「ネットに値段を出しにくい」への対策

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「ネットに値段を出しにくい」場合は、工夫しましょう。
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※カフェにて iPhone 7 Plus

ネットに値段を出せない理由

ネットに値段を出せないのはデメリットがあるからです。
次のようなものが考えられます。

値段と仕事量の関係

ネットに値段を出すと、よくもわるくもその値段で仕事を受けることになります。

見積もらないと仕事量はわからないので、値段は出せません。

周りの目

同業、友人・知人の目が気になるという理由もあるでしょう。
実際に会って、そのお客様にのみ提示したほうが楽です。

懐具合をみて値段を決めるなんてこともできます。

仕事が来なくなる不安

もしネットに出した30万円が「高い」と思われれば、そこで仕事は来ませんし、問い合わせや面談にも至りません。
みすみす値段を出さずに「初回相談無料です」「お気軽にお問い合わせください」とやっておいたほうが楽です。

それでもネットに値段を出す理由

私も上記のような理由で、独立当初値段を出していませんでしたが、今は値段を出しています。

それは、ネット上で値段を出すメリットがあるからです。

ネット上で値段を出さないと買っていただけません。
逆に買う側だと、「詳しくはお問い合わせください」「資料請求はこちら」「初回無料」とあると、めんどくさくなります。

ネットではスピードが重視され、ネット上で判断できるものしか売れません。
だからこそ、「ネットでは売れない」ということになるのです。

かといって、無料相談、お気軽にお問い合わせくださいをやってしまうと、本当にお気軽に問い合わせが来ます。
「ネットは変な仕事ばかり来る」というのは、そのためであり、値段を出さないからです。

ネットに値段を出すには

それでも「ネットに値段を出しにくい」のは事実です。
税理士もネットに値段を出しにくいもので、仕事量を正確に見積もれません。

次のような工夫をしています。

値段と仕事量の関係

仕事量を見積もれない以上、仕事量で値段を設定しないようにしています。
自分がどういった価値を提供するかで、値段を設定しないと、今後はどっちみち生き残れませんし、生き残れたとしても安くなっていくでしょう。

請負で、仕事量で値段を設定したほうがいただきやすいのは、今の2017年でも同様です。
「全部任せてください」のほうが楽でしょう。
ただ、それでは、単価は下がり、ネットで仕事はとりにくく、先細りになる可能性があります。
時間にも追われることが多いです。

デザイン、ライティング、HP制作など他の業種でもこの流れはあるでしょうし、クラウドソーシング(ネット上で安く発注できるしくみ)がその流れに拍車をかけています。
どっちみちそういう流れになるなら、その流れから外れて自分で流れを作っていきましょう。

ネットで値段を出しにくいなら、ネットで値段を出しやすいメニューをつくる手があります。
私でいうと、対面なら90分、メールなら2営業日という時間を区切って、自分を売っているメニューです。

この90分54,000円で請け負うときに、正直安すぎる時はあります。
たとえば、ご自身でつくった決算書や申告書をチェックすることでご利用いただいた場合、請け負えば、94万5000円になるわけ(顧問契約)ですが、90分で解決するなら54,000円の売上になってしまうわけです。
それでも無理に顧問契約を結んでもしかたなく、問題が解決しお役に立てればいいと考えています。
今後、税理士顧問はなくなる、または安くなる傾向もあり(今もその傾向はあります)、早めに手放し、ないものとして生きていく道をつくっておこうという考えです。

ブログやマーケティングでも90分で提供でき、その効果がその後の一生涯に影響するなら、安いとは思います。
そもそも、価値をすべて単価に反映させることは難しく、自分で「えいや」っと値段を決めざるを得ません。
この考えからも値段を出せるメニューを決めています。

請け負うタイプの仕事でも、話す・書く仕事で値段を決めることができますし、それが今後の価値提供型ビジネスの道につながるはずです。

同業の目

同業に「高い」と思わるという危惧もあるでしょう。
ただ、その一方で、同業との違いも出そうと日々努力しているはずです。

違うものを提供しているのなら、値段も違うはずではないでしょうか。
もちろん、同業の中でなんでもかんでもトップクラスというものを成し遂げるのは難しいでしょうが、この分野なら勝てる!というものはあるはずです。
むしろ、それがなければ、今後勝ち残れません。

その分野でなら、「高い」ということはなく、堂々とネットに値段を出すべきです。
判断するのは同業ではなく、お客様なのですから。

仕事が来なくなる不安

値段を出して仕事が来なくなるなら、それまでです。
かといって、仕事が0だと食べていけませんので、方法の1つとしては、様々な価格帯のメニューをつくっています。

1対1で対面
1対他で対面=セミナー
書籍
ネットのみ
といった階層です。

ネットのみには、無料で読めるメルマガやブログを準備し、徹底してそこで価値提供します。
「ネットに値段を出す」には、「ネットに無料で価値を出す」も含まれるのです。

無料の価値提供なくして値段があるものはネットで売れません。
判断材料はネットしかないのです。

無料で、会って懐具合で値段を決めるのは好きではありません。
ある意味平等ではありませんし、私がやられたら嫌だからでもあります。
値切ったもん、言ったもん勝ちにはしたくないのです。

単価下落、時間に追われるといった渦から逃れるには、「ネットに値段を出す」ことが欠かせません。
工夫してやってみましょう。
業界で値段を出していないなら、なおさらチャンスです。

 


【編集後記】

近くのスーパーがなくなったので、ちょっと遠出して開拓中です。
豊洲は便利なのですが、交通の便はよくなく。。
ゆりかもめはつながっていても高くて遠回りです。

現実的には、仕事でどこかに行った帰りに調達してきています。
ネットスーパーも含めて考えねば。。

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」

豊洲まで家族で
ららぽーと豊洲フードコート

【昨日の娘日記】

ここ数日、機嫌がよく、にこにこしています。
ひとりで、うーうー言って遊んでいることも多いです。

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