ATEM Mini+Zoomでパワポを背景にセミナー

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Zoomでオンラインセミナーをするときに、ATEM Miniという機器を使うと、パワポを背景にすることができます。
(Zoomの最新版だと同様のことができますが、現状まだ不安定です。)

※ATEM Mini+Zoom by Leica M10

クロマキーとは

クロマキーを利用すれば、このように、背景画像の上に、人物(のようなもの含む)を表示させることができます。

OBS Studioという無料ソフトを使っても同様のことができますが、Zoomに配信すると画質がそれなりに落ちます。
(無料ソフト使用)

YouTube & OBS Studioを使って、パワポでオンラインセミナーをする方法

オンラインセミナーのバリエーションの1つとしても使えるわけです。

今回、ATEM Miniという機器を使って、Zoomでクロマキーを使う方法を導入しました。

ATEM Miniとは

ATEM Miniとは、このようなスイッチャーといわれるものです。
1、2、3、4というボタンで、それぞれHDMI端子につないだ機器を切り替えられます。

【国内正規品】Blackmagic Design ライブプロダクションスイッチャー ATEM Mini SWATEMMINI

ATEM Miniをパソコンにつなぎ、Zoomでは、カメラの選択でBlackMagic Designを選びましょう。
(ATEM Miniは、BlackMagic Designというメーカーの製品です)

スイッチャーなので、カメラを複数つないで切り替えることが主な用途なのですが、クロマキーもできるのです。

1のボタンに、

カメラをつないでおき、グリーンスクリーンも設置しておきます。

そして、たとえば3のボタンに

パワポのスライドがうつるようにしておきます。

 

ATEM Miniには無料のソフト(ATEM Software Control)があり、さらに細かい設定ができます。
ボタンの切り替えは、設定のA/B切り替えにしておいたほうがわかりやすいです。
当初、かなり困惑しました。

ソフトのこの部分がボタンに対応しています。

 

ATEM MINI+Zoomでクロマキー

ATEM Miniでクロマキーを使うには、右側の[アップストリームキー]の[クロマ]タブで、

クロマキーの主となるカメラ(ボタン)をフィルソースで選び、[クロマサンプル]をクリックしましょう。

なお、[クロマサンプル]は、[ON AIR]がオフになっていないとクリックできません。

クロマサンプルの□を動かし、グリーンスクリーンの基準となる色(明るさ)を選びます。
右側のスライダーで□の大きさも変えることができ、緑が濃いところを選び、□を大きくすると調整しやすいです。
大前提としてグリーンスクリーンへは均等にライトが当たるようにしましょう。
濃淡があったり影があったりすると、調整しにくくなります。

クロマサンプルの設定が終わったら[ON AIR]をクリックし、

さらに調整していきます。
グリーンスクリーンへきれいにライトをあてているとこの調整も楽です。

キーエッジは人物の端の緑を調整します。

 

さらに[フライキー]で、その人物の大きさや位置も変更できます。

 

気をつけなければいけないのは、配信しているパソコンのZoomでの画像(講師側)と、受信するパソコンのZoomでの画像(参加者側)は、違うということ。

色味も違いますし(ちょっと暗い)、解像度が低い場合も。

配信側

受信側

ZoomでATEM Miniを使うと、640×360でしか配信されません。
(解決策見当たらず)

小さい文字がぼやけて見えないこともあります。

第2カメラのコンテンツ

そこで、現状の解決策としては、Zoomの画面共有で、[第2カメラのコンテンツ]を選ぶことです。

こうすると解像度が安定します。


ただ、画面共有なので、ビデオ(本来は自分の顔が映る)も参加者側に出てしまうことに。

苦肉の策として、配信側のビデオをオフにすると、設定した画像が表示されます。
もっと工夫しようはありますが。

そのうち、ソフト側が対応する可能性もありますが、スイッチャーとして買ったATEM Miniをクロマキーに使ってみました。

もしZoomでクロマキーを使うなら、参考にしていただければ。

 



■編集後記
昨日は午後に、ひとり税理士の効率化セミナーを開催しました。

「1日1新」
新しい形式でオンラインセミナー開催

■娘(3歳6ヶ月)日記
午後からママと遊びに行くとのことで、「パパは?」と言うと、
「パパはお仕事だからいけないでしょ」と。
午後からセミナーを話していたので。
しっかり覚えていました。

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