音声認識入力は、税理士試験の暗記に使えるか

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日々活用している音声認識入力。
暗記に使えるかを試してみました。IMG_20190425_122654

※自宅にて Pixel 3

税理士試験という暗記試験

税理士になるには、原則として税理士試験に受からなければいけません。
税理士試験の科目は11。
そのうち5つに合格しなければいけないのです。。

かといって5つをいっぺんに受けるというのはボリューム的に現実的ではなく。1年に1から3の科目を受けることになります。
そう考えるとうまくいって、1年目3科目、2年目2科目でで2年。
(これを狙ってましたが1年延びました)
1年に1つずつだと、1,1,1,1,1で5年かかっています。
そのうち1回ミスしてしまうと6年、2回ミスしてしまうとさらに長期化してしまうわけです。

税理士試験には、税金の計算と税金の法律(理論)という大きく分けると2種類の要素があります。
このうち、税金の法律に関する問題は、法律を暗記して、それを書かなければいけないのです。
自分の主張はほとんどありません。

その丸暗記度合いというのは、問題や科目によって変わってきます。
暗記していない法律が試験で出ると、それで1年の努力は水の泡です。
そうならないように必死に暗記したものでした。

冒頭の写真のような教材を丸ごと暗記するわけです。
これは受験専門学校が、法律を体系的にまとめて いるもので、これを暗記していきます。
今も手元に残っているのは法人税法(会社の税金に関する法律)の2002年受験のものです。
もうボロボロですが、これは記念にとっています。

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なんか出てきそうで娘には触らせられませんが。
肌身離さず持って勉強していた証拠と思っていただければ。

2001年の9月から勉強し、2002年の8月に受験し、その年の12月に発表されます。
(受験から発表まで4ヶ月もかかるというのはこのときから20年近く経った今も変わりません。)

試験ではボールペンや万年筆でひたすら手書きです。
手書き、紙が当時から大嫌いな私がひたすら手書きをして、今の生き方を選べるようになったというのも皮肉な話ではあります。

中はこういうもので、これをひたすら暗記するわけです。IMG_20190425_122750

線は、パターンで決めていました。
・見出しはオレンジ
・小見出しはピンク
・かっこは黄色。
・「又は」は、赤で丸、「及び」は赤で四角、「等」は、緑の丸、
・租税特別措置法の条文番号は紫、法人税法施行令は青

この法律が試験に出やすいというのは、その年によってありますので、それぞれ強弱は変わりますが、基本的には合格確率を上げるために私はすべてを覚えていました。
その出題確率によって、 A ランク・ B ランク・ C ランクにわかれており、私が受験し合格した年は A ランクと B ランク(ややCに近い)が出て、完璧に書いたつもりです。
この教材にはすべての情報を注ぎ込み、過去に出た問題も貼り付けており、これ一冊で常に勉強をしていました。IMG_20190425_122843

これに加えて計算がありましたが。

暗記試験は視覚化が大事

暗記には、いろんな方法があります。
・目で見る
・耳で聞く
・口に出す
・手で書く

タイプによって最適な方法は変わるのでしょうが、私が選んだのは「書く」というものでした。

暗記がちゃんとできているかどうかというのは視覚化しないとなんともいえません。
実際ちゃんと書けたと思っていてもうまく書けていなかったり、抜けがあったりするものです。
いわば暗記のケアレスミスというようなものでした。

そもそも私はケアレスミスというものはないと思っています。
そうしないとミスはいつまでたってもなくならないからです。
何かしらミスの原因を見つけては、それを記録していました。
(間違いノート)
これは今も続けています。
ミスを繰り返さないように、やらないことリストをつくっているのも、その流れです。

その暗記のケアレスミスをなくすためには実際に書いて視覚化しないと意味がないかなと考えたわけです。
しかしながら暗記するために、ボールペンで紙に書いていくというのは疲れますし、手間もかかりますし、手も痛くなります。

そこで考えたのがパソコンで暗記すること。
暗記したことをWordで入力していました。
いわば視覚化して、それをチェックしていたのです。

その当時も今も、 Word で打って覚えられるかどうかという話はあります。

暗記に視覚化が有効なら、手書きしてもパソコンで打っても、自分の頭の中が言語化できていれば十分です。

手書きだと自分の字が読めなかったりしますし(特に私は)、速く書けば書くほど、字は崩れてしまいます。
そして疲れも大きいものです。

それに比べるとパソコンで打ったものというのは、まず間違いなく読めますし、いくら速く打っても字は崩れません。
そして正しいタイピング姿勢、タッチタイピングで打てば疲れも手書きほどはないものです。

