「パパはなんでおうちが会社なの?」

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「なんか聞きたいことない?」と5歳に娘に聞いたら、「パパはなんでおうちが会社なの?」と。
ブログで答えてみます。

※パパの会社 by Sony α7SⅢ+70-200mmF2.8

おうちが会社?

5歳の娘は、保育園に行っている間、パパとママが仕事をしているということを認識しています。
ただ、一時期、疑問に思っていたのは、「パパは何をしているのか?」ということ。

ママは会社に出かけることがあります。
(リモートがメイン)
一方、パパは出かけている感じがありません。
いつだったか、「パパは会社行かないの?」と聞かれました。

「パパはおうちが会社」と答えており、納得はしてくれているようです。
スーツは着てほしいらしいのですが。

ただ、さっき改めて「なんか聞きたいことない?」と聞くと、「パパはなんでおうちが会社なの?」と。
なにかモヤッとしたものがあるのかもしれません。

今の自宅(おうち)に引っ越ししたのは、2016年。
オフィスは借りていません。
会社の登記はバーチャルオフィスです。

その前も自宅兼オフィス。
・独立した2007年から2011年は、オフィスあり
・2011年から2013年はじめは自宅兼オフィス
・2013年から2014年はオフィス(セミナールーム)
その後は、自宅兼オフィスにしています。

今、おうちを会社にしている理由は次の3つです。

おうちを会社にしている理由

1 会社の家賃がかかるから

独立後は、自分で家賃を払う必要があります。
個人事業でも法人でも。
東京で借りるとなると、数万円はかかります。
保証金も必要ですし(居住用なら敷金、礼金)、そのオフィスの光熱費、机、椅子なども必要です。

レンタルオフィスやシェアオフィスだとしても、多少はかかります。

自宅を会社にすれば、かかるお金は0です。

私は、会社の家賃の分を自宅に使っているという認識でいます。
たとえば、自宅10万円、オフィス10万円かけるなら、自宅に20万円かけたほうが、自宅の選択肢が広がるものです。
プライベートも楽しめます。

2 近くに物件がないから

オフィスを借りるなら、遠くまで行くのはなぁと思います。
行くのがめんどくさくなるからです。
そのオフィスの場所が戦略的に意味のあるものなら別ですが。

今の自宅兼オフィスにして、借りてもいいかなと思ったことはあります。
ただ、今住んでいるところに近くには物件がありません。
住宅もオフィスも限られている地域なので。

自宅と同じマンションに借りるという手もありますが。

通勤時間がもったいない、通勤がめんどくさいというのも、おうちを会社にしている理由です。

3 会社(オフィス)が必要ないから

家賃や通勤時間も、会社(オフィス)が必要であればかけていいものです。
しかしながら、私にとっては、会社(オフィス)が必要ありません。

その理由には次のようなものがあります。
・人を雇っていない、集まらなくていい
・仕事道具は自宅におさまる範囲
・打ち合わせスペースは他にもある
・どこでも仕事ができる
・自宅でも集中して仕事ができる
・オフィスの場所で勝負していない
・オフィスを二度借りて、気が済んだ

お金や時間の面で「おうちを会社にしたい」という気持ちもありつつ、一方で、「おうち以外に会社がいらない」という状況ということです。

もし同じような気持ち、状況なら、おうちを会社にすることも考えてみましょう。
(個人事業も含む)

おうちを会社にするには

おうちを会社にするには次のようなことが必要です。

家族との調整

おうち(自宅)で仕事をする場合、家族との調整が当然欠かせません。
「嫌だ」ということもあるでしょう。
その場合、おうちを会社にするメリットを伝えるしかありません。

