徳之島脱出劇。離島で欠航になったときの傾向と対策。

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徳之島トライアスロンへ行ってきました。
が、台風の影響で欠航が相次ぎ、当初の予定よりも約2日遅れでなんとか戻ってきたところです。
欠航があったときの傾向と対策をまとめてみました。

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※徳之島をようやく旅立つところ iPhone X

徳之島から2日遅れで、ようやく帰宅。

徳之島は、鹿児島県ではあるのですが、この位置で、ほぼ沖縄に近いところです。
東京からの直行便はなく、鹿児島経由で行きます。
(奄美大島経由でも行けます)
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徳之島トライアスロンは、スイム2.0㎞、バイク75㎞、ラン20kmのミドルといわれるレース。
はじめての参加でした。

当初の日程は、6/29(金)、6/30(土)、7/1(日)、7/2(月)の4日間。
日曜日がレースです。
30日土曜日入りでもよかったのですが、飛行機がうまくとれず、金曜日に。
しかも、間違って、成田発着のジェットスターを含むパックでとってしまっていました。
家族で行く予定が、便の確保にとまどったこともあり、私一人で。
結果的には、娘(1歳3か月)が一緒でなくてよかったのですが、いないからこそ早く帰りたいという焦りもありました。

当初の予定では、7/2(月)の14時過ぎの飛行機で鹿児島へ発つ予定でしたが、当日はこんな状況。
台風が迫ってきていました。

当日朝8時すぎに徳之島空港に行き、状況を確認しているうちに欠航に。
行列に並び、いつの便がとれるか聞いたところ、7/5(木)でした。
この日は、7/2(月)。
月、火、水、木・・・・しあさって、4日後です。
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しかたなく、その便を予約し、覚悟を決めたのですが、その日の夜、「臨時便が出る」との情報が。
結果的にこの情報が救ってくれました。

臨時便はネットで予約できず、翌朝8時に開く空港カウンターで受け付けるとのこと。
ようは早い者勝ちです。
作戦を立て、翌朝は4時に起き、5時過ぎには空港へ行くことを決意。
(宿から空港まで45分ほど)

空港の前に並びました。

すでに行列は30名ほど。
臨時便は2便、100名ほどなので、本当に先着順なら乗れる見込みです。
空港が開くのは7時半。それまでは外で基本立ちっぱなしでした。

途中、8時までにレンタカーをいったん返す必要があり(先約があり、その車を使うという事情あり)、それを返しつつ、待ちます。

カウンターが開くと、それなりに時間がかかっていました。
臨時便を予約するだけだからそうでもないと思っていたのですが、「もっと早い便はないか」とかあったのかもしれません。
結局、8時にオープンしたカウンターで、臨時便を予約できたのは、10時ごろ。
並び始めたときからは5時間ほどです。
ま、帰れれば安いもの。
当初は、5日だったのが、3日に帰れるのですから。
イライラしている人も多かった空港でわれわれが落ち着いていたのは、そもそも5日だったからかもしれません。

ただ、列で待っている間も、欠航が決まっていきました。
徳之島が飛べる状況でも鹿児島の天候によっては飛べませんし、鹿児島から徳之島へ飛行機が来ていないと物理的に飛ぶのは不可能です。

9:20発の便が欠航となり、12:15発の便が欠航になり・・・。
実は、後述するJALアプリで、当日の4時ごろ、9:20発を予約できていました。
ただ、その予約も欠航に。
徳之島空港は小さく、飛行機があるかどうかもわかりますので、そもそも5時に来た時点で飛行機はありませんでした。

欠航になるということは、その便に乗るつもりだった方々も振替で臨時便を予約することになります。

当日のチケットを持っている人=予約できている人の振替と、当日のチケットを持っていない人=我々は別の列で、それぞれで臨時便が埋まっていくわけです。

しかも、臨時便がとれているかどうかの確約はありません。
大声でどなりながら帰っていく人もいたので、臨時便はもうなくなり、キャンセル待ちのみの可能性もあります。

そうこうしている間に、臨時便は、12:35発、15:30発、16:10発の3便に増えました。
選択できるとして、どの便を選ぶかが問題です。

早く帰りたいという感情と、確実に鹿児島へ行くという理性とのちょっとした戦いの後、我々が選んだのは、16:10でした。

鹿児島にさえ行けば選択肢は増えます。
陸路も可能性ありますし。
結果的にこの選択が吉と出ました。

予約できた後、疲労困憊ながら、レンタカーを手配し、宿に「帰れそう」と連絡し、ランチに行き、ちょっと観光して、15時ごろ再び空港へ。
なんとか乗れそうな感じですが、欠航や引き返しも依然としてあります。
保安検査場を通過して一安心と思いきや、そうともいえず。

