切り捨てる弱点・補う弱点の見極め方

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誰しも弱点はあるもの。
その弱点を補うかどうかの見極めについて書いてみました。

※弱点を補った修行の場 by Nikon Z fc+40mmF2

「暗い」という弱点を補うために

23歳のころ、就職浪人し(どこからも内定をもらえず)、なんとかしなきゃと公務員試験を受けて合格しました。
合格発表は8月で、仕事が始めるのは4月。
半年間あったので、お金を稼ぐこととともに弱点を補うことにしたのです。

この弱点を補う意識は、20歳ごろからありました。
今もそうですが、明るいほうとはいえず、人と話せるタイプでもありません。
当時はもっとダメでした。

就職浪人となったのは、
・選り好みをした(8社だけ受験)
・面接での印象が悪かった
といったことが主な理由だったと思っています。

実際に、「はめを外すことはありますか?」と聞かれたり、「元気ないね」と言われたりしたことも。
それがひっかかり、「暗い」「話せない」ということをなんとかしないと、仕事もできないと深く沈んでいたのです。
(今ならそんなことないとわかっていますが)

「暗い」「話せない」を補うために選んだのは、接客のアルバイト。
冒頭の写真の場所は、当時プランタン銀座というところで、地下に食品売り場がありました。
そこでベーグル屋をやっていたのです。

その選択が正しかったかどうかわかりませんが、多少なりとも話せるようになりました。
「いらっしゃませー」「ありがとうございました!」をはじめ、お客様との会話を毎日繰り返していたからです。

弱点は誰にでもあるもの。
ただ、それをすべて補うことはできません。
その弱点を補うかどうかの見極めが大事です。

その弱点を補うべきか

私は、「暗い」という弱点をある程度補いたいと思ったから補い続けています。
今もそうです。
独立後は、また別の方法で補うようにしています。

「暗い」のですが、めちゃくちゃ明るく、ある意味元気な、軽くなる必要はありません。
生来の性格、そうそう変えられませんから。
その弱点を細かく分析しましょう。
私の場合、よく知っている人となら普通に話せます。
まったく知らない人だと今でも無理です。
雪山で知らない人から300円を稼ぐのが難しかった話 -「独立後に稼ぐ」とは-

知っている人、自分を知ってくださっている人となら話せるということがわかったので、知っていただくために発信を続けています。
それなりに話しているかなーと。
(暗いと思われているかもしれませんが)

その鍛錬の1つとして、独立当初から自主開催セミナーを開催し、2024年1月20日時点で540回。
YouTube、動画販売、Voicyもしています。
これらも「暗い」という弱点を補うため、話す鍛錬のためにやっていることです。

その大前提として書くことを続けています。
書いていれば話せるのです。

弱点を補うかどうかの見極めは、「それを補いたいか」で決めましょう。
・周りに合わせるため
・誰かに言われた
・補わなくても困らない、自分が気にならない
というなら、切り捨てても生きていけます。

私は、切り捨てている弱点のほうがはるかに多いです。

切り捨てる弱点・補う弱点

前述したアルバイトでもその弱点を明るみに出ました。
それは、
・嫌な上司が我慢できない
というもの。

当時のアルバイトでもありました。
プランタン自体の社員2人が我慢できず。
・挨拶をしない
・接客が雑
・無駄にいばる
というような。
(ベーグル店の上司はいい方でした)

私がアルバイトしていた店は、私一人。
休憩やトイレのときは、別の店の方や社員の方が変わりをしてくれるしくみでした。
ただ、その社員には変わってもらいたくなく(雑なので)、ベーグルを触らせたくなかったのです。
そのため、休憩をとらないことも。

若気の至りで(そう若くもありませんが)、言い返したこともありました。
そういえば、その前にしたアルバイトでも、「お前は、はいと言わないやつだな」と理不尽な上司に言われましたけど。
(やっていいと言われたことをやっていたら、怒鳴られたので)

「嫌な上司が我慢できない」という弱点、公務員として就職したら補う必要があるかなと思っていましたが、無理でした。
結果、その弱点は、別の形で補いました。
上司がいない人生を選ぶという。

公務員を辞めるときに、「他の仕事でも同じことが起きる。根本的に変えなきゃ」と独立を選びました。
それが正しかったかどうかはともかく、独立できる資格である税理士を選んだのです。
こういう補い方もあるということです。

今は上司がいませんが、
・上司のようなお客様
・上司のような人
との接触は徹底して避けています。
そのために日々営業しつつ、仕事を選べるようにし、そういう方がいらっしゃらないようにしているわけです。

この弱点は切り捨てたのですが、別の方法である意味補っているともいえます。

切り捨てて、別の方法で補っているものも多いです。
・商談が苦手→商談せずにすむような営業で解決
・紙が苦手→ペーパーレス、デジタルで解決
・電話が苦手→メール、チャットで解決
・字がきれいじゃない→手書きをしない(手書きの税理士試験のときは、見出しと出だしだけは丁寧に)
・したくない仕事が多い→日々の営業で解決
・運動神経がない→影響の少なめのトライアスロン、マラソンで解決

弱点で補いたいものは補う、そうでないもの・そうできないものはそのままにして切り捨てて、別の方法を探しましょう。
その別の方法こそ、「強み」になる可能性があります。

補いたいのにそのままにしている弱点がないようにしましょう。
大前提として、その「補いたい」が本心かどうかの確認も必須です。

 



■編集後記
昨日は、朝、フィルムの現像に。
電車とランで。
戻ってZoom個別コンサルティング。
税理士業について。

ランチして、娘たちの帰りを待って、車で羽田に送っていきました。
ついでに飛行機を撮影。

1日1新Kindle『1日1新』
羽田第1ターミナル展望デッキで撮影
羽田空港の駐車場
カーシェアで送り迎え

■娘(6歳)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
学校から帰ってきた後、ママと2人旅へ。
パパとだけじゃなくママとも行きたいという願いが叶いました。
行き先は、ママの実家です。
車を借りて羽田空港まで。
搭乗口で見送りました。
あ、案の定、振り返らずに行く2人……。
ま、楽しんでくれれば。

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