自分の物語を商品化するときに、気をつけておきたい思い出補正。

独立後、自分がたどってきた道=物語は、商品となる可能性があります。
ただ、そのときに気をつけたいのは、思い出補正です。

※思い出のゲーム by Sony α7SⅢ+24-70mmF2.8Ⅱ

思い出補正に注意

ゲーム、アニメ、漫画などで怖いものがあります。
それは、思い出補正。

思い出補正とは、過去を美化してしまうこと。
昔楽しんだゲーム、アニメ、漫画で、いい思い出を持っていても、いざ今触れてみるとそうでもないということもあります。
たとえ、絵がきれいになり、リメイクされていても。

リメイクされているがゆえに、合わないということもあります。

ゲームでいえば、
・操作性がよくない
・シナリオがつまらない
・システムが古い(ひたすらレベル上げ。敵が強すぎるなど)
といったことがあるのです。

いい思い出があるゲームでも、「思い出補正があるしな」と一歩引いてみています。
21年前、2001年7月19日に発売された名作ファイナルファンタジー10も、そうでした。
当時税理士試験の10日ほど前。
・試験が終わってから買う
・試験前に思いっきりプレイしてスッキリして試験に
のうち、後者を選びました。

結果は、3つ受けたうちの2つ合格。
スッキリしたから2つ合格したのか、ゲームしたから1つ不合格だったか。
私は、今でも前者と思っています。

そんな名作、ファイナルファンタジー10も、数年後にリメイク(リマスター)版をプレイしたら、あれ?という感じでした。
その後は、思い出のままとどめております。

今週末発売のライブ・ア・ライブも様子見です。
当時(1994年)、めちゃくちゃはまったのですが、思い出補正もありますから。

自分の物語でも、この思い出補正は気をつけなければいけません。

 

自分の物語の思い出補正

自分の物語、過去は、商品をなりえます。
独立前、独立後に歩んできた道、考えてきたこと、やってきたことは、他の方の参考になりうるものです。

その商品化の際に気をつけたいのは、思い出補正。

いいことばかりを覚えている、いいことだけだったかのように補正してしまうと、商品の価値は落ちます。
悪いこと、失敗したこと、うまく行かなかったことを忘れないようにしたいものです。

むしろ、悪いことのほうに価値があります。

私は、悪いことも失敗したこともうまく行かなかったこともやまほどありますので、それをずっと忘れないようにして、美化しないようにしているのです。
商品価値を磨くためにも。

「がむしゃらにがんばったらうまくいった」
「結果はついてくる」
「昔のことなんて覚えていない」
だと、商品になりませんから。

 

自分の物語をたとえ商品にしないとしても、思い出補正をしないメリットはあります。
過去を正確に覚えておくこと、向き合っておくことは、
・自己肯定、自信
・改善
・自制
につながるからです。

過去を覚えておけば、そこからの変化率は自己肯定、自信につながりますし、過去の失敗から今の改善につなげることはできます。
そして、できなかった、だめだった自分と向き合うことで、今、調子に乗ることを防ぐことができるのです。

思い出補正をなくしていきましょう。
次のようなことをやっています。

思い出補正を防ぐには

思い出したことをメモしておく

思い出したことは、その都度メモしておきましょう。
ブログやYouTubeなどで発信しておくのもおすすめです。
セミナーを企画するのもいいでしょう。

私は2007年に独立後、2010年9月18日にはじめて独立セミナーを開きました。
セミナーとなると、さらに思い出しが加速します。
それ以外にも、ブログやメルマガで発信してきたこともメモとなりました。

2015年には書籍にも。
ひとり税理士の仕事術―雇われない・雇わない働き方 仕事も人生も楽しむ税理士

近年、Kindleにもまとめています。
営業が苦手だけど独立しちゃった人のための営業入門
独立前に知っておきたい独立後のデメリット
独立は楽ではないけど楽しめる (タイムコンサルティング・ブックス)

今なら、ブログ、メルマガ、YouTubeで発信しつつ、Kindleがおすすめです。
(その上で出版を目指しましょう)
もちろん、思い出補正を取り除きつつ。

現地に行ってみる

物や場所に記憶は宿っています。
独立前や独立当初の場所に行ってみる、当時使っていた物に触れてみて、当時を思い出してみましょう。
その当時に流行っていたもの、自分がハマっていたものに触れるのもおすすめです。

私は独立当初、秋葉原にオフィスを借りていました。
折にふれて、その近辺に行くようにしています。
今はもう、思い出補正はありませんが。

数字、過去の記述を見てみる

独立後であれば、経理のデータがあるはずです。
それを眺めてみましょう。
売上はどのくらいだったか。
利益は出ていたのか。

数字は現実です。
思い出補正を取り払ってくれます。

何を買っていたかもわかるので(むしろそうであるように記録しておきましょう)、思い出すことも多いはずです。

無駄遣いや失敗もあるでしょうから、見るのはつらいかもしれませんが、自分の過去は、自分の一部。
背負い過ぎもよくありませんが、目を背けすぎるのもよくありません。
適度に付き合いましょう。

そして、過去の記述。
発信していれば、その記述が残っていますので、見返してみましょう。
個人的な日記、メモでもかまいません。

何も残っていなければ、当時のメールを見てみましょう。
メールからも当時を思い出せます。
今見ると、文章が硬すぎて情けないです……。

当時つくったファイル(Excelやパワポなど)も残っていれば、見返してみましょう。
私は、独立して3年後くらいに、見返してみたとき、びっくりしました。
もっとイケてると思っていましたが、そうではなく。

このように過去の事実を見て、思い出補正をなくしていきましょう。

そして、「今」も、今後、思い出補正がかかる可能性がありますので、それに備えて記録はしておきたいものです。
将来の商品化に備えて。



■編集後記
昨日は、税理士業を中心に。
打ち合わせも。

新刊の原稿も届きました。

1日1新Kindle『1日1新』Instagram『1日1新』
とあるところ

■娘(5歳)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
足し算、だいぶ速く正確になりました。
ただ、ノートに問題を書いて解いてもらうと、なぜか間違えます。
なんか違うのかどうか……。