領収書(領収証)をうまく書いてもらえば経費にしやすいのか。お客様から頼まれたらどうするか。

領収書(領収証)の書き方によって経費になるかどうか。
書き方で変わるものではありません。
もし、変な頼まれ方をしたら、断りましょう。

※お客様先で by Canon RP+50mmF1.8

領収書があれば経費?

みんな大好きな経費。
・税金を減らせる
・得した感がある
からでしょう。

その経費、「領収書が必要」というのは、よく知られていることです。

多くの場合、
「領収書があれば経費になる」
「領収書を出してもらえれば経費になる」
と認識されています。

これはちょっと違うのです。
「領収書があれば経費になる」

「領収書があれば、経費になる可能性がある」

領収書があっても、それが経費にふさわしいものでなければいけません。
たとえば、プライベートのものを買ったとき、領収書をもらうことはできます。
領収書があればいいというわけではないのです。

「領収書を出してもらえれば経費になる」

「領収書を出してもらうことが経費になる条件ではない」

領収書を出す側が、「経費かどうか」を判定しているわけではありません。
「仕事に使うんですか?」と聞いてから領収書を出してもらうわけではないですから。
仮にそうだとしても、「◯◯さんが領収書出してくれたから」という理由は、通用しません。

領収書=経費ではないということです。
そして、その領収書をうまく書いてもらえば経費になるわけでもありません。

 

領収書をうまく書いてもらう?

領収書は、通常「ただし書き」を入れます。
・セミナー代として
・パソコン代として
・コンサルティング料として
など。

これを経費っぽく書いてもらえばいいかどうか。
たとえば、美容院で、カットしてもらって「お品代」と書いてもらえば経費になるか。
なりません。

領収書だけが経費の要件ではないからです。
ただし書きをごまかしたとしても、店の名前で、経費ではないと判断できる場合もあります。
店の名前までは変えないでしょうから。

また、領収書のごまかしは、鼻が利く人間が見ればわかります。
領収書を確認しなくても、データ上で、「ん?」と思うものです。
(税務調査では紙をチェックすることが多いのですが)

経費の証拠の1つである領収書は、レシートでもかまいません。
ただ、レシートだと印字されてしまうので、ごまかしがしにくいもの。
「領収書なら経費に落とせる!」とレシートがあるのに、あえて領収書をもらうケースもあるものです。
(このブログの読者の方はそうではないと思いますが)

そして、その領収書をもらうときに、「◯◯代と書いてください」と頼むのはどうか。
その頼んだ側だけが罰せられればそれでいいのですが、厳密には、融通を利かせて、ただし書きをごまかして書いた側=店側も罰せられます。
(文書偽造)

まあ、実際に罰せられることはないでしょうが、他人に迷惑をかけ、罪の片棒をかつがせてまで、経費を増やさないようにしたいものです。

独立後、もし、その領収書のごまかしを頼まれたらどうすべきでしょうか。

領収書のごまかしを頼まれたら

領収書のごまかしを頼まれたら、やんわりと断りましょう。
一度OKすると、その方にリピートしていただけた場合、そのごまかしをずっと続けなければいけなくなります。

・「税務署に言われたので」
・「税理士がうるさいので」
・「業界で言われたので」
などと理由をつけて、断りましょう。

すでに、そうしている場合も。

とはいえ、大事なお客様。
領収書のごまかしを断ったら、売上がなくなる可能性もあります。
売上がどのくらい減るかにもよりますが、それでも断りたいものです。
一線引いておくことは、今後の財産にもなります。

法律がどうのこうの、罰せられる、見つかる・ばれるという問題ではありません。
自分の中の正義の問題です。

私も、領収書のごまかしではありませんが、それに相当すること、それ以上のことを求められたことがありました。
そのとき、正直迷いつつも断ったことが今に続く財産です。
売上は失いましたけど。

領収書のごまかしその他のことを求める方は、「お客様じゃない」と考えましょう。
そうつっぱれるくらいの営業力、お金の余力は持ちたいものです。

 



■編集後記
昨日はタスク実行デー。
粛々とトライアスロンタスクも。
朝、スイムのフォームチェック、整体へ。

午後は、個別コンサルティング。
数字、経理改善など。

夜は、オンライン講座プロジェクトのセミナーを開催。
その後、トライアスロンの荷造り。

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東京体育館 スマホ健康チェックシート
オンライン講座プロジェクト セミナー

■娘(5歳)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
Netflixでパウ・パトロール・ムービーがはじまり、夢中でみています。
去年の夏、映画館で観ました。
飽きているものもある中、これは続いています。

経費

Posted by 税理士 井ノ上 陽一