・資本金をいくらにすればいいか?

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起業を考えている方や個人事業主の方から「会社を設立するときに資本金をいくらにすればいいか?」という相談を受けることがよくあります。
資本金の判断基準はいくつかあります。
※前提として,現在の法律では1円以上の資本金があれば会社を設立できます。
1 会社の設立が必要か?
まず資本金の金額を決める前に,自分のビジネスに会社が本当に必要か?を考えるべきです。
個人でもビジネスを行うことはできます。(個人事業主という形態です。)

2 資本金の金額を外部に見せるかどうか?

取引を始める際に,資本金の金額を見せるかどうか?も判断基準の1つです。
資本金の金額だけでは,ビジネスの規模や優劣を判断することはできません。
しかしながら,一定の基準として見られることは現実です。
自分の取引先やビジネスモデルを考慮し,資本金の金額を決めることになります。
3 消費税を考慮する
会社の場合,資本金が1,000万円未満であれば,消費税の納税義務がありません。
最大で2年間,消費税を納税しなくてよくなります。
これを考慮し,資本金を1,000万円未満にすることが多いです。
4 運転資金を考慮する
資本金の金額は会社の運転資金や設備投資の資金となります。
もし,少ない資本金で会社を設立すると,足りないお金は経営者が立て替えることになります。
ある程度の運転資金,設備資金を計画し,それらをまかなえるくらいの資本金にするという考え方があります。
以上のようなことを考慮して資本金を判断します。
設立後に資本金を増やすこともできますが,コストがかかります。
起業時に経営計画ともに慎重に考えましょう。
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【編集後記】
今日はこれから白金高輪でセミナーです。
降りたことのない駅ですので,いろいろ物珍しいですね・・。
22:30までの長丁場です。

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税理士 井ノ上 陽一
1972年生まれ。大阪生まれ宮崎育ち東京在住。 ひとりビジネスを、時間・お金の両面でサポート。 ・株式会社タイムコンサルティング代表取締役 ・アイアンマン(スイム3.8km、バイク180.2km、ラン42.2km) ・著書に『AI時代のひとり税理士』『ひとり社長の経理の基本』、『社長!「経理」がわからないと、あなたの会社潰れますよ』、『ひとり社長の経理の基本』,『新版 そのまま使える経理&会計のためのExcel入門』ほか。 さらに詳細なプロフィールはこちら