拡大したくないのに、「拡大すべき!」と言われたら。拡大志向との距離の取り方。

独立後、拡大(人を雇う、オフィスを借りる、大きくしていく)という方向性があります。
その方向性に行きたくないのに、「拡大すべき!」と言われることも。
そんなときどう対処するか(してきたか)まとめてみました。

※争う(じゃれる?) by Sony α7SⅢ+70-200mmF2.8

それでも「拡大」が多数派

当ブログを普段ご覧いただいている方には、独立後ひとりで仕事をする、拡大しないというのは、選択肢の1つかと思います。
ただ、世の中は、なんだかんだ、「拡大する」のが多数派です。

・人を雇う
・オフィスを借りる
・売上を増やしていく
という方向性が多いのは、間違いありません。

独立後ひとりというのは、少数派。
ときには、失格、敗者、落ちこぼれという位置づけになるものです。

「拡大すべき!」
「人を雇わないと!」
「オフィスくらい借りないと」
「売上をのばさなきゃ」
「車くらい持たなきゃ」
「普通は……」
「そんなんじゃ、食べていけない」
「お客様に愛想を尽かされるよ」
などと言われることもあるでしょう。

私も、今は言われることはありませんが、昔は言われたことがあります。
そんなとき、どうするか。
私は、こう対処してきました。

「拡大すべき!」と言われたら

「拡大すべき!」と言われたら、「そうですね」「ありがとうございます」と流しておけばいいのです。
少数派のこちらとしても、「拡大すべきではない!」というつもりはありません。
人に何かを強いる・強いられるのは、独立前だけで十分です。

お互い言い争う必要はありません。

流し方としては、
・がんばります(そのつもりがなくても)
・人を雇うほど儲かっていないので
・人を雇う器じゃありませんので
・拡大に興味がありませんので
・お客様が拡大を望んでいませんので
・お客様のためになるとも限りませんので
・ひとりのほうが楽しいので
・ひとりが向いているので
・自分ですべてやりたいので
・自分がお客様を担当したいので
・オフィスを借りず、自宅で仕事をしたいので
・人を雇う必要がありませんので(効率化していて)
・身軽に動きたいので
・拡大しないほうが効率的ですので(自分にとっては)
・拡大しないほうが利益は増えますので
・自分に何かあったら困るのは、拡大しても同じですし
・人に任せられない仕事をしていますので
・人と違いをつくるために仕事をしていますので
などなど。

本気で、拡大したくないのなら、いくらでも説明はつくはずです。
「本気で拡大したくない」というのも変な表現かもしれませんが。
それだけ、拡大にはデメリットもありますし、いいことだけではないと思うのです。

だからこそ、私は、本気で拡大したくありません。

そして、説明するのもなんなので、「拡大すべき!」とは可能な限り距離を取りましょう。

「拡大すべき!」との距離の取り方

もし、「拡大すべき!」というコミュニティ、グループ、団体に属しているなら、距離を取らざるを得ません。
毎回、
「お客さん増えた?」
「まだ人雇わないの?」
「ダメだよ、そんなんじゃ」
と言われたら、しんどいので……。

私もそういうところに属していたことがありますが、距離を取りました。
互いに相容れないので。
拡大志向の方と相容れないわけではありません。
それぞれの立場で、うまく付き合うこともできるはずですし、私も実際そうしています。
拡大に関わらず、自分と同じ立場を強いる関係性を続けられないだけです。

属するだけではなく、顔を出すこともしていません。
そういう方がいる、そういう会話になりうるところには、行かないようになりました。
「(お客さん)何件ですか?」という挨拶代わりの質問があるような……。
昔、そういった質問を受け、「うちはまだ30人しか雇ってなくて……」と一方的に話をされたこともありました。
し、知らんがなという感じです。

「拡大すべき!」、そして「拡大してほしい」という場合もあります。
私の仕事の1つ、税理士でいうと、銀行、保険、士業、不動産、人材紹介会社、派遣会社、会計ソフト・税務ソフト会社などといった方々は、こちらが拡大していくと都合がいいわけです。
紹介や利用料が増えますから。

こういったケースで距離を取ることも大事です。
そのためには、「ひとり」であることを、発信しておきましょう。
そうすることで、ある程度は距離を取ることができます。
問い合わせ、依頼ページに、お断りである旨を入れておくのもおすすめです。

そういったバリアを張っておかないと、お互い時間を無駄にしてしまいます。

このバリアは、お客様に対しても有益なものです。
「なんだ、ひとりかー」
「儲かっていないのか」
「成功していないのか」
と判断される可能性があるなら、先に発信しておいたほうがいいでしょう。

発信することにより、覚悟も決まります。
「拡大すべき!」と言われてしまうのは、この覚悟が足りないからと考えましょう。
昔の私はそうでした。

拡大するもしないも、どちらもアリですし、それぞれが覚悟を持って独立後を楽しめればいいんじゃないかなと。



■編集後記
昨日は、娘とプールへ。
その後、だいぶ寝てしまいました……。
鬼ごっこや水のかけあい、競争などで……。

痛めた肩の調子はよくなってきていますが、5/15のトライアスロンは、微妙。
直前でどうするか決めようかと。
スイム、バイク、ランのうち、スイムをスキップする(バイク、ランのみ)こともできます。

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娘ととあるプール
娘と25mプール

■娘(5歳)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
朝からプールへ。
一緒に25mプールに入ることができたので、往復50m。
怖がらずに楽しんでいました。
顔をつける練習も、洗面器からはじめたいそうです。