手間暇かける楽しさと効率化の天秤

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効率化して楽をする一方で、手間暇かける楽しみもあるはずです。
手間暇の楽しさと効率化のバランスをとる考え方についてまとめてみました。

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※ブレスレットをつくる娘 by Leica M10

あらゆることが効率化できる時代

パソコン 、IT、AIを使えば、あらゆることが効率化できる時代ではあります。
会わなくても会話できるし、めんどくさいことはしなくていいし、やろうと思えば瞬時に終わる仕事もあるものです。
あらゆることが効率化できたらやることはなくなるんじゃないかなとか、時間が余るんじゃないかなと思いきや、なかなかそうはいかないでしょう。

効率化している一方でやることは増えているので、その取捨選択がますます必要な時代になっています。
手間暇かかるから効率化しなければいけないわけではなく、手を動かして手間暇かけてやることが楽しいというのは、今の時代でもあるのではないでしょうか。

手間暇かける楽しさ

先日、娘と行ったのは、横浜アンパンマンミュージアムのショップ。
ここではデザインを選んで、ビーズのブレスレットをつくることができます。
前回はバイキンマンとダダンダーンのハロウィンのブレスレット、今回はメロンパンナちゃんとロールパンナちゃんのクリスマスのブレスレットでした。
アンパンマンを選ばないところが、我が娘らしいです。
(ちなみに好きなキャラは、ナガネギマンと、くらやみマンです)

ブレスレットを買おうと思えば売っているわけですし、その方が楽にしかも安く手に入ります。
ただ、小さいビーズを紐に通すというのが楽しいみたいし、見ているのも楽しいです。
2歳で、できるのかなと思ってはいましたが、意外や意外上手にできます。
パパよりもうまいぐらいで。

こういった手間暇かける楽しさというのは、仕事でもプライベートでもあるのではないかなと。
私は効率化を徹底する一方で、仕事で手間暇かけるもので好きなものがあります。

税務申告書をつくる仕事も結構手間暇かかりますし、お客様と会話をしながらつくっていく仕事で、出てきた数字を見て話し合い、今後どうするかというような手間暇も大好きです。
もっとも会って話をするというのも手間暇かかるものであり、だからこそ楽しい部分があります。

セミナーの仕事もめちゃくちゃ手間暇かかるもので、特に新しいネタのセミナーをやるときは毎日それについて考えて考えるものです。

本を書く仕事もめちゃくちゃ手間暇かかります。
もちろん手で原稿用紙に書いていた時代よりは手間暇かかりませんが、タイピングそして音声認識入力でやったとしても、仕上げるまでは膨大な手間暇がかかる仕事です。
このブログももちろん手間暇がかかります。
ただ、その手間暇が楽しいのです。

お金を払えば手間暇はなくせます。
人を雇うか、外注すればいいのですから。
しかしながら、私はこういった楽しい手間暇を手放したくありません。
自分でできなくなるのは嫌なのです。

一方で楽しくない手間暇もあります。
紙の資料を見ながらパソコンに打つ手間暇は楽しくありませんので、やっていませんし 、Excel でデータのコピペを繰り返すという手間暇も楽しくありません。
データを活用したり、プログラミングで、ちゃちゃっとやったりしています。
このプログラミングも楽ではなく手間暇がかかるものですが、試行錯誤しながらプログラミングし、うまく動いたときの楽しさがあるものです。

結局は、手間暇ではなく、楽しいかどうかで選べばいいのではないでしょうか。
私は 楽しいと感じる手間暇は残し、そうでない手間暇は効率化しています。

手書きが楽しいのであれば、残しておいても問題ありません。
私も手書きが楽しい部分はありますので、 iPad で手書きすることはありますが、毎日のメモを手書きする手間暇は好きではないので、デジタルを使ってメモしています。
スケジュール帳や手帳を持たないのも、スケジュールやメモを手書きで管理する手間暇を望んでいないからです。

プライベートでもトライアスロンやマラソンは手間暇かかりますし、手間暇かけないと楽しめません。
私の趣味のゲームも手間暇かかりますし、効率よくささっとクリアするというよりも、のんびりと楽しみながらというのが私は好きです。

カメラも手間暇かけて撮るのが好きで、私はオートではなくマニュアルで撮っています。
また先日買ったカメラはオートフォーカスではなくマニュアルでしか取れません。
でもそれが楽しいのです。
予想以上にハマってメインカメラに昇格しました。

車もマニュアルが楽しいのでしょうが、安全のためオートマにしています。
手間暇かけるといえば、外で食べればできたての料理が出てくるわけですが、自分で手間暇かけてつくったほうが楽しかったりもします。

どこに手間暇かけるかというのは自分が楽しいと思うかで、人それぞれでしょう。
電車や車に乗らないで歩いていくというのも手間暇がかかりますが、楽しいものです。
掃除の手間暇は苦手ですが……。
電話の手間暇も……。

手間暇の楽しさと効率化のバランスをとるには

手間暇を十分楽しみたいと思う一方で、時間は限られています。
限られた時間の中で手間暇の楽しさと効率化のバランスを取るには、まず手間暇をかけて思う存分楽しんでみるというのがおすすめです。
効率化してから手間暇をかけて楽しもうと思ってもなかなか時間はつくれません。
先に手間暇をかけて、たとえば1日1時間なりかけてしまえば自然と持ち時間は減るわけです。
効率化せざるを得ません。

必要に迫られないと効率化というのはなかなか進まないものですので、その「必要に迫られる」という状態を人為的につくりつつ、なおかつ楽しめる時間も増やすというわけです。

もうちょっと手間をかけたいけど時間がないし、どうしようと思うときは思い切ってかけてみましょう。
手間暇をかけることの楽しさを思い出すことも欠かせません。
子供の頃は手間暇がかかることばかりやっていたはずで、効率化なんて言葉は考えなかったでしょう。
大人になるにつれて余計なものを背負い込みすぎている場合もありますので、手間暇の楽しさを思い出しつつ、本当は効率化したいもの・なくしたいものをデトックスしていきたいものです。

 

 



■編集後記

昨日は、午前中に目標設定入門セミナーを開催しました。
音声の販売もスタートしています。

音声 目標設定入門 – タイムコンサルティング オンラインショップ

 

「1日1新」

目標設定入門セミナーを開催

 

■娘(2歳)日記

インスタントカメラ(Leicaゾフォート)を気に入り、「写真が出てくる」と喜んでいます。
ベル(美女と野獣)とアリエルの写真入れに入れて持ち運ぶようになりました。
おとといは、「写真が出てこないほうで撮って」と。
新しい高性能なカメラを買ったのがバレているのか……。

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