消費税がかからない範囲、売上1000万円におさえるべきか

売上が1000万円を超えると、消費税を払わなければいけなくなります。
そうならないように、1000万円におさえるのはありかどうか、考えてみました。

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※自宅にて iPhone X

「消費税を払う」とはどういうことか

「消費税を払う」というと、常にやっていることではあります。
事業をやっていなくても、大人じゃなくても、やることです。

100円の商品を買えば、8円の消費税と合わせて、108円払います。
この8円は、その店がいったん預かって、国(と地方)に払うわけです。

今回の記事でいう「消費税を払う」とは、独立後、事業を始めてからの「消費税を払う」をいいます。
先ほどの事例で、いったん預かる側になるのです。

消費税の計算

ひとりしごとの場合、消費税の計算は、簡易課税といわれる、支払う消費税を売上から計算する方法でやることがほどんとです。

(もう1つの方法は、売上と仕入・経費から計算します)

業種ごとにその割合は決まっており、売上1,080万円(消費税込)の場合、

・卸売業 8万円


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・小売業 16万円

・製造業 24万円

・その他 32万円

・サービス業 40万円

・不動産業 48万円

の消費税を払うことになります。

消費税を払うようになると、売上1000万円ほどなら、だいたいこのくらい出ていくと考えておきましょう。
厳密な計算なら、売上の消費税に、

・卸売業 10%

・小売業 20%

・製造業 30%

・その他 40%

・サービス業 50%

・不動産業 60%

をかけます。

「1,080万円の消費税(8/108)だから、80万円では?」と思うかもしれません。
売上で預かるのは80万円ですが、支払うときにも消費税を払っているはずです。前述の例のように。

通常は支払った消費税も厳密に計算するのですが、大変です。
消費税がかかっているかいないかの判断はそれなりに複雑になります。

(昔、税理士試験の消費税法を受験しているとき、父にそう話したら、「消費税って、5%以外に勉強することあるのか?」と言われましたが……。)

そのため、一定の売上(5000万円)以下なら、簡易的に売り上げだけで計算していいよというルールがあるのです。
その計算方法は、業種ごとに割合が決まっているので、さきほどのような金額になります。
(複数の業種がある場合は、それなりに複雑になります、簡易でも)

売上1000万円を超えたら、2年後から消費税を払う

この消費税、「売上1000万円を超えたら」とよくいわれてています。

これをおさらいすると、
・売上1000万円を超えた、次の次の年(2年後。法人の場合は2期後)
・その年の売上は関係ない
というルールです。

※その他、資本金が1000万円以上や給料を一定以上払うといった特例はあります。

2018年の結果によって、2年後に影響があるのです。
そのときの売上で計算するので、2020年の売上がどうであろうと関係ありません。
※事例はサービス業の例

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そして、今の予定だと2019年10月に消費税が10%に上がります。
税金の負担は、もうちょっと増えるのです。

先ほどと同じく、1080万円の売上で考えると、消費税10%後はこうなります。

・卸売業 10万円

・小売業 20万円

・製造業 29万円

・その他 39万円

・サービス業 49万円

・不動産業 59万円

売上1000万円を超えないように働く

消費税の負担はそれなりの大きいものです。
では、消費税つれぇーー→売上1000万円超えないようにしよう!というのはアリなのでしょうが。

ひとりしごとの考え方、当ブログの考え方からするとアリです。
売上を増やし、拡大していくのが目的ではありませんから。

1000万円を超えない範囲、たとえば、800万円、900万円でも、経費をかけず利益を出していけば、十分でしょう。
無理をして経費をかけて、売上を増やして、それでいて消費税を払うということをしなくてもすみます。
(生活コスト、住む場所にもよりますが)

売上1000万円!を目指しがちですが、必要ないなら周りに惑わされず、1000万円なくてもいいわけです。

ひとりなら、人件費はかかりません。
あとは、家賃、通信費、交通費、広告宣伝費などを極力かけないようにし、売上を増やすのではなく、利益を増やしお金を残すことを考えましょう。

売上を増やす=利益が増える・お金が残る
ではありません。

売上2000万円で、100万円しか残らない

よりも、

売上800万円で、300万円残す

ほうが、仕事量も少なくて済みますし、時間とお金のバランスもとれます。

夫婦ともに独立し、800万円ずつ1600万円というのもおもしろいでしょうね。
これでも消費税はかかりません。

無理に拡大せず、自分がコントロールできる範囲で、1000万円を超えれば、それはそれで問題ありません。
無理に拡大し、自分のコントール外で、時間がなく、1000万円をちょっとだけ超えて、消費税を払うとならないようにしたいものです。

超えるならば、1200万円、1500万円、2000万円を無理なくというのを目指したいもので、そうすれば、消費税の負担も吸収できます。
痛いのは痛いですけどね。
無理なくとなると、レバレッジのきく売上=仕事(出版、ブログ、講演など)、も必要です。

消費税については、こちらの記事を参考にしていただければ。

法人成り(法人化)すると、フリーランスは本当に得するのか | EX-IT

売上1,000万円を超えたら確認!ネット(e-Tax)で消費税簡易課税制度選択届出書の作成・提出方法。 | EX-IT


■編集後記

レゴランドの年間パスポートが割引だったので買ってみました。
これでいつでも行けます。

そのレゴランドが入っているデックスで、おかあさんといっしょグッズの抽選会があったので、他にも買い物していざ!と抽選に行くと、ほとんどの賞品は、品切れ。
ぬりえはようやく引き当てました。
「賞品がなくなり次第終了」とはあるのですが、本当になくなるとは。
ガラピコのぬいぐるみとか、パズルとか狙ってたんですが。

■昨日の1日1新
※詳細は→「1日1新」

レゴランド
レゴランド年間パスポート
デックスABCストアで買い物
たこ焼きミュージアム

■昨日の娘日記
昨日は、レゴランドへ。
キリンやゾウ、サルのレゴに大喜び。
その後は、新しい靴を買い、たこやきミュージアムでたこ焼きでした。


■スポンサードリンク ■井ノ上陽一のプロフィール
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井ノ上陽一のVALU
■著書
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