オンラインで背景をきれいにぼかすには、カメラが必要です。
背景をぼかせるカメラを安く手に入れる選択肢をまとめてみました。
※私がオンラインで使っているカメラ by Nikon Z7Ⅱ+Leica90mmF2
背景をぼかすならカメラが必要
映像の背景をぼかすのは、Zoomの機能でもできます。
このように。
追加コストもかかりません。
ただ、ぼけすぎているので不自然です。
この距離でこんなには、ぼけません。
動くと、より不自然です。
カメラを使うと自然にぼけます。
これをどこまでこだわるか。
バーチャル背景もあります。
もし、こだわりたいなら、カメラが必要です。
どんなカメラが必要か、まとめてみました。
背景をぼかせるカメラの種類
背景がぼけるかどうかは、カメラのセンサーによります。
スマホだと、そのセンサーサイズは1インチよりも小さく、カメラなら、
・1インチ
・マイクロフォーサーズ
・APS-C
・フルサイズ
とセンサーサイズが大きくなり、値段も高くなる傾向です。
背景をぼかしたいなら、フルサイズを狙いましょう。
APS-Cやマイクロフォーサーズでもぼけなくはありませんが、やはりフルサイズのほうがぼけます。
また、APS-Cやマイクロフォーサーズがめちゃくちゃ安いというわけではありません。
カメラだけではなく、レンズも大事です。
レンズには、F値という性能があり、Fのあとの数値が小さいほど、ぼけます。
ぼかすなら、カメラと自分、自分と背景の距離にもよりますが、フルサイズでF2.8以下が好ましいです。
これがF1.2。
これがF2.8。
ただ、センサーサイズにより、ぼけ方が変わるので気をつけましょう。
一般的に、F1.4が最も小さいです。
(私のF1.2は特殊です)
APS-CでF1.4のレンズは、フルサイズのF2相当。
フルサイズ | APS-C | マイクロ |
F1.4 | ||
F2 | F1.4 | |
F2.8 | F2 | F1.4 |
F4 | F2.8 | F2 |
F8 | F4 | F2.8 |
ということは、フルサイズならF2.8,APS-CならF2、マイクロフォーサーズならF1.4以下で探したいところです。
また、レンズの焦点距離(映る範囲)も考えなければいけません。
焦点距離を変更できるズームレンズは、F値が大きくなり、一般的には、F2.8以上です。
背景をぼかす、なおかつ安く手に入れたいなら、単焦点というズームできないレンズを選びましょう。
その焦点距離は、カメラと自分の距離によります。
カメラと自分の距離を1mほど取れるなら、35mmがいいでしょう。
私は35mmを使っています。
1mはこのあたりからです。
一般的かつ安い50mmだと、カメラが近すぎ、自分の映像が大きくなります。
2mとれるなら、50mmでも問題ありません。
そして、これもセンサーサイズの影響を受けるのです。
概ねこんな感じです。
(Canonは若干変わります)
フルサイズ | APS-C | マイクロ |
24mm | 16mm | 12mm |
35mm | 23mm | 17mm |
50mm | 35mm | 25mm |
APS-Cで35mm相当だと、23mm、マイクロフォーサーズだと17mmくらいだということです。
24mm、28mmだとちょっと広い範囲が写りすぎるかもしれません。
自分と背景の距離を取れると、F値は小さくてすみます。
私の場合、70cmほどなので、F2.8ではぼけにくいのです。
1m取れれば、F2.8でもぼけます。
できれば、F1.8やF2がいでしょう。
この動画で検証してみました。
まとめると、
・カメラはフルサイズ
・レンズは35mmF1.8かF2
ということになります。
背景をぼかせるカメラを安く手に入れるには
上記の要件を満たすミラーレス一眼カメラ、レンズは、だいたい15万円以上します。
中古は今日時点のマップカメラのものです。
美品、良品、並品とあり、良品以上なら問題ないでしょう。
・Sony α7S(中古12万円)+Sony 35mmF1.8 (中古6万円)or Sigma 35mm F2(中古6万円)=18万円
・α7Ⅱなら中古で8万円、合計14万円
・α7なら中古で7万円、合計13万円。ただし、ウェブカメラソフト未対応なので追加支出(1.5万円ほど)が必要。
アイ・オー・データ USB HDMI変換アダプター テレワーク Web会議向け UVC/キャプチャー/HDMI×1/mac対応/日本メーカー GV-HUVC
・Nikon Z5(15万円)+40mmF2(3万円)=18万円
→35mmF1.8は高いので。40mmF2は私も持っているレンズでバーゲンプライスです。
たまにこういったものが混ざっています。
(カメラ、レンズを買ってもらう作戦で)
・Canon RP+35mmF1.8=セットで17万円
ミラーレスでAPS-Cなら、