この視覚化のおかげで、暗記は捗りました。
10年かかるかもといわれている税理士試験に、3年3か月で合格できたのはWordでの暗記、視覚化のおかげです。。
Wordでの勉強方法については、こちらの記事でまとめてあります。

手で書かないと覚えられないのか。IT活用の考え方と税理士試験をWord・Excelで合格した話。 | EX-IT

なお、この自分の知識やスキルを視覚化するということは、今でも続けていることです。
このブログをはじめとする書く仕事には、視覚化という要素もあります。
書けば書くほど知識やスキルが定着するわけです。

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音声認識入力で暗記

その書くということを、ここ最近はほぼ音声認識入力でやっています。
外で文章を書くときはできませんが、自宅でいるときにはできることです。
使っているのは Google Chrome での Google ドキュメントとYeti(イエティ)というマイク。
マイクの精度が音声認識入力の肝の1つでもあります。

また人間側のトレーニングも必要です。
音声認識入力には多少の時間はかかりますが、投資する価値があるものです。

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この音声認識入力で暗記ができるのかどうか試してみました。
この見開き2ページを暗記することを想定します。

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法律用語の音声認識の精度

税理士試験の本番であろうと、受験専門学校の模擬試験であろうと、Wordであろうと、私は、まず見出しを書き出します。
見出しを書き出して全体像を固めてから、中身をアウトプットしていくわけです。image

これは書く仕事でも同じことをやっていて、ブログでも本でも必ず見出しをまずつくっています。
もちろん、これも音声認識入力です。

実際に音声認識入力で法人税法を入れてみました。

ブログでは、正しく認識しないところや自分の表現の好み(ひらがなにする送り仮名)などをプログラムで変換しています。

GAS正規表現置換で、Googleドキュメント音声認識入力のデメリットを補う方法 | EX-IT

法人税法のこのページに限っていえば、プログラムで変換する必要がないほど変換精度が高いものでした。
法律用語だと認識しやすいのか、堅苦しい法律のいい回しが音声認識と相性がいいのかわかりませんが、読んでみたところ、こんな感じで認識されました。
ほぼ修正しなくて済みます。

image

資産が「3」になってたり、「有償又は無償」がちょっと違っていますが、それ以外は別に問題ありません。
暗記を視覚化するときに、どこまでこれを修正するかどうか。
音声認識入力の結果が間違っていれば、こういったのが違ってたんだなぁとだいたいわかるので、音声認識自体の修正はそれほど気にしなくていいかなというところです。

また、Google ドキュメントを使うときに問題となる点や丸(点や丸をGoogleドキュメントでは入力できない)については、暗記を視覚化する分には、まったく問題ありません。
改行は、読みながら Enter キーを押してはいますが、これも気にしないようにしてもいいでしょう。

暗記→音声認識入力

実際に暗記して話してみました 。

なかなかの精度です。
「金額」のところを「額」と間違えたくらいでした。image

Word で打つよりも疲れないですし、スピードをより速くすることもできます。
音声認識入力は人間が思っているよりも早口で喋っても認識できますので、これに慣れることも大事です。

声に出して覚える効果もありますし、声に出すことによって印象づけるということもありますので、暗記効果は高いでしょう。
声に出すということが、暗記や知識やスキルの定着にもつながります。
これは私が「話す仕事」でも実感していることでもあり、普段の仕事でも実感していることでもあります。

仕事で話したことは、定着するものです。
私は、ある程度パッケージングして自分が定着させたい分野に関してセミナーをやったりコンサルティングをやったりということをやっています。

・声を出して暗記効果を高める
・視覚化して暗記効果を高める
という意味で音声認識入力はありではないかと。

税理士試験に限らず、暗記や知識・スキルの定着におすすめたい方にも、音声認識入力はおすすめです。

スマホでやるのも手でしょうね。


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■編集後記

6月の徳之島トライアスロンの飛行機、ホテルとも無事抑えられました。
それなりに高く、車移動も多いことからひとりで参戦することに。
チームメイト夫妻×2と5人で行きます。
タフなレースかつ今シーズンのメインレース、ここに照準を合わせています。

■昨日の「1日1新」

とあるイベントに参加

■昨日の娘日記

昨日は、夜に予定があったので、21時ごろ帰宅、風呂。
風呂に入っていると、娘がドアを開けて呼びに来ました。
遊びたいようで。
「お洋服」「パンツ」「シャツ」と早く上がってほしがるなぁと思っていたら、妻が先に寝ていたからでした。

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