク実行デー。
重い(けど楽しい)案件も進めることができました。

夜は、微アルコール(0.7%)のビールを飲んでみましたが、赤くなる・眠くなるのは変わらずでした。

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DRAFTY
70-200mmF2.8で月を撮った

■娘(4歳10ヶ月)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
ピアノの練習を続けていて、みるみる上達しています。
通りがかったところにあったピアノでも演奏。
すごい……と。
パパはどこがドかもさっとわかりませんので。
自宅の電子ピアノじゃなく普通のピアノだったので、まず電源を探していました。

 

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