・Sony α6400(中古10万円)+SIGMA30mmF1.4(換算45mmF2。中古3万円)=13万円
・Fujifilm H1(中古9万円)+23mmF1.4(換算35mmF2。中古6万円)=15万円
・Nikon Z50(中古9万円)+28mmF2.8(フルサイズ用。換算40mm 3万円)=12万円→ぼけは少ない可能性
といったところもいいかと。
私が使っているのは、
・SIGMA fp(中古17万円)+SIGMA 35mmF1.2(中古10万円)
です。
F1.2が必要かというと、そうではありません。
・SIGMA fp+45mmF2.8=中古18万円
もいいかもです。
自分と背景の距離を取れれば。
さらに安くとなると、ミラーレス一眼ではなく、一眼レフという選択肢もあります。
Canonの一眼レフだと安く手に入るのです。
一眼レフはこのようにレフ(ミラー)がついていて、重く大きいという特徴があります。
写りは問題なく、むしろいいことも。
ミラーレスはこんな感じ。
なお、
・ミラーレス一眼
・デジタル一眼レフ
という種類で、ミラーレス一眼レフというものはありません。
ただ、今も人気でさほど安くないのです。
比べて見ると右の一眼レフは大きいです。
ただ、ウェブカメラとして使う場合、大きい・重いというデメリットはなくなります。
三脚にずっと置いておくので。
また、オートフォーカスの遅さもウェブカメラなら関係ありません。
どっちみちマニュアルフォーカスで固定したほうがいいので。
写真を撮るとなると、大きくて重い、オートフォーカスが遅いのがネックになります。
ウェブカメラとして使う場合、三脚につけたり、三脚から外したりは面倒なものです。
効率を考えると、ウェブカメラ、写真用とわけたほうが好ましく、ウェブカメラのことだけを考えるのも手でしょう。
写真に興味が出てくれば、また買うことになります。
一眼レフで探すと、
・Canon 6D(中古6万円)+Canon EF35mmF2(中古5万円)=11万円
・Canon 6D(中古6万円)+SIGMA Art 35mm F1.4 DG HSM (キヤノンEF用)(中古6万円)=12万円
が安く手に入り、Canonのウェブカメラソフトにも対応しているものです。
Nikonは、ウェブカメラ対応のものだと高くなります。
レンズは安いものもあるのですが。
Sonyも一眼レフは高いです。
ただ、6Dは古い(2012年)だけではなく、一眼レフということもあり、修理できない、パーツが手に入らないというデメリットもあります。
もうちょっと出してミラーレスというのがいいかもしれません。
新品ですし。
中古は品薄気味ですが、セールもうまく活用すれば(マップカメラで18時からセールがある可能性)、2,3万円は安くなります。
まとめてみました。
フルサイズ ミラーレス
・Sony α7Ⅱ(中古8万円)+Sony 35mmF1.8 (中古6万円)or Sigma 35mm F2(中古6万円)=14万円
・Canon RP+35mmF1.8=セットで17万円
・Sony α7S(中古12万円)+Sony 35mmF1.8 (中古6万円)or Sigma 35mm F2(中古6万円)=18万円
・Nikon Z5(15万円)+40mmF2(3万円)=18万円
・SIGMA fp+45mmF2.8=中古18万円
APS-C ミラーレス
・Nikon Z50(中古9万円)+28mmF2.8(フルサイズ用。換算40mm 3万円)=12万円
・Sony α6400(中古10万円)+SIGMA30mmF1.4(換算45mmF2。中古3万円)=13万円
・Fujifilm H1(中古9万円)+23mmF1.4(換算35mmF2。中古6万円)=15万円
フルサイズ 一眼レフ
・Canon 6D(中古6万円)+Canon EF35mmF2(中古5万円)=11万円
・Canon 6D(中古6万円)+SIGMA Art 35mm F1.4 DG HSM (キヤノンEF用)(中古6万円)=12万円
投資のもとを取るなら、写真でも使うほか、オンラインセミナーでも使いたいものです。
Zoomでの打ち合わせだけだと元を取りにくいでしょうね。
■編集後記
昨日は、午前中に、ひとりしごと簿記入門セミナーを開催しました。
その後は、海遊び。
■1日1新→Kindle『1日1新』 ・Instagram『1日1新』
近くの海遊び
ひとりしごと簿記入門セミナー開催
■娘(5歳)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
海に浮かんだすべり台を楽しみました。
ライフジャケットをつけて。
ちょっと空いてきたので、2回目も。
■著書
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