これって経費?と思ったらチェックしておきたいポイント

独立後、経理も仕事。
経費の判断も迷わずできるよう鍛錬していきましょう。

※京都旅行のホテルは経費? by Nikon Z f+14-24mmF2.8

経費にしてはいけないものを経費にしたら?

独立後、経費が増えると、税金が減るのでうれしいものでしょう。
ただ、なんでもかんでも経費にしていいかどうか。

もし経費にしてはいけないものを経費にしたらどうなるか?から考えてみましょう。

その経費を含めて確定申告する場合、そのときに経費の内容までは税務署に提出しません。
何を経費しているかはわからないのです。
わかるのは、項目(科目)とその金額。

プライベートで使った交通費が入っていてもわかりません。

じゃあ、いつわかるか。
税務調査(税務署の方が実際にレシートや請求書などを調査する)のときです。
この税務調査は、入るか入らないかもわかりません。
そして、税務調査では基本的に過去3年分を調査します。

3年前、本来プライベートなのに経費してしまったものが見つかってしまうのです。
見つかってそれを修正した場合、おおむね20%くらいの罰金がかかります。
(悪質だと思われたらさらに増えます)

安易に経費としてしまうと、3年間、落ち着かないわけです。
「税務調査が入ったらどうしよう??」とドキドキするようなものは入れないようにしましょう。

そのチェックポイントをまとめてみました。

これって経費?のチェックポイント

経費のチェックシートについては、こちらの本にもつけています。

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(ま、このシート、パクられましたけどねーーー)

経費のチェックポイントを3つにまとめると、
・自分で払った
・仕事に関係ある
・証拠がある
というものです。

まず、自分で払ったかどうか。
他人が払っていたらアウトです。
ましてや、存在しない経費(架空)は……。

次に、仕事に関係があるかどうか。
この関係があるかどうかの根拠も必要です。
税務調査時には、その「仕事」自体を説明しなければいけない場合もあります。
・店舗がない
・請求書がない、見積書がない
・カード決済
などなど、説明が必要なことも多いです。

そして、経費の証拠となる、レシート、請求書など。
これがあるから経費というわけではありません。
それで経費になるなら、冒頭の写真のホテルもレシートはありますから。
私が自分で払っていますし。

この3つを中心にチェックしてみていただければ。
ただ、そのチェックのタイミング、経費の判断のタイミングに気をつけましょう。

経費の判断は使うときに

経費をチェック、判断するのは、決算、確定申告のときではありません。
証拠であるレシートをあとから経費にするかどうかを決めるというものではないのです。

利益によって、経費を調整することもやめましょう。

じゃあ、経費をいつ判断するか。
経費を使うときです。
これは経費にする、しないという基準を決めておけば、そのタイミングで判断できます。

独立後は、これから一生、少なくとも仕事を続ける限り、経理、経費の判断は続くわけです。
どこかでやっつけておきましょう。
そうすれば、一生、その時間が浮きます。
外注する手もありますが、そうすると、一生そのお金がかかってしまうのです。
(そのお金が安いことも多いという不都合な真実もありますが)

経理を日々続け、そして経費の判断基準を日々磨いていきましょう。



■編集後記
昨日は娘の学校公開(参観日)。
その後、京都へ。
京都マラソンのためです。
動物園が16時半まででしたが、翌日は行けないかもしれませんし、その翌日は休園。
短くても!と、30分だけ。
まあ、30分でも回れるくらいの広さでした。

その後、マラソンの受付、カフェ、娘の本を買い、京都マラソン受付会場の出店でご飯を。

1日1新Kindle『1日1新』
ダブルツリーbyヒルトン京都東山
京都市動物園
鯖寿司 いづう
ラーメン かたぐるま

■娘(6歳)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
午前中は学校公開(参観日)。
日直だったので、その挨拶から国語の授業まで観ました。
前で発表する日直も観れてよかったです。
その後、新幹線で京都へ。
スマホで遊びつつ。
ホテルに着き、その後動物園へ。
30分でしたが行けてよかったです。
夜は、買った「ざんねんないきもの」に夢中でした。