子どもがいる場合、子どもとの調整も必須です。
「家にいるから遊べる」わけではありませんから。

私は、そのあたりを調整してきました。
娘が生まれたときから、「おうちが会社」でしたけど。

「子どもが大きくなると家で仕事ができなくなる」という話も聞きますが、やりようはあるかと。

おうちの設備を整える

おうちを会社にするなら設備を整えるのは必須です。
看板や応接セットなどは必須ではありません。

・自分が仕事をする場所
・ネット環境
は必須です。

机、椅子は必須でもないかと。
私は、リビングに座って、膝の上にパソコンを置いて仕事をしています。
今は、キャンプチェア がメインです。

仕事をする場所の自由度を上げるにはノートパソコンが欠かせません。
ふらっと外にも持っていけますし。

仕事でネットは欠かせないもの。
テザリングはともかくWi-Fiルーターでも心もとないもの。
光回線&それなりのルーターは必須です。
私が使っているのはこれです。

TP-Link Archer AX11000 

家族がネットを使い、ゲームをする、動画を見ると、仕事にならないということは避けましょう。

自分の部屋=書斎もあり、
・動画編集にも使うデスクトップパソコン
・オンライン用のカメラ
・マイク
・照明は
常備しています。

お客様からお預かりする書類は会社ではありません。
(税理士業のほうでも原則としてお預かりすることはありません。相続や年末調整のときは例外です)
書類保管の場所、キャビネットなどは必要ないのです。

そして、電話はほぼ皆無。
機密事項を声に出す可能性がある電話は、おうちで会社には不適切です。
Zoomも同様ですので、
・時間帯を工夫する
・部屋を持つ
ということは欠かせません。

本気で「おうちで会社」をするなら、引っ越しが必要となる可能性もあります。

自分の鍛錬

おうち(自宅)で自分が仕事をすることができるか。
・オンとオフがごちゃまぜになるのが嫌だ
・自宅だと集中できない
・オフィスを借りていないことに罪悪感、引け目を感じる
といった状況では、おうちを会社にすることなぞできません。

自分を鍛える必要があります。
かんたんなことではありませんが、おうちを会社にするメリット、おうちを会社にしたいという思いがあるなら、日々鍛えておきましょう。

どっちみち独立したらオンとオフはごちゃまぜです。
どちらも楽しいものなら、ごちゃまぜでも問題ないでしょう。
仕事=オンがつらく苦しいものなら、オフに入ってほしくないもの。
ごちゃまぜが嫌なら、そのあたりも見直してみましょう。

おうちが会社でも、会社だけで仕事をしなければいけないわけではありません。
出かけてもいいですし、外で仕事をしてもいいわけです。
うまく組み合わせましょう。

テレワークが広がりつつあったとき(今はもう過去の話)、「机がないから自宅で仕事ができない」という話も見聞きしました。
机を置けるように工夫しつつ、もしどうしてもダメなら、机なしでも仕事ができるよう自分を鍛えたいものです。
私は自宅では、机をほぼ使いません。

そして、オフィスがないこと、おうちが会社であることの罪悪感。
これを吹っ切らないと、おうちを会社にはできません。
どこが会社か、提供する価値の本質は関係ないものです。

といっても、私は、その罪悪感・引け目があって、独立当初に大金をかけてオフィスを借りてしまいました……。
まあ、時代が時代だった(2007年)ということもありますが。

今は、「おうちが会社」でも珍しくない時代。
(娘には珍しいようですが。)

もしそうしたいなら、全力で動きましょう。

 

 



■編集後記
昨日は、朝に税理士実務セミナー【クラウド会計ソフト】を開催。
その後、家族でカメラ屋→横浜のホテルへ。
誕生祝いをしてもらいました。

1日1新Kindle『1日1新』
ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜

■娘(5歳)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
それぞれの誕生祝いは、本人には内緒。
昨日はパパの番。
娘もしっかりだまっていました。
プールがあるかどうかもいわず。
そのプール、食事、部屋、娘も楽しんでいました。
子ども用のコースの、うどん、ごはん、卵(温泉卵)、デザートを特に。
ケーキにたてた「5」と「0」のろうそくも一緒に消してくれました。

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