以前、成田で出国手続きを終わっても、飛ばないものは飛ばなかったことはあります。
そのときと同様、情報が錯綜し、説明もなく。
まあ、そんなものなのでしょう。

16時になっても飛ぶ気配はなく、16:10を過ぎていきます。
そして、17:55の便が欠航になり、今空港にある飛行機も飛ばないことに。
17:00の臨時便が増えましたが、我々はすでに保安検査場後。
どうすることもできません。

そして、アナウンスが「16:10発の◎◎便にご搭乗予定のお客様にお詫びがございます」と。
やっぱ、だめか・・やっぱ、帰りは5日か・・と思っていると、「16:10の予定が、18:10になってしまいます」と。

いやいや、2時間遅れでも飛んでくれれば全然OKですわ。
お詫びとか言わんでほしいって感じでした。
まあ、お詫びなんでしょうが。

鹿児島から帰れるかどうかで、いろいろと手を打ちました。
当初、17:25の鹿児島発をとっていましたが、それを変更。
選択肢は、
1 実家宮崎(2時間ほど)に行く→+4万円ほどの支出、実家で休めるのはメリット
2 鹿児島市に泊まって翌日4日に帰る→市内まで1時間1,250円を往復。ホテルは4000円ほど。食事の選択肢も
3 空港付近に泊まって翌日4日に帰る→すでにホテルは満員
4 空港から近い霧島に泊まって翌日4日に帰る→ホテルは6000円ほど。食事の選択肢がないかも
5 とにかく鹿児島から帰る→+5万円ほどの支出。+3.5万円ほどで格安チケットサイトから買えるが、鹿児島から飛ぶかどうかは確証なし
というものでした。
金額とメリット、デメリットをExcelでまとめつつ、下した判断は、3でした。
ただ、疲れ果てて食事は適当に済ませましたが。

18時過ぎ、ようやく旅立てそうでした。
18:23に発ち、19:35に鹿児島空港へ着き、市内行きのバスに乗り込み、なんとかホテルへ。
次の日の朝も混乱が予想され(朝東京につかない限り家族と会えないので、あとは、保育園のお迎え17時までに帰ればよかったので)、2便目、11:30の飛行機で戻ってきました。

7/3(月)の結果はこんな感じです。
もし、正規便が予約できていたら、朝並ばなかったですし、臨時便の3つの選択肢のうち、他の2つを選んでいたら、引き返しか欠航でした。
引き返しはもっとショックが大きかったでしょう。
(この便の方が急遽追加された17時の臨時便に乗れたとは思いますが)
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不運な中幸運も多かったとは思います。
家族で来ていたらもっと大変だったでしょうし。

離島で欠航になったときの傾向と対策

今回は欠航というだけではなく、離島ということが問題でした。
普段はそれほど人の行き来がない中、トライアスロンのため、500名ほどの方が帰れなかったわけです。
こんなこと起こりえないかもしれませんが、2018年1月にも成田→ハワイで経験した天候による欠航トラブル(大雪で成田空港に泊まる羽目に)も踏まえて、こうやって考えおいたほうがいい、こうやっておいたほうがいいというのをまとめてみます。

0歳児と海外旅行の最大のリスクは、飛行機が飛ぶかどうか。リスクヘッジとしてできること。 | EX-IT

 

早めに動く

欠航になるかもしれないと思ったら早めに動くべきです。
今回は、多少早かったのですが、まだ足りませんでした。
日曜日のレースの後にでも動いていたら何か変わったかもしれません。

が、われわれよりも早い便は、14:45徳之島発のみ。
7/2(月)、7/3(火)、空港に行ったのが幸いでした。
これも成田の経験からです。
電話やネットでは解決しないですし、電話はそもそもつながりません。

早めに確定する

早めに動くんですけど、その結果がおもわしくなくても確定するのが一番です。
もしかしたら乗れるかも、もしかしたら飛ぶかも・・と思っていたら、後手後手になり、問題がこじれることもあります。

今回、5日にいったん確定したのが、精神的にも功を奏しました。
2日に帰れなくなって3日になった
ではなく、
5日に帰るところが3日になった
という感覚でしたので。

