制約が苦手だけど、制約が多い「出版」という仕事をやっている理由

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制約が苦手な私が、制約のある仕事をやっていることもあります。
それなりの理由があるからです。

 

※徳之島の宿にて 著書『ひとり税理士の仕事術』電子版の目次 iPhone X

苦手な仕事から逃げてもいい

雇われ時代、不安だったのは、「苦手な仕事をさせられたらどうしよう」というものでした。
たとえば、営業、モノを売るなんて考えられなかったので、営業に回されたらどうしようと思っていました。
とはいえ、就職浪人し、たどりついたのは公務員。

営業という仕事からは逃れられましたが、
・しがらみが多い仕事
・残業(待機)せざるを得ない仕事
・面白いと思えない仕事
など、苦手とするものはやらざる得ませんでした。

税理士事務所に入ってからも、苦手な仕事は多数。
流れ着いた独立では、苦手な仕事から逃げています。

もちろん、最初からそうできたわけではありませんが、ちょっとずつ変えてきて、逃げてきました。
その逃げてきた(逃げている)仕事の1つは、制約が多い仕事。
自分でコントロールできない要素が多い仕事は選ばないようにしています。

例外として、制約が多くてもやっているのは、「出版」という仕事です。

「出版」は制約が多い仕事

「出版」は思った以上に制約が多い仕事です。

自分だけではできない

まず、自分だけではできません。
自分だけで書いて出版する方法もありますが、通常は、出版社の編集者の方から声がかからないとできない仕事です。

原稿や企画を持ち込む方法や伝手を頼る方法もあるのでしょうが、確率は低くなります。

好きに書けないことも

書く内容も、自分の好きなようなものが書けるとは限りません。

それでも、自分なりに本につながるような工夫をしていますし、書く内容も、「これはゆずれない」というポイントは譲れないですし、自分がお役に立てないと思えばお断りしています。
カウントすると、

・これまで書いた本 10冊(+監修1冊)
・お断りした本 13冊
です。

お断りしたタイミングにはいろいろあります。

タイトル、表紙、価格、部数

ほぼコントロールできないのは、

・本のタイトル
・表紙
・価格
・部数
です。

こういうタイトルがいい!デザインがいい!というのは、意見を多少いうことはできても、基本的には、プロに任せるべきものです。
少なくてもいいから高めで、安く多く売りたいということもプロにお任せとなります。

発売時期

これは多少コントロールがききますが、どうしてもこの時期に!というものもあるにはあります。

売上

そして売上。
これはコントロールできません。
これくらいかかったからこれくらいの売上が欲しいと思っても、売れなければそれまでです。
売上が未知数なのは制約があるといえるでしょう。

制約があっても「出版」をやる理由

こういった制約があっても、「出版」をやっている、またおすすめするには理由があります。

プロの手を借りることができるから

出版は自分ひとりではできません。
だからいいのです。

自分の企画、考え、書き方などをプロのアドバイスを受けながら、共同で仕上げていくのが出版。
見出しの付け方、表現の仕方、出版の事情、売り方、視点などを学べます。
他の仕事にはないメリットです。

自分のレベルアップにもなるから

本を書くのはめちゃくちゃ大変です。
プレッシャーもありますし、今でも慣れません。
ただ、ピンチをくぐり抜ければ抜けるほど、強くなるのは世の常、ドラゴンボールの常識。

書くたびにレベルアップしています。
逆にいえば、レベルアップにつながらない本は書きません。

出版だから知ってもらえることもあるから

ブログをそれなりに書いていても、限界があります。
体系的にまとまった本だからこそ、伝わることもありますし、知っていただくことも多いものです。

「本で知りました」という方が多く、「本を読んで独立しました」「本を読んでやってみました」という声も多くいただいております。

もちろん、ブログにもその効果はありますが、その流通経路は、また違うものです。
チャネル(販売経路)の1つとして、出版を考えています。

受け取る金額と、価格の特殊性があるから

ひとりで仕事をすると、原則として、5万円を払っていただき、5万円を受け取ります。
出版は、2,000円を払っていただき、たとえば30万円を受け取るという特殊性があるのです。
この出版があれば、自分のノウハウを2,000円で広める道が開けます。

無料のもの、2000円前後、1万円前後、2万円前後・・・と様々な価格帯をそろえることは、売上の分散にもなりますし、必要な方へ自分のサービスを届けるためにおすすめです。

「違い」になるから

出版している人のほうが少ない以上、出しておくとそれは「違い」になります。
もちろん、出せばいいものでもありませんが、自分がお役に立てるものであれば、積極的に出していきましょう。

そして、出版を考えているなら、積極的に狙うべきです。
・窓口、依頼フォームを整える
・ネットで書く(検索してもらう、どういう文章を書くかみていただく)
・出したい分野の本は、日々徹底して研究する

などといったことがやっていきましょう。

決して楽ではない仕事ですが、おすすめしているのは、これらの理由があるからです。

動画 ひとりしごと出版セミナー – 株式会社タイムコンサルティング

 

〇Amazonの著書一覧

Amazon 井ノ上陽一の著書

 

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監修本『十人十色の「ひとり税理士」という生き方』も近日発売されます。

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【編集後記】
昨日は、鹿児島経由で、徳之島へ。
トライアスロンのためです。
台風が近づいているとのことで、スイムの中止は決定。。。
ラン5.8㎞→バイク75㎞→ラン21㎞になる予定です。

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」

徳之島
鹿児島空港
徳之島 マルーン
徳之島 Airbnb

【昨日の娘日記】

LINE電話、ちょっとわかるようになってきたのか、通話が終わると泣くようです。

電話中は真顔なんですが。

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