入院中にまで仕事をする人生は、幸福か不幸か

入院中、毎日欠かさず仕事をしていました。
私は仕事があってよかったと思っています。

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88日間の入院中の仕事

88日間の入院中、毎日、仕事をしていました。
88日間の入院。ひとりしごとで、いざというときに備えてやっておいてよかったこと | EX-IT
土日祝は基本的にオフですが、朝のルーティン(データ・メモ整理、経理、タスク管理など)メルマガ、ブログといった仕事はやっています。
こう考えると「休みなし」と言えるかもしれませんが、私としてはそうでもありません。
それなりに休んではいます。
ルーティン、メルマガ、ブログで終わる日も多いです。
(諸事情あったとはいえ、先週は平日5日間、ほぼそんな感じでした)

 

やっていた仕事は、前述のもののほか、
・税理士業(月次決算、税務相談、税務申告など)
・個別コンサルティング(ZOOM、Skype、対面。対面は病院で)
・メールコンサルティング
・取材
・執筆(Excel本の執筆・追記・チェック、RPA本に執筆、『新版 ひとり社長の経理の基本』の重版時チェック、Kindle本の執筆)
・YouTubeライブセミナーの開催
・音声教材の収録、販売
・自社の決算、税務申告
・プログラムの開発
などです。

入院期間(6月→26日(実質25日)、7月→31日、8月→31日(実質30日))で、仕事時間(1日平均)を集計してみました。
リハビリが日々3時間あったので、これくらいが限界ではあります。

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7月の仕事時間が多いのは、本の仕事の締め切りが7月末に重なっていたからです。

入院中も仕事をしなければいけない状況をどう考えるか。
もし独立してなければ、仕事は休むことができたでしょう。
独立していても、人を雇っていれば、休めた可能性があります。
雇われない雇わない状況であっても、仕事のスタイルが違えば、休めたかもしれません。

ただ、私は、入院中も退院後の今(退院して1週間です)も、仕事があってよかったと感じています。

仕事は外とのつながり

入院中、それなりに落ち込みます。
自由がきかないですし、さらに私の場合は、交通事故で急遽手術、入院となったので、準備することもできなかったのです。

「なんでこんなことに」
「娘とあえない……」
「仕事どうしよう」
と、こう見えてそれなりに凹んでいました。

そんな中、仕事があって助かったのです。
「こんなときにすいません」「大変なときに仕事をお願いして申し訳ありませんでした」などとおっしゃっていただけたこともありましたが、こちらこそ感謝しています。
仕事とは、外とのつながり。
その仕事があることで外=病室の外とつながることができたのは励みでした。

 

「こんな状態でもお役に立てる」、「こんな状況でも仕事を依頼してくださる」と感激し、大きな力になったのです。
完全に休んでいたら、もっと落ち込んでいたでしょうし、リハビリのやる気に影響があったかもしれませんし、退院後すぐに仕事ができていなかったかもしれません。
(なお、私は、組織内や同業のしがらみは好みませんが、つながりを好んでいないわけではありません。)

もちろん、今回の入院は、脚のけがで、ある程度元気だったということもあります。
手術時に切った傷の痛みがあったり、松葉杖で両手が痛くなったりということはありましたが。
(ある1日は、左肩をぐきっとやってしまったピンチも)

 

外とのつながりである仕事(お金に直接つながらないものも含めて)があってよかった、幸せだったと思いますし、「入院中にまで仕事」とは考えてませんでした。

ましてや、今の仕事は自分が望んでいる仕事であり、自分の軸にそった仕事です。
嫌な仕事だったらこれ幸いと、入院を理由にやりませんでした。
ブログを続けていたのは自分が望み選んでいるものだからです。

独立前だったら、入院中にまで仕事をしなくてよかったでしょうし、しなかったでしょう。
そのかわり、会社(上司、同僚、部下)に気を使わなければいけないので、どちらを選ぶかといえば、今の状況を選びます。

人生100年時代、入院しながら仕事をする可能性は高い

 

独立して働くとなると、60歳、65歳で定年ではなく、もうちょっと働く可能性があります。
となると、入院しながら仕事をする可能性は高いでしょう。
(入院しながら仕事ができるかは、その入院理由や入院する病院のルールにもよります)

その年齢にならなくても、入院する可能性はありますし、私のように事故もありうるわけです。
入院まで行かなくても、風邪をひいたり、調子が悪かったりして自宅で休みながら仕事をする状況は、ありえます。

リスクヘッジのためにも、外とのつながりをたやさないためにも、どこでも仕事をできる体制、入院しながらもできる仕事というのは想定しておいてもいいのではないでしょうか。

 

私の場合、入院は人生でもう最後にしたいですけどね。

 



■編集後記

昨日は引き続き宮崎。
午前中は母の誕生日プレゼントを買いに行き、午後は一時外泊中だった父を病院へ。
その後、東京に戻ってきました。
宮崎より東京のほうが数倍暑く感じます。

「1日1新」

宮崎 en haut
宮崎でJapanTaxiアプリ

■娘(2歳)日記
宮崎から帰ってくると家の前あたりで、ばったり。
だっこしてというので、だっこして帰りました。

■リハビリ日記

宮崎から帰ってくるのがリハビリ。
整体でほぐしてもらったおかげか、機内でも痛まず。