鹿児島からの便も早めに確定し、3日に帰るのはあきらめ、4日に帰ることにしたので落ち着きました。

空港カウンターに行く

成田の時、「7時から電話受付センターが開く」とあっても、そこにはつながらず、つながっても予約できない可能性がありました。
今回も、同じようなことが想定され(実際につながらず)、空港カウンターに行くのが最も早い解決策です。
延々並びましたが。

二手三手四手五手打つ

今回は、
・5日のJAL徳之島→鹿児島の便をおさえる
・宿の延長手続き
・当初の鹿児島→成田便のキャンセル返金ができるかの確認
・レンタカーの延長手続き
・鹿児島→羽田の仮予約
・JALのキャンセル待ち(ネット)
・JALの空席が出ないかちょくちょくアクセス
・奄美大島経由で帰れないか検討
・船で帰れないかの検討
・鹿児島についたら宮崎の実家に行く可能性
など、いろいろと考えました。

予約するだけならただの場合もあるので、早めにおさえておきましょう。
ツアーの連絡を待っていたら後手になる可能性があります。
私の場合もパックでしたので、多少は動いてくださいましたが。

鹿児島→羽田は、スカイマークで予約しました。
スカイマークの「たす得」だと、前日23:59までに決済すれば、12,000円~15,000円ほどで、予約変更もでき、キャンセルも2,500円でできるプランがあります。
それをおさえつつ、ぎりぎりまで待って決済しました。

そもそも、誤ってジェットスター(安いけど予約変更不可)を取っていたのがミスですが。
いっそ、4日のジェットスター(19:30頃鹿児島発)を取っておけばよかったと後悔しています。
すでに満席でした

キャンセル待ちよりJAL公式アプリ

こういったときにキャンセル待ちの可能性があるかどうか。
複数予約している場合もあるので、可能性がないとも言えませんが、低いでしょう。

キャンセル待ちの優先権がある会員もありますが、それなりの回数,JALに乗っておかないと会員になれません。
キャンセル待ちは今回捨てていました。
その可能性にかけるなら、5日に帰ろうと。

ただ、あきらめてなかったのは、JAL公式iPhoneアプリ。
ここが一番早く反映される気がします。
実際、ぽつぽつ空きが出ましたので。
早朝にアクセスしてみるといいかもしれません。

AppleStoreアプリで、iPhoneXを買ったときの経験の応用です。

実際、9:20発やその後、17:55発を予約できました。
(カウンターに行けば5日の予約と引き換えてくれます)
ただ、どちらも欠航になったので、並んで臨時便をとっておいてよかったです。

なお、翌日4日も満席で、これを逃したら、5日になっていたでしょう。
3日に乗れなかった人も多かったですし。

 

電源・食料・宿・レンタカー確保

電源の確保も大事でした。
調べ物をするにもスマホが必要です。
バッテリーは持ち歩いておくべきでしょう。
また、2時間ほど停電にもなりましたので、充電は常にやっておきたいものです。

ふと気づいたのが、食糧。
離島で飛行機が飛ばないということは、食糧も少なくなります。
ファミマに車が多く止まっていたのを見て気づきましたが、外に出ず宿にいたら気づかなかったことでしょう。

宿は、今回Airbnbでとりました。
これも幸運で、もう1泊しやすかったですし、調理もでき、大勢泊まれたのです。
今回、3人で行きましたが、途中から2人追加して、5人で行動できたのも宿のおかげでした。

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切り替える

早く帰りたいとはいえ、どうしようもないですし、よしんばお金を積んでも帰れません。
切り替えることも大事でしょう。

宿で、NintendoSwitchをしたり、

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焼肉をしたり、

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飲み会やったり。

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泳げなかった海に行ったり、

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犬に追いかけられたり、

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かき氷食べたり、

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鶏飯食べたり

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からあげ食べたり

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ソテツトンネル行ったり、

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写真を撮りあったり、いろいろ楽しみました。
これも5日に確定しておいたから楽しめたことでもあります。

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仕事のケア

5人とも、もちろん仕事がありましたので、それぞれケアを。
ただ、5人とも独立していたのが幸いでした。

私は、仕事の予定がなかったのが幸いでしたが、コンサルティングやセミナーが入っていたら・・・と思ったら青ざめます。
戻れないことはしかたないのですが、最大限のケアは必要です。

そもそもの話で言えば、仕事をびっしり詰めていないことも大事かと。
代替の日程をすぐに提案できなかったり、欠航トラブルで納期に間に合わないということがないよう、余力は持っておきたいものです。
とはいえ、ルーティン、メルマガ、ブログでせいいっぱいでしたが。

で、徳之島トライアスロン

おまけで、徳之島トライアスロンについても。
今回、ポセイ丼から、新メンバーを含めて4人。
1人足りないギニューのポーズでスタート。

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徳之島トライアスロンは、スイム2.0、バイク75、ラン20のレース。
ただ、台風の影響で、金曜日の時点でスイムの中止は決定で、かわりにラン5.8㎞。
ラン→バイク→ランのデュアスロンに。

当日は、風が強く、最大風速18mとのことで、バイク75㎞が37㎞になりました。

スタート前。
このえぇ。。さんと出たレースで過去に一度スイムが中止になったことが。
もう1人のAI弁護士お杉は、参加した2018年4月の石垣島が中止に。
私は、成田→ハワイでも大雪で欠航、そういえばクルーズでも嵐に。
誰が、雨男かわかりませんが、3人ともお祓い必須かもです。

31回目の徳之島トライアスロン、中止ははじめてとのこと。

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ラン5.8㎞は、クロスカントリーコースを含めて。
めちゃくちゃきついです…。

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バイクコースは劇坂。
長い長い坂が多いコースです。

短縮して通れなかったほうの坂はもっと急なので、楽しみにしていましたが、しかたありません。
ランで走れるようにセーブしつつ走り、なんとか。
ただ、遅いのは難点です。

ランのころには、カンカン照りでした。
曇っていても暑い徳之島。
かき氷をもらえるのはありがたいです。
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暑い中応援やボランティアとしてサポートしていただき、台風が近づく中、コースを変更し、開催していただいたことには本当に感謝しております。

それなのに、そのゴミを捨てる選手。
美しい自然でもおかまいなしです。
ごみを捨てたらペナルティー制度つくればと思います。
こういったゴミを小さい子が拾っている姿を何度も見ました。
いうほど聖人君子ではない私ですが、ゴミを捨て現地の方々に迷惑をかけるのはやめてほしいです。

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当ブログの影響力が高まれば、ゴミが減ると思い、精進します。

マラソン・トライアスロン入門「ゴミはゴミ箱へ!」。ゴミ捨てのタイムロスもレースのうち | EX-IT

 

そしてゴール付近。
暑くて暑くて、あっちこっちにスポンジを。
このスポンジを氷水で冷やして走っていました。

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右肩、左肩、右太もも、左太もも、右ふくらはぎ、左ふくらはぎ、背中と7か所。
スポンジも道端に捨てずに大事に持って帰ってきました。

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来年、フルコースの徳之島トライアスロンに挑戦したいと思っています。
今後は、家族を連れて。

 

そんなこんなで戻ってきた日常。
何事もない日に感謝です。

欠航トラブルのときは、この記事を思い出すかググっていただければ。

・・・とまだまだ話は続きます。
日曜日は、実家宮崎でシーガイアトライアスロン。
徳之島からトライアスロンバイクやその他の道具を発送したのですが、まだ徳之島です。
日曜日に間に合うのは厳しく、選択肢は5つ。
1 あきらめる(家族で実家に帰るので無駄にはならない)
2 スイムだけやる(バイクがないのでそこで終わり)
3 現地で借りる
4 東京で借りて持っていく
5 徳之島から鹿児島へ着き、明日宮崎から車で鹿児島に取りに行く

今のところ3でなんとかなりそうです。
ウェットスーツも荷物に入れているので、スイムはウェットスーツなしで海1.5㎞ですが。
今ならなんとかこなせるでしょう。
(シーガイアトライアスロンはウェットスーツが義務ではなく自由です)
ウェアは持って帰っていて、ランシューズは自宅に別のがあるので、なんとか。

これも「早めに確定する」の鉄則で、手を打ちました。

まあ、日曜日雨なんですけどね……。

 

 


【編集後記】

徳之島遠征中に、AppleWatchが故障。
新宿のAppleStoreに持っていくも、部品がないから電話してくれと…。
Suica使えないのは不便ですが、iPhoneで代用できるし、修理代がかかるならもういらんかなと感じです。
修理には出してみます。

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」

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ISETAN DOOR

【昨日の娘日記】

保育園の夏祭りに備えて、お祭りっぽい服を買いに行ったのですが、どの服もイヤイヤで。

怪獣のぬいぐるみのほうが欲しそうでした‥‥。

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