ずらす時間術で新聞取材。ずらす時間術の真髄は「大義名分」。

先日、共同通信社から取材を受けました。
テーマは、ずらす時間術です。

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※自宅にて iPhoneX

共同通信社から、ずらす時間術で取材

先日、共同通信社様から取材を受けました。

取材結果は、全国各地の新聞社へ配信され、それぞれの新聞で掲載される(されない場合も)というしくみです。

現在、確認できたのは、

・愛媛新聞(愛媛)

・神戸新聞(兵庫)

・岩手日報(岩手)

・下野新聞(栃木)


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・四国新聞(香川)

・沖縄タイムス(沖縄)

で、今後(4/29以降)も掲載される可能性はあります。

写真も載せていただけました。

(2017年8月25日の東京での『ひとり税理士のIT仕事術』セミナーでの写真)

きっかけは時間術を書いた、この本。

その中でも、ずらす時間術がメインでした。

なお、取材の依頼は、ブログからいただいています。
ブログ記事やプロフィールも細かく読んでいただき、その上でのご依頼で、固有のメッセージであり、取材を楽しみにしていました。

取材自体も楽しく話させていただき、ついつい話しすぎて予定の時間をオーバーしてしまうほどで、申し訳なかったです。

(時間術の取材だったのですが)

プロフィールに「紙が嫌い」と書いているので、記者さんから「すいません、紙の媒体の仕事で」ときづかっていただき、苦笑いも。

紙を扱う作業が嫌いなだけで紙媒体の仕事は大丈夫です。紙の本も書いているわけですし。

仕事を受ける基準は、あながち間違っていないなと感じた取材でした。

独立前・独立後のずらす時間術

「ずらす時間術」とは、人とは違う時間の使い方をする、つまり「ずらす」ことで時間効率、成果を上げることです。

独立前にやってきたことと独立後にやってきたことは微妙に違います。

独立前は、組織に属していましたが、組織に染まらないようにし、時間の使い方をずらしていました。。

(どちらかというと、「染まれない」わけですが)

公務員、税理士事務所×3、IT企業というキャリアで、税理士事務所、IT企業はもちろん、公務員にも一生勤め上げる気はなかったのです。

自ずと時間の使い方は変わってきます。

「時間をずらす」とは、他人とは違う時間の使い方をすること。
いろんなずらしパターンを挙げてみました。

ランチの時間をずらす

独立まではランチの時間が決められていたところ、そうでないところがあります。

12時から13時がランチだと、どこも混んでいますし、落ち着かないし休めません。
かつ、ひとりで行ければいいのですが、同僚や上司といくと、それほど有意義な時間とは言えませんでした。

同僚とは愚痴、上司からはありがたい話。

12時になったらすぐランチに行ければいいのですが、一緒に行く人がすぐに出ないと出れません。
電話している、もうちょっとメールしてから、そもそも席にいないなど、待たされることもありました。
こっちはお腹もすかせているのに。

ランチの時間を、なんとか有意義に使いたいと、編み出したのがずらしでした。

通常12時から13時がランチとすると下のように自分の時間をつくれます。

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とはいえ、「ランチ一緒に行きたくないです」とは言えません。

そこで考えたのが、ランチを持っていくこと。
持ってきてれば、ランチに行かなくてすみます。

社会人1年目からその作戦を使いました。

どっちみち持っていくなら弁当にしようと弁当を作り出したのもその頃です。
料理は趣味で、夜はつくっていましたので。

「弁当男子」というキャラをつくっていれば、ランチも一緒にいかず部屋や会議室で弁当を食べることができます。

(電話がかかってきてめんどくさいことや弁当組に巻き込まれてめんどくさいことはありましたが)

ランチを弁当で手早くすませて、残りの50分~55分。

定時に帰るために仕事をしたり、Excelやプログラミング、PCの研究をしたりしていました。

(ゲームしてたときもありましたが)

後に、税理士試験の勉強をはじめてからは、勉強です。
70分で解く問題(模試)を45分で解いて5分で答え合わせということもやっていました。

ランチの時間を選べる職場だと、12時から13時を避けてランチに行くという手もあります。

(仲がいい同僚がいた職場はそうしていたこともあります)

仕事中の時間をずらす

仕事中に仕事だけをしていたわけではありません。

目の前の仕事を終わらせて、空いた時間は、効率化を研究していました。

通常が9時から17時と考えると、下のように自分の時間をつくれます。

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Excel、マクロ、プログラミング、ネット、PC、改善、試行錯誤などを身に着けたのはこの研究があったからです。

目の前の仕事をするだけではなく、自分のスキルを上げることに時間を使っていました。

人と違う時間の使い方、つまりずらしていたわけです。

その結果は、勤め先の仕事に還元したので、問題ありません。

ただ、「効率化を研究しています」「もっと早く終わらせるためにExcelを磨きます」「このプログラムが完成すればもっと効率化するはずです」と言ってしまっては、「そんな時間があるならこの仕事をやってくれ」となってしまいます。

だからこそ、仕事が早く終わったということは隠していました。

時間をずらすにはそうせざるを得ません。

勤め先(上司)の時間の感覚とずらすことも大事なのです。

そもそも、勤め先は、「定額(低額)の給料でできる限り多く働いてほしい」という思惑ですので、与えられる仕事はその勤め先のためになることがほとんど。
自分のスキルを上げてくれる仕事を与えてもらえるとは限りません。

仕事を一生やっていく以上、スキルを上げていくのは至上命題。

自分でなんとかしなければいけません。

もちろん、勤め先によるでしょうが。

仕事後の時間をずらす

そして、1日中仕事をしていたわけではありませんでした。

2000年4月に税理士試験受験を決めたからは、勉強。

税理士という資格をとるため、そして独立するためです。

残業をしないように工夫し、仕事の後飲みに行ったり、遊んでいたりしていることがほとんどの中、ひたすら勉強していたわけです。

(ゲームもしていましたが)

9時から23時まで仕事と比べると、仕事中も自分の時間をつくっているので、下のようにこんな感じになります。

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当時27歳。30歳で資格を取るまでの約3年間、火遊びも夜遊びもせず、勉強の毎日でした。

仕事の後、18時20分から21時20分まで学校に行き、その後帰ると、ナイター帰り(学校が主に水道橋だったので)や飲み会帰りの方々と電車が一緒になります。
いいなーと思いつつも、自分で選んで道だからと言い聞かせて家路についていました。

こういった時間の使い方もずらしで、このおかげで今があります。

もちろん、社内で活躍して成果を出すという方法もありますが、私にはこの方法しか見つかりませんでした。

独立後のずらす時間術

そして、独立後。

早起きをやりはじめて、まずは、4時から9時を自分の時間にあてました。
9時になると電話があったりメールがきたりしていた時期です。
仕事が終わってからは、自分のことができます。

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早起きをすると夜起きてられません。
夜の時間は少なくなります。
それがいいのです。

夜の予定を厳選できますし、「早起きですので」と早起きキャラがあれば、飲み会を切り上げることや断ることもできます。

この頃は気が進まない飲み会や、中途半端な二次会、誰待ち?なだらだらした飲み会がありました。

・12:00-13:00にランチしない(外食するときは)

・通勤、帰宅ラッシュ時に電車に乗らない
・休日の混んでいる時に予定をこなさない

・業界の繁忙期に飲み込まれない

などといったことを実現できています。

独立後のずらす時間術2

その独立後のずらす時間術を超えるずらす時間術がありました。

(超サイヤ人を超える超サイヤ人2があったように)

4時から11時までは仕事をし、あとは自分の時間に使うという方法です。
・電話を使わない
・仕事の件数を減らす
・時間をコントロールできる仕事(書く仕事、話す仕事)をつくる

といったことで、9時という区切りを気にせずに時間を使うようになりました。

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独立後のずらす時間術3

そして、今はこんな感じです。
自分と仕事が混ざっています。

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この中に保育園の送り迎えもありますし、トライアスロンのトレーニングもあります。

ただ、4時から11時までの間にはアポを入れません。

集中して自分・仕事をやるためです。

(送りはありますが)

仕事を選ぶ基準として、「自分のスキルを上げるもの」があることも、自分と仕事が融合した理由の1つといえます。

今回のような取材も、アウトプットすることにより自分の思考を整理し、自分のスキルに跳ね返ってくるので、喜んで受けているわけです。

ずらす時間術の真髄は、大義名分

独立前後で、ずらす時間術は異なり、最も大事なことは、少数派を選ぶ勇気です。
大多数と時間をずらすには、ちょっとした勇気がいります。

その勇気を後押しするのが大義名分です。
取材でも聞かれ、記事にもなりました。

独立前

独立前だと周囲とのつながり(しがらみ)もあるでしょう。
・ランチを一緒に行かなきゃ
・先に帰るわけには
・言われた仕事は言われたとおりにこなさなきゃ
そういったことを打ち破る、少数派を選ぶ勇気が必要です。

何かしら大義名分がないと少数派を勇気をもって選べず、時間をずらせません。

私の場合は、「世の中になにか残したい」というのが大義名分でした。
そのためにはもっと強くならなければ、スキルを身につけねばと思っており、さらには組織に残らず独立することを目指していたわけです。

だからこそ組織(悪)に飲み込まれずにすみました。

特に税理士試験を始めたあとは、仕事は仕事でこなす一方で、自分の時間=勉強時間は死守しています。

独立せずに、勤め先にずっと残る場合と、そうでない場合は、時間の使い方は異なるのは当然です。

今、独立前の方、つまり独立を考えている方は、大義名分を掲げ、時間を使い方を周囲とずらしていきましょう。

独立後

独立後も、気をつけないと、周囲とのつながり(しがらみ)があります。
自分が少数派だと不安で、多数派に属して同じような時間の使い方をしていた方が安心です。
その結果、拡大、働き続ける道を選んでしまうことも多いでしょう。
同業の目が気になる可能性もあります。

しかし、違いをつくり、お客様へよりよい価値を提供していくなら、時間の使い方を変えなければいけません。
ましてや独立後は、時間をよりずらしやすくなります。
(仕事量をコントロールできれば。イコール生産性を上げなければいけませんが)

それを後押しするのが大義名分です。
私の場合は
「世の中に何かを残したい」
「お客様によりよい価値を提供したい」
「自分を必要としてくださる方に届けたい」
というものを大義名分にしています。
今は、
「娘に選択肢を持たせたい」
というのも大義名分です。
そのために時間もお金も大事にバランスをとることをめざしています。
大義名分は、自分のため(自由になりたい、楽になりたい)よりも他者に向けて掲げるのがおすすめです。

この大義名分があるので、時間の使い方を考え、自分の時間=鍛錬の時間も確保しますし、その鍛錬の1つであるブログを毎日書くことに微塵の疑問も持っていません。

食べるために仕事をこなすことは大事ですが、そこに時間を100%使っていたら、自分の時間=鍛錬の時間がなくなります。
その自分の時間=鍛錬の時間を確保するために、ずらす時間術の第一歩として朝の時間の活用をやってみるのも手です。

早起きの記事を書いていますので参考にしていただければ。
夜に時間をずらす方法もありますが、夜は時間を必ず確保できるわけではないのが難点です(寝たり、飲み会があったり)。

人と違うことをやるという意味では、毎日新しいことをやる1日1新もおすすめです。
実はかんたんなようで難しく、仕事に100%の時間を使っていたら到底できませんのでいい鍛錬になります。


【編集後記】

昨日は、午後に、話す仕事セミナーを開催。

講演、セミナー、個別コンサルティングなど、私がやっている話す仕事について語りました。
音声をショップで販売しています。
音声 話す仕事 8つのポイント – 株式会社タイムコンサルティング

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」

話す仕事セミナー開催
浜松町 居酒屋 北海道八雲町

【昨日の娘日記】

徒歩10分ほどのスーパーへ2人で買い物。
おとなしかったのですが、バナナの前では、「アッ!」と指差し。
買いました。

その場で欲しがるのではなく、かごに入れると納得するので、買いものということがわかっているか、不思議です。l


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井ノ上陽一のVALU
■著書
【監修】十人十色の「ひとり税理士」という生き方
ひとり税理士のIT仕事術―ITに強くなれば、ひとり税理士の真価を発揮できる!!
フリーランスとひとり社長のための 経理をエクセルでトコトン楽にする本
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