・税理士として独立するために必要なこと

税理士として独立するためには何が必要か?
独立予定者の方から、相談のメールをいただき、改めて考えてみました。

●絶対必要条件
1 税理士資格
当然のことながら、税理士資格が必要です。
取得するには、次のような方法があります。
・税理士試験を受験して5科目に合格する。
・大学院に通学し、上記のうち、一部の科目の免除を受ける。
・税務署等に一定期間勤務する。
・公認会計士の資格を取得する。

2 実務経験
1の資格を取得する前でも後でもかまいませんが、2年間の実務経験が必要です。
税理士事務所や一般企業で会計、税務の仕事を経験することが求められます。
必ずしも税金に関する経験でなくても大丈夫です。
税理士なのに・・・と思われるかもしれませんが・・。

私は1つめの事務所の7ヶ月、2つめの事務所の1年4ヶ月の計2年1ヶ月で申請を行いました。

●必要と思われる条件
上の2つがあれば、税理士として独立できます。
しかし、それだけでビジネスとして成立させることはできません。
僭越ながら、私が今の時点で考える税理士独立に必要と思われる条件です。

1 クライアント?
あえて「?」をつけました。
理想を言えば、クライアントを数件獲得してから独立したいものです。
しかし、のれん分けのようなものは期待できませんし、どこかに勤務しながらクライアントを獲得するのは難しいものです。
勤務していた税理士事務所から独立するときに、その担当先を持って行くこともなかなか厳しいと思います。
私はクライアントなしで独立しました。

独立時にクライアントがいるかどうかは、「できれば」という条件でしかないと思います。
必要なのは、クライアントを獲得する力。
しかし、これは独立してからでしか身につけられないものだと思います。

クライアント獲得という課題を、今はお金で解決できてしまいます。
税理士紹介会社というものがあるからです。
しかし、目先のクライアント数ばかり気にして、安易に税理士紹介会社を利用してしまうと、後々かえて苦労するのではないかと思います。
当然、獲得コストもかかります。

2 資金
今はHPやブログなどのツールも非常に安価であり、税務・会計ソフトもいろんな選択肢があります。
それほど初期投資をしなくても、税理士として独立することはできます。
資金の使い方は勉強しなければいけませんが、実際に使ってみないと学べないこともあります。

資金(貯金など)があった方が望ましいのは確かです。
独立すると、どんな会社と契約するか、報酬をいくらにして、どのように仕事をしていくか、すべて自己責任となります。
ときには、契約時に「NO」という選択肢が必要となり、その際に資金がなければ「NO」といえないわけです。

事務所を借りるかどうかにもよりますが、融資などを利用するのも方法の1つだと思います。

3 その他
その他、人脈があった方がいい、税理士としてのスキル、一般的なビジネススキルが一定以上必要であるなど、いろいろとありますが、私自身の体験でいうと、それよりも必要なのは独立の決断とタイミングでしょうね。

私の場合も、いいタイミングが来ました。
あのタイミングを逃していたら、今も独立していないかもしれません。
税理士に限らず、「十分な準備を事前にしてから、独立する」ということは。あまりない気がします。
タイミングは逃さないようにしたいものです。

私は、独立して2年10ヶ月になります。3年目に入った頃に、この3年間に感じたことや行ってきたことを提供する会を開催しようかと思っています。
税理士として独立する予定の方や独立を考えている方向けに小規模で行います。

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【編集後記】
ブログリニューアル中です。
なかなか思うとおりにいかない箇所もあり、苦戦しています。
しばらく表示の不具合などあるかもしれません・・。
HPも6月に大幅なリニューアルを考えています。
ソフトの変更も考えています。