Nikon Z9レビュー。1.3kgを軽く感じるその魅力・Z7Ⅱとの比較。

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Nikonのカメラ、Z9を50歳の誕生日記念も兼ねて(何個目かの……)買いました。
1.3kgという重さ、大きさが心配でしたが、それらを覆す魅力があります。

※Nikon Z9を構えたところ by Sony α1+50mmF1.2

Nikon Z9の欠点は重さ・大きさ

カメラは一眼レフの時代からミラーがないミラーレス一眼の時代となり、小型・軽量化されてきました。
そんな中、登場したのは、Z9。
1.3kgという重さです。

通常のミラーレス一眼は、600gから700gほど。
軽いものだと、400gほどのものもあります。

以前持っていて、重すぎてつらかったPanasonic S1でも1kgほど。
さらに300g重いのがNikon Z9です。

重いだけではなく、大きいのがNikon Z9。
バッテリーグリップ一体型といわれるもので、真四角です。

「筋トレやってるんですね」
「筋トレ、どのくらいやっていますか?」
「陸上(競技)やってたんですか、砲丸投げですか?」
と言われることもある私は、華奢な方ではなく、多少なりとも重いものは持ち歩けます。

そんな私も、「1.3kgのカメラはないわ……これにレンズもつくわけだし」と思っていました。
幾度となく店頭で試し、「ないわ……」と。

全体とのバランスはこんな感じです。

しかしながら、買ってみたら、その重さも大きさも吹っ飛びました。
それらを覆す魅力があり、毎日持ち歩いているほどです。
それまで使っていたZ7Ⅱは使わなくなりました。
(今日売りに出します。いい値がついたので)

重さに関しては、その魅力と愛情、そしてストラップでなんとかしています。
(他のカメラで愛用しているクラッチは使えないので)
カメラの純正ストラップを使わないという選択。1万円以上するとしても。

純正のストラップだとより重く感じるのです。

また、1.3kgの本体に1.3kgのレンズを付けるとさすがに重く感じます。

今は、このZ9ともう1台を持ち歩くことが多いです。
重さにも慣れてきた感が。

また、大きいというデメリットは、メリットでもあります。

Nikon Z9の大きいというメリット

カメラが大きいと、
・持ちやすい
というメリットがあります。

縦にも持つことができ、z9はここにシャッターボタンがあります。

縦位置の写真も撮りやすく、縦で撮ることも増えました。
(ブログでは、横位置をメインに使っています。)
プロフィール写真撮影でも便利です。

こんな感じに構えることができます。

Z9はバッテリーも大きいので、バッテリーが持つというのがメリットです。

バッテリーもめちゃくちゃ大きいですから。
通常、予備のバッテリーを買うのですが、今回はまだ買っていません。
十分持つからです。

他のカメラだと、1日で多少なりとも減ってしまいますが、Z9だと2日に1回充電すればいいかなというくらいですみます。

そして、カメラが大きいと各ボタンも押しやすく、すばやく操作できるのもメリットです。
メニューを表示して選ぶよりも、物理的なボタンのほうが早いですから。

重さ→ストラップと性能への満足度でカバー
大きさ→メリットもある
ということです。

Nikonの通常モデルであるZ7Ⅱと比べてみました。

Nikon Z9とZ7Ⅱの比較

Z9とZ7Ⅱを比べてみました。
上から見たところ。

手前から見たところ。
大きさはこれくらい違います。

横から見たところ。
(Z9、ZZガンダムのようで好きです)

写りはどうか。
画素は同じであり、静止画であれば、どちらも変わりません。

値段の差と重さ、大きさは、
・操作性、持ち安さ
・ファインダー
・バッテリーの持ち
・縦位置
・シャッタースピード
・オートフォーカス
・連写スピード
・メニューの操作性、処理速度
をどう感じるかでしょう。

Z9 Z7Ⅱ
新品価格 62万円 35万円
重さ 1340g 705g
大きさ 149×149.5×90.5 134×100.5×69.5
液晶可動 4軸チルト チルト
ファインダー ◎Real-Live Viewfinder
バッテリー 持つ 持たない
シャッタースピード 1/32000 1/8000
被写体検出 自動、9種類 2種類
液晶モニター
画素 4571万画素 4575万画素
カード XQD、CF TypeB SD、XQD、CF TypeB
動画 8K 4K
縦位置グリップ
夜、暗いところ
連射 10〜20コマ、120コマ 10コマ
シャッター 電子シャッターのみ メカ、電子
画像処理エンジン EXPEED7 EXPEED6×2

 

ファインダーの差は大きいです。
スペック上は同じなのですが、Z9は、 Real-Live Viewfinderと名付けられており、明らかに違います。
Z9購入後、Z7Ⅱを使わなくなったくらい。
Z7Ⅱのファインダーも十分きれいなのですが。

液晶モニターもスペックは同じなのですが、Z9のほうがきれいに見えます。
Nikonは、スペックに表れない違いがあることが多いです。
ソニーは、何かしら見せ方を変えることが多いような。

オートフォーカスが自動認識なのもうれしいです。
通常は、人、動物、鳥などで切り替える必要があります。
(Z9も切り替えることはできます)
連写機能はZ9のほうが当然高いのですが、ファインダーの見えやすさが動きものを撮るときに便利で、そのメリットも大きいです。
シャッターを切ると通常ブラックアウトという一瞬真っ暗になるのですが、Z9はそれがありません。

そのシャッターは、通常メカシャッターと電子シャッターがあり、Z9は、電子シャッターのみ。
シャッターが壊れる、消耗する、振動があるということがないのです。
電子シャッターには、動きものを撮るときに、ゆがむというデメリットがありますが、Z9はそのあたりも解決しています。

シャッタースピードが1/32000秒まであるのもうれしいです。
通常は、1/8000秒くらいですから。
シャッタースピードを上げられると、
・昼間に撮影しやすい
・動きを止められる
というメリットがあります。

スペックが高すぎる=オーバースペックな面もありますが、
・操作性のよさ
・ファインダー
・オートフォーカス性能
は、写真を撮るのをより楽しくしてくれるものです。
値段分の違いはあります。
中古でもうちょっと下がればさらに買いですが。
(現状新品の−3万円くらいです。それなら新品のほうがいいかと)

Nikonで選ぶなら、えいやっとZ9もありかと。
現状のラインナップは、こういったものです。

2018年 Z6 Z7
2019年 Z50(APS-C)
2020年 Z5(最も安い) Z6Ⅱ(2400万画素) Z7Ⅱ(4500万画素) Zfc(APS-C レトロな外観・操作)
2021年 Z9 
2022年 Z30(APS-C 動画向け)

画素はそれほどなくてもいいので、Z6Ⅱあたりも狙い目です。
(中古で22万円くらい)
Z5は持っていました。
Z7Ⅱと比べるとオートフォーカス性能はだいぶ落ちるイメージです。
もっと軽くて小さければおもしろいのですが。

2023年は、Z9の技術を一部使ったZ6Ⅲ、Z7Ⅲが噂されています。
これを待ってもいいでしょうね。
出る確証はありませんが。



■編集後記
昨日は、引き続きトマム。
朝は、速攻で朝食ビュッフェへ。
遅れると待たなければいけないので。
その後、速攻で乗馬の予約を。
待ち時間は雪ソリや雪合戦。

乗馬の後、プール→温泉→ランチと楽しみ、特急→飛行機で帰ってきました。

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ヒガラ(鳥)
ハローキティフライト
麺屋 竹蔵
hal

■娘(5歳)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
トマム3日目。
雪の上で乗馬でき、しかも白馬。
整理券の行列に並び(30分ほど)、無事乗れました。
ランチのラーメンも楽しんでいました。
シメはプールで。
帰りの空港ではハローキティコーナーを見に行き、ロイズ(チョコレート)を。
特急で寝たので機内も元気でした。

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