経理を学ぶのはコスパもコツパも高い。新版『ひとり社長の経理の基本』

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2014年4月に出した『ひとり社長の経理の基本』の新版が発売されました。
経理の最新事情、この2年間の変化を反映しています。
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※大丸東京にて DSC-RX100M3

新版『ひとり社長の経理の基本』を出した理由

本は、売れて在庫が減ってきた場合に、再度印刷します。
これを重版(増刷)といい、出版社にとっても著者にとっても狙いたいものです。

その重版の際に、改善点があれば、改善します。
ただ、大幅な改善はできません。

大幅な改善、新しい論点があれば、新版や改訂版として出すことがあります。
今回の、『ひとり社長の経理の基本』のその経緯で新版となりました。

最初に出したのが2014年4月。
2年が経過し、経理に関する新しい論点も増えており、修正では追いつかなかったのです。

重版が決定したあと、出版社で検討していただき、新版を出すことができました。

経理は一生使えるスキル。コスパもコツパも高い

ひとり社長としてスタートしたなら、経理は一生使えるスキルです。
(どこかで勇退する可能性はありますが)

ずっとわからないままでいては、気持ち悪いでしょうし、損もします。

今見につけるために時間とちょっとのお金を投資しておけば、一生使えるので、コスパは高いです。

経理を通じて経費にするかしないかのポイントも身につき、自分の数字を見ることで、お金の使い方も変わってきます。
税理士報酬を無駄に払う必要もなくなる可能性も高いです。
(現に私は、経理代行、データ入力代行を受け付けていません。)

経理を、
・めんどくさい作業
・嫌々やるもの
・税務署のためにやるもの
と考えると、外注、アウトソーシングすべきものとなりますが、

経理を
・効率化できるもの
・自分の数字を見て楽しむためのもの
・自分のためにやるもの
と考えると、コツコツ自分でやる価値が出てきます。

日々のコツコツは、大きなリターン(経理がわかる)となりますので、コツパも高いのです。
「経理がわからない」「数字が苦手」という後ろめたさを払拭しましょう。

本日(2016年8月5日)から、店頭に並び始めますので、ぜひお手にとっていただければうれしいです。
(発売当初は店頭でお買い求めいただけるとうれしいです)

書店の在庫検索の方法は、こちらの記事に書いてあります。
【関連記事】書店の店頭在庫をネットで検索ー目当ての本を買いに行くとき・Amazonの在庫がないときに便利!ー
リンク

新版『ひとり社長の経理の基本』の読みどころ

左が旧版、右が新版。
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帯も変わり「新版」という赤いマークが目印です。
店頭には新版が並んでいます。

旧版は287ページ、319ページです。限界までつめこみました。
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全般的な見直し、次のような加筆、修正を行っております。
・特別付録として、ひとり社長専用の「勘定科目大辞典」を追加

・IT効率化の項を最新に

・「経理で使えるExcelショートカットキー22」を追加

・新項目「Excelデータを会計ソフトに簡単に取り込む方法」追加(旧版に記載した基本に加え、より実戦的な立替経費、預金データの取り込みについて記載)

・クラウド会計ソフトについて、現状を加筆

・レシートのスキャン保存について最新情報を加筆

・消費税について最新情報を記載

・新項目「ひとり社長の「将来への守り」を考える」を追加(年金、保険、確定拠出年金などの考え方)

・新項目「ふるさと納税で、健康管理も完璧」を追加(広義の「経理」として知っておきたい得するしくみ、ふるさと納税金額の目安を解説)

・新項目「ふるさと納税の具体的なやり方」(さらに具体的なやり方を解説)

・新項目「マイナンバーって何?簡単におさらい」を追加(わかりにくいマイナンバーを解説)

・新項目「ひとり社長のマイナンバー、やるのは「これ」だけ!」(今、これからやることをシンプルに解説)

・税務申告別表一の様式変更、地方法人税への対応、受取利息に関する税金について更新

・新項目「中間納税に注意しよう」を追加

・はじめに、あとがきを更新

目次
特別付録「経費かどうかがわかるシート」
特別付録「勘定科目大事典」

第1章 9割の社長が知らない「経理のホント」
1 経理とは、「経営管理」の略称である
2 経理がわからないと、会社は潰れる!
3 ひとり社長の3ステップ経理術
4 ひとり社長でも「経理の丸投げはダメ!」
5 知っておきたい!税理士の上手な活用方法
6 時間をかけない、お金をかけない
7 ひとり社長が経理を行う3つのメリット
8 「経理ってめんどくさい」、その原因はこれ
9 経理効率化の8つのポイント
10 ITを使った経理効率化の具体例

第2章 3ステップ経理術 ステップ① 集める
11 3ステップ経理術①「集める」
12 売上と経費の証拠を集めよう
13 大切なのは「すべて」集めること
14 効率良く「集める」方法:自動化する
15 領収書でなくても、レシートで十分!
16 ネットバンクで効率的に集める
17 請求書の発行をスムーズにする方法
18 無駄な取引はどんどん減らす
19 シロ、クロ、グレー。経費のボーダーライン
20 「これは経費?」をいつ判断するか
21 「絶対に経費にしないもの」を決めておく
22 売上の種類を増やせば、経費の幅も増える!
23 「1人でスタバ」は経費になるのか?

第3章 3ステップ経理術 ステップ②記録する
24 3ステップ経理術②「記録する」
25 記録には、会計ソフトを使おう
26 細かく入力しなくていい。ポイントをおさえる!
27 できるだけラクに記録する方法
28 Excelデータを会計ソフトに簡単に取り込む方法
29 クラウド会計ソフトとは?
30クラウド会計ソフトが抱える3つの問題
31 レシート・領収書の保存は、適当でいい
32 契約書や決算書はスキャン保存してもいい?
33 伝票はいらない!古い慣習は捨てよう!
34 ひとり社長必読!勘定科目は「これ」だけ
35 「現金」を使わない裏ワザ会計!
36 「預金」を使えば、記録はグッとラクになる
37 簿記検定は受けなくていい!
38 簿記と仕訳。ここだけは知っておく

第4章 3ステップ経理術 ステップ③チェックする
39 ステップ経理術③チェックする
40 請求と支払いは毎月必ずチェック!
41 「記録する」に間違いはないか?
42 「お金のチェック」、この4つを重点的に!
43 「社長の違和感」は正しい。原因究明をしっかり
44 お金の使い方と削り方、その基本ルール
45 経費削減より「経費削除」を意識する
46 チェックすべきは、B/SとP/L
47 B/SとP/Lは、つながっている
48 「資産」がたくさんあっても安心しない
49 決算特有の7つの処理とは?
50 これで安心!消費税チェック
51 節税と経費のおトクな話
52 ひとり社長の給料の決め方
53 ひとり社長の給料から引かれるもの
54 ひとり社長の「将来への守り」を考える
55 ふるさと納税で、健康管理も完璧
56 ふるさと納税の具体的なやり方
57 経理実務のリターンを最大化する
58 とにかく売上は「細かく見る」
59 経営分析の基本は、「比較」
60 経理のスピードをアップさせる
61 マイナンバーって何?簡単におさらい
62 ひとり社長のマイナンバー、やるのは「これ」だけ!

第5章 超簡単!「決算・申告」はこれでOK!
64「決算・申告」に必要な書類をそろえる
64 これでわかった!税金の計算
65 各種申告書の役割を知っておく
66 受取利息に関する税金の計算は省こう
67 【所得の計算】別表四の書き方(1回目)
68 【法人税の計算】別表一(一)の書き方
69【都民税、事業税、地方法人特別税】第六号様式の書き方
70【所得の計算】別表四の書き方(2回目)
71【税金の計算】別表五(一)と別表五(二)の書き方
72 【交際費の明細】別表十五の書き方
73【経費にする資産の明細】別表十六(七)の書き方
74【税法の適用】適用額明細書の書き方
75【消費税の計算】消費税申告書の書き方
76【勘定科目の内訳書】科目別にそれぞれ作る
77 【法人事業概況説明書】会社の概要を書く
78 税務署に提出する方法
79 税金の払い方。ネットでも可能。
80 納税、申告が遅れたときの怖いペナルティ
81 中間納税に注意しよう

特別付録「経費かどうかがわかるシート」の使い方
おわりに





【編集後記】

ご要望いただくことも多いので、セミナー開催要望フォームを作ってみました。
セミナーラインナップと要望フォームを載せています。
東京以外の開催は前向きに検討します。
セミナー開催要望フォーム

